スタートレック:ピカード

Netflixで「スタートレック・ディスカバリー」、ディズニーデラックスで「スターウォーズ・マンダロリアン」が放送中の中、Amazonからは「スタートレック・ピカード」が登場。結局、全部入るしかないんですね?あ、huluが息してないんですけど・・・

それはともかく、「ピカード」ですが、1話観ました。もちろん吹き替えで。Netflixは字幕と吹き替えを観ながら切り替えられるんですが、Amazonは字幕版と吹き替え版が別の番組扱いになってることに気がつかずに、最初のシーンは字幕で観ちゃいました。いかんいかんと吹き替え版を探して再度、観たわけですが、例のポーカーのシーン、やっぱり麦人さんと芳忠さんじゃないとしっくりこない。

しかしまあ、「ディスカバリー」の方は歴史から消された船の話なんで逆にこれまでのスタートレックの歴史をあんまり知らなくても楽しめる様になっているんですが、「ピカード」はもう、これは「新スタートレック」の全178話と劇場版4作、そしてリブート版の1作目を全部観ている人向け。

なんせ第2シーズンの「人間の条件」を観てないとマドックスがどういう人かわからず、第3-4シーズンのクリフハンガーだった「浮遊機械都市ボーグ」および劇場版「ファーストコンタクト」を観ていないとボーグとピカードの関係がわからず、第3シーズン「アンドロイドのめざめ」を観ていないとデータの娘という話がピンとこない。浮遊機械都市ボーグ」 のエピローグである「戦士の休息」と、劇場版「ジェネレーションズ」を観ていないとなぜピカードがワイン農場を持っているかわからないし、リブート版「スタートレック」を観ていないと当然の様に語られる「ロミュランが超新星爆発で大打撃」という事件も知らない。そして、178話の第1話と最終話を見ていないと、ポーカーで「Qのファイブカード」を観ておおぅと思うことも出来ないし、劇場版「ネメシス」を観ていないとデータとB4がどう違うのかもわからない。

いや、こりゃ随分とマニアックなものをこさえましたな・・・

だが、それがいい

というか、そういう私みたいな人が世界中にいっぱいいるってことなんでしょうなあ。

そういうハイコンテクストな作品であり、かつ、「ディスカバリー」と違いテレビで放映しない作品ということもあって、かなーり説明が少なくストーリーの追いづらい作品になってます。まあ、いいんでしょうね、これは一見さんお断りってことで。私としては全然OK。例によって連邦のユニフォームがどうなっちゃってるのかがよくわからなかったけど、まあ、それはいいよね(笑)。

というわけで、全10話楽しませていただきたいと思います。ん、前日譚のマンガがあるの?英語?うーん、大変だなあ。とりあえず、買ってみるけど(安いし)、読めるかなあ。

 

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フォード vs フェラーリ

 

モータースポーツファンの教養ですから、観てきましたとも。

と、言ってもですね。なんせこれは1966年のル・マン24時間レースの話ですから、何が行われているのかさっぱりわかりません。

私も多くの日本人と同じようにマツダ787Bが日本車として初優勝した1991年にル・マンの存在を知り、ちゃんと追っているのはGT1規定になったころから。ポルシェ911GT1が超格好良くて、メルセデスのペラペラのマシンが空中を舞っていたころです。その時代だって今からもう20年以上前なんですけど、この話はそこからさらに30年前。ハントとラウダの話を映画化した「Rush」も教養として観に行きましたが、あの映画の10年前なわけです。

劇中に出てくるドライバーの名前と言えば、ダン・ガーニーとかブルース・マクラーレンとか。ガーニーがガーニーフラップのガーニーだし、マクラーレンはあのF1のマクラーレンチームのマクラーレンであって、ドライバーとしてどうだったかとか、知りませんもの。翌年のル・マン優勝者が佐藤琢磨をチームオーナーとしてインディーカーで走らせていたあのA.J.フォイト御大(御年84歳)ですから、まあ、すっかり昔。

ル・マンだって今と全然違います。ドライバーはフルフェイスのヘルメットどころかゴーグルをつけて走っているし、夜は本気で真っ暗だし、ユノディエールにシケインがないどころかフォードシケインすらないし(まあ、フォードがル・マンに出始めた頃の話なんだからそりゃそうだ)、ホントにルマン式スタートをやってますし(1970年までだったらしい)。

レースというものの価値も、レースチームの規模も、ドライバーという存在も、今とは全然違う。そういう時代のお話です。

とはいえ、数年前にフォードGTが復活して、ル・マンのLGT Proクラスでガッチガチの争いをしていて、その姿に66年に初めてフォードがフェラーリを打ち破ったという伝説とその時のGT40というマシンを重ね合わせて楽しんでいるというのはまったくもって教養のなせるワザであって、それをこうやって最高の映画の形で教えてくれるというのはホントにありがたいことです。

いや、映画はね、ホント、いいんだわ。とにかく、マット・デイモンがいい。良い役者ってのは、ほんと素晴らしい。お話の組み立てもいい。テンポも最高だし、後半30分まるまる使ったル・マン24時間レースのシーンもとても良い。フェラーリがフォードの買収提案を蹴ってフィアットの傘下に入り、怒ったフォードがル・マン24時間に打って出る。それに手を貸したのがあのコブラで有名なシェルビー。そういう大まかな歴史は知っていても、ドラマとして見せられるとびしっと頭に入る(いや、多少ならずも誇張はいろいろあるんだろうとは思うけどさ)し、シェルビーがル・マンを勝った初めてのアメリカ人だったとか知らないこともいろいろあるし。燃えるし、泣ける映画観て、教養まで付けばいうことなし。というわけで、モータースポーツファンは全員観るべし。

そうじゃない人が観て面白いのかどうかは、私にはわかりかねます。ま、でも、たぶん面白いと思うよ?

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スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け

 

いやあ、良かった・・・。本当に良かったよ、J・J・エイブラムスが戻ってきてくれて(笑)。

やっぱりEp.8にすごく不満があったので。いや、3部作の真ん中ってすごく難しいとは思うんです。基本的に「これはマズいぞ?」ってところで終わらなきゃいけないわけですから。見終わった後に爽快感を作れない構造になってます。それはわかるんだけども、だけれども。まあ、不満点は2年前に書いちゃってます。

今作は、前作の不満点はあんまりなし。というか、Ep.8のいろんなことが無かったことになっちゃってます。そういう意味で言うと、3部作が3部作として成立していないので、これはやっぱり失敗じゃ無いのかという意見もあると思います。頭脳派作家として尊敬する若木民喜先生のブログではその点に失望したことで結構辛い点をつけてます。うん、ワカる。でも、やっぱり見終わっての感想は、「ああ、こっちのテイストに戻ってくれてよかった」でした。

と、いうわけでネタバレ線を入れておきます。


 

 

 

 

 

いいかな?

で、Ep.9ではEp.8で作った構造が完全にぶっ壊されてます。

Ep.8の最後で形作られた構造をおさらいしましょう。反乱軍側ではファルコン以外の船がことごとく無くなり、ルークは死に、レイアも瀕死。レイ、フィン、ポーの3人とミレニアム・ファルコンだけが残されている状態。一方のファースト・オーダーはスノークを打ち倒したカイロ・レンと実務能力に長けたハックス将軍の2人の若き主導者の2トップ制になりました。反乱軍に比べればマシですが、銀河スケールで何かできるような組織じゃなくなってますし、そもそもそういうビジョンがあるのかどうか謎。結局、ルークが死んだことによりたった2人になったレイとカイロ・レン、二人のジェダイ候補生(そうなんだよね、カイロ・レンはシスですらない)が、敵味方でありながら惹かれ合い、反発し合い、二人の運命の果てへと繋がっていく・・・

という状況が作られていました。そう、前作終了時点では完全に2人の話になっちゃってました。この2人がどうなるかが問題であって、反乱軍とファースト・オーダーがどうなるかとか、完全にどうでもいい・・・というか、決着が付いちゃってました。まあ、映画としてはそれはアリだと思うんだけども、スターウォーズでそれが見たいのかと言われるとなあ・・・ま、とにかくなんかちっちゃい映画になりそうだな、というのがEp.9の予想でした。

ところが。Ep.9の開始直後で語られたことはこうだと。

  • 反乱軍、結構頑張って立て直した。レイア、頑張ってる。
  • ファースト・オーダーじゃ全然銀河が危機に陥らないので、パルパティーン再登板。隠し持ってた(どうやって?)大艦隊と共に大復活
  • ルークは死んだけど、霊体になってだいたい前作と同じぐらいの活躍ぶり

 完全に前作無視やん。というわけで、むりっやりにどでかい話にしちゃってました。

ただ、

  • 悪役がはっきりして、登場人物たちの動機がクリアになったこと
  • 困難を解決するための手段(悪役を倒すために必要なアイテムの入手)がはっきりしたので、物語が追いかけやすくなったこと
  • 危機を演出するためにどんどん人を殺さなくなったこと

という前作のダメだったところが全部直っているので、見るのは楽で、頭をカラにして楽しめました。

どうなるかわかっていても、赤と青のライトセーバーの激突や、カイロ・レンが母親のライトセーバーを手に戦うところ、無数の艦隊が最後助けに来るところなどは燃えました。「あー、これが見たかった」という感じはあります。また、いろいろおじゃんにはしましたが、レンとレイのつながりがはっきり書かれて、繋がっているが故に同じトコロにいなくても戦う事が出来るという設定は面白い。ここを前作から引き続いて、そして二人の結末まで描いたのは良かったなと思いました。

ただねー、まあ、もの凄い軌道修正が入っているのに2年しか無かったわけだからしょうが無いとは思うんだけど、全体にお話はむっちゃくちゃね。んな、アホなの連続ですな。もう、ツッコミだしたらキリが無いんで目をつむります。ポーもフィンも物語の構造を担う位置から外されちゃってますし、ハックスに至ってはいなかったことになっているぐらいの悲しさ。あの死に方は・・・。いや、役者さんが可哀想。

というわけで、まあ、高い評価は上げられませんけど、それでもEp.8の続きじゃ無くて良かったかな。いや、どうだろう。あのまま行ってたらどうなってたんだろう。興味がなくはない。

さて、後はいろいろとピンポイントにネタ

  • ランド・カルリジアンがゲストなのはいいとして、まさかのハン・ソロ再登場。何でもありか。つか、キャリー・フィッシャー死んでるのにレイアでて、ルークも大活躍。うん、全員出てきちゃってるじゃん。それはない。そして、今作の「嫌な予感がする」担当はランドでした。えっ?もったいな。
  • それにしても、ハン・ソロばっちり出てきているのにハリソン・フォードがクレジットされてないのは何で?そっくりさん?CG?どゆこと?
  • アナキンが「フォースにバランスをもたらすもの」であった以上、ダース・シディアスが倒された後もシスはいるはず。なので、そこをパルパティーンが霊体になって頑張って守ってたのはちょっとうるっとくる(笑)。しかし、もう少しプランは考えような。なぜこのタイミングで出てきたし。
  • フィンの存在で、ファースト・オーダーのトルーパーはクローンじゃないことはわかっていたわけだけど、どうも実態はさらってきた子供を育ててトルーパーにしているらしいこと判明。うん、それは帝国軍のトルーパーに比べて質・量そして倫理的にもダメダメだ(笑)
  • 今回、最終決戦が大気圏内だということで、かなりの無茶が。スターデストロイヤーの甲板上を騎馬で走って行く絵はすごく楽しくて好きだけど、たぶん君らは酸素マスクぐらいないとダメだと思う。
  • レイちゃんはパルパティーンの孫ってことになったわけだけど、チューバッカが捉えられた船を電撃でぶっ飛ばしてた。あれはシスの技ってことでもなくて、パルパティーン家の伝統芸能?
  • ラストシーンで名前を問われたレイがスカイウォーカーを名乗るんだけども、あれってルークの養子になったつもり?それともベンくんのお嫁さんになったつもりなのかしら?(笑)
  • 最後のいろんな船大集合は、Gガンダムの最終回みたいだなーとちょっと思った(笑)
  • Gガンだとしたら、最後は石破ラブラブ天驚拳で勝つはずなんだけど・・というか、当然レイをベンが助けてダース・シディアスの霊体に打ち勝つんじゃないかと思ったんだけど、あそこで手伝わせてももらえないベンくんの不憫さに涙した

というわけで、まあ、この辺りの話をしながらいくらでも酒が飲めるという意味では見ない選択肢はない映画なので、とりあえず皆様もどうぞ。

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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム

実は「ファー・フロム・ホーム」も観てきました。

これは「エンドゲーム」の後日談なので、観ざるを得ないじゃないですか。アベンジャーズシリーズでもスパイダーマンは可愛いキャラだったし、トニー・スタークの愛弟子ですからね。

観に行く前には、「スパイダーマン:ホームカミング」も予習しました。こっちは「シビル・ウォー」の後で、スタークに認めて欲しくてピーターがハッスルしまくって空回りする話。スパイダーマンはご近所ヒーローなのでアベンジャーズに比べるとぐっと物語の規模が小さくなるんだけど、それで映画としての魅力が下がるワケではないところが魅力。悪役のおじさんが格好いいんだよなー。

あー、それでいうと、「エンドゲーム」を観た後で、「ウィンターソルジャー」と「ドクター・ストレンジ」も観ました。どっちも微妙かな・・・。「ウィンターソルジャー」はスティーブの物語としては面白いんだけど、敵も味方もスットコドッコイ揃いで苦労するところがなんともはや。だいたい、大きな悪の組織を出すと、そいつらが何をしようとしているかにリアリティがなくなっちゃうってのはありますよね。

「ドクター・ストレンジ」の方は、お話はしっちゃかめっちゃかながら、カンバーバッチを観ているだけでなんか楽しいというずるい映画。あと、次元を越えて背景がぐっちゃぐっちゃなるアクションはすっごい。映像技術も凄いけど、「こういうのを作ろう」とデザインできる才能が凄い。ま、お話がしっちゃかめっちゃかって書いてますけど、MCU基準でなので、普通のアクション映画の水準は超えてるとは思います。ま、でも、オチが、ねー。タイムストーンは扱いづらいネタではあるよね。

というわけで、他のヒーローに比べればかなり明るめなスパイダーマン。ただし、冒頭から敬愛するスタークおじさんを失った直後で混乱気味。アイアンマンはアベンジャーズの次期リーダーにスパイダーマンを推してた感もあり、世間からも「アイアンマンこと英雄トニー・スタークを継ぐ男」として注目を集めてます。とはいえ、世間の皆様は知らないことではありますが、所詮は中の人は高校生。ヒーローとしての責務も感じつつ、「アイアンマンにはなれねーし」「つか、意中のあの子と修学旅行だし」とヒーローお休み感。しかし、そこは脚本家が認めてくれるはずもなく、試練が与えられ、成長を見せます。

「エンドゲーム」があんな話だった後にどんな話をやってもしょっぱい感じになっちゃうんと違うん?とみんなが心配しているところへ、ネタバレしますけど敵が「敬愛するアイアンマンの負の遺産」であり、アイアンマンなら持ち前の傲慢さで「知るかボケ」で吹っ飛ばしちゃう相手にきっちりと向き合っていき、アイアンマンとは違う大人に近づくという「おー、エンドゲームがあの結末だったからこその、これだよなあ」という話をやるってのは、まあ、すごい。お話も明るいんで、MCUの中では観て元気になれる映画ではありますな。3作目への引きも気になるし、ラストカットでヒューリなにしとんってのもあり、これから先も楽しませてくれるんですかねー。いや、この後MCUを全部観てくってつもりはないけどもね。

 

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アベンジャーズ修行完結編:「エンドゲーム」

「インフィニティ・ウォー」まで観たのはわかったけども、結局、「エンドゲーム」は観たんかい?

と素朴な疑問をお持ちの我がブログ読者の皆様。うん、たぶんそんな人はいないけども、お待たせしました。

えっと、観ました。6/8に。もう2ヶ月も前ですね。見終わった達成感で虚脱しまして、感想を書く気力を失いました。まあ、もういいですよね、感想は。各所でいろいろ語られていますし、私もそれをたくさん読んでおなかいっぱいです。

いまさらネタバレもクソもないと思いますけど、「インフィニティ・ウォー」の指パッチンで初期アベンジャーズだけが生き残り、「エンドゲーム」で彼ら全員が舞台から去る。特に、アイアンマンとキャプテン・アメリカというシリーズを支えた2人が、もう今後のゲスト出演もないねという完全な形で退場したことで、シリーズに一区切りついたことがきっぱりと示されました。でも、ちゃんと継承もされてるんですよね。アイアンマンの精神(とテクノロジー諸々)は愛弟子スパイダーマンに。キャップの盾はファルコンに。新しいシリーズがどうなっていくのか、楽しみです。

あとは、真っ正面からタイムパラドクスものをやろうとしているのも印象的でした。確かにこの手法を使うことでシリーズを振り返ってファンサービスをすることが出来るので、大決戦の前までの緊張したシーケンスをファンは楽しんで観ることが出来たでしょう。で、肝心のパラドクスの部分は「まあ、こまけーことはいいんだよ」になっちゃってましたが、それはまあ、しょうがない。もういくらでも使い古した手法なので、観ている方も慣れたものなわけです。だからツッコミはいくらでも入れられる。でも、過去に戻って世界を取り戻そうと企んだことによって、「過去のサノスに未来がバレる」というのは秀逸なアイデアでした。これで一気に物語がサノス側に有利に傾いていくという流れはすごいですなあ。

最後に、残念だった点。と言っても映画の内容には関係ない、個人的なこと。

ここまでずっと吹き替え版で予習をしてきたので、「エンドゲーム」も吹き替え版で観るつもりでした。しかし、公開から1ヶ月以上が経って、字幕はまだしも吹き替えの上映館はかなり減ってきて、池袋まで観に行くことになりました。・・・が、時刻を間違えて予約してしまい、池袋まで行ったのに字幕で観ることに・・・くぅ・・・。あのラストシーンを藤原啓治さんの声で聞くために、配信が始まったらまた観ないとなのです。

 

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アベンジャーズ修行8:「インフィニティ・ウォー」最初の「アベンジャーズ」以降に積み上げたものをご破算する喪失感が凄い

ついにラスボス現る。ここまで7本の予習中では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でだけまともに登場していたサノスさんがやる気を出し始めました。

 アバンからハルクとソーとロキをボッコボコにし(なんでこの3人が一緒に居たかは「マイティ・ソー」の3を観ないとわからないらしい)、やったら強えぞサノスさん。メンタルも強いし、物理的にも強いし、権力も持っている最強の敵。しかし、次々に手下を送り込んできてるけど、娘二人を見る限り、あんまり人望はありそうに見えないんだけどなあ(笑)。

スタークとキャプテンは「シビル・ウォー」で仲違いをしたまま。「サノス来ちゃうよ、やっべぇよ」とハルクが騒ぐものの、「キャップに電話するの、気乗りしなーい」な社長。そこへ案の定、サノス一味がやってきて、ドクター・ストレンジとアイアンマンとスパイダーマンを宇宙の彼方へ連れて行っちゃいます。

そんな感じで、アベンジャーズ達は3チーム進行。タイタンでサノスを迎え撃つスタークチーム、ガーディアンズに拾われおバカと意気投合してしまうソーチーム、こそこそ地球を守っているキャプテンチーム。初期アベンジャーズの柱である3人がそれぞれに別行動。スタークはおバカをちゃんとまとめて作戦行動を取らせ、あと一歩でサノスからガントレットを奪うところまで行くも、やっぱりおバカのせいで敗北。ソーは脳筋パワーで新しい武器を作り上げ、いざサノスのクビ取ったるでぇと意気揚々。キャップはワカンダで大軍勢を率いて大乱戦。しかし、結局は敗北。最後の最後、ソーがあと一歩のところまで行くんですが、サノスの野望は成し遂げられてしまいます。

たくさんのヒーロー達を3チームに分けて動かすことでちゃんと各々に見せ場を作り、3つが並行するのでややこしくなりそうなところをサノスの主観で物語を進行させることによって「基本的にサノスがひとつずつ石を集める話」にまとめて観やすく構成していて、とっても良く出来た映画です。

そして、サノスの野望が「世界の命を半分消滅させること」なわけです。正直何を言っているのかよくわかりませんが、意味がありそうなことをサノス君は言います。言いますが物語の構造としては「いっぱい増えたから、減らします」なわけで、あらなんでしょう、RADWIMPSの「おしゃかさま」かしら。いやいや、10年かけてヒーローの数を増やしたのはあんた達でしょうよ。それを「増えすぎたから、減らします」って。メタ的には凄いことを言っているわけですよ(笑)。でも、物語の要請としてはとても理にかなってる。これはすごいですね。そして、ヒーローもインフィニティ・ガントレットの力で消え去っていくんですが、じゃあ、誰が残ったのかと言えば、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ブラックウィドウ、ホークアイという最初の「アベンジャーズ」のヒーロー達。最初のヒーローは誰も消えてない。つまり、「アベンジャーズ」にはじまって、次々に新しい仲間を増やしてきたわけですが、集大成となる「エンドゲーム」は最初のメンバーで戦うよってことなんですね。まさに、最終回に向けての下準備に相応しい話。ずっと戦ってきて、仲間も増やしてきた。それを一端全部失って、最初の地点に戻された。

さあ、どうする「アベンジャーズ」!

上手い。この10年付き合ってきたファンは、積み上げてきたものを一気に失った喪失感をこの映画で共有しているわけですけど、それだからこそのカタルシスが「エンドゲーム」にはあるはず。いやあ、予習してきて良かった。「マイティ・ソー」と「エイジ・オブ・ウルトロン」ではちょっと心が折れかけたけど(笑)、8本ちゃんと観てよかった。なるほどなあ、みんながハマるのはよくわかります。

というわけで、予習はここまで。いよいよ「エンドゲーム」は映画感へ観に行きます!

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アベンジャーズ修行7:「シビル・ウォー」 ドラゴンボール的なインフレの対抗策ではあるよね

タイトルは「キャプテン・アメリカ」なんだけど、このDVDのジャケットを見てもわかるとおり、事実上、「アベンジャーズ」です。アベンジャーズがチームの管理体制についての意見の相違で、キャプテン派とスターク派の2つに分離する話。それを南北戦争になぞらえて「シビル・ウォー」って言ってるわけです。

中年のおっさんなら誰でもリーダーシップについてのお話は大好物ですけど、構図がなかなか面白い。アベンジャーズは強敵に対抗するときにはなんとなくまとまってはいるけども、基本的には誰がリーダーかははっきりしません。大金持ちのアイアンマンことトニー・スタークが組織の金銭的なスポンサーなので、みんなトニーの意見はちゃんと聞きます。ただし、大会社の社長である(もしくは、だった)スタークは、基本的に細かい指示をあんまりしません。ビジョンは提示するんだけど、細かいことは言わない。あるいは、天才気質なので出来ることは自分でやっちゃう。みんなをフォローはするんだけども、基本的には成果主義で個人主義です。「そっちはお前に任せたろ?ちゃんとやってくれよ」ってな感じの人。

一方、キャプテン・アメリカは現場の兵士で、部隊長までしかやったことがない人。しかも、いろんな経緯があって(星条旗のコスチューム着ているくせに)組織の権威に対して本質的な反発があります。正しいことを納得しないと出来なくて、かつ、自分のチームのことが第一になってしまう、近視眼的な正義漢。

で、ここまでのストーリーでは、スタークは組織全体のことは自分で管理しながらもいざ戦うぞという場面での現場の指揮はキャプテンにお任せ。アイアンマンがキャプテンに従ってるんだから、まあオレらもキャプテンにいうこと聞いとくか、少なくともあいつは良い奴だしな・・・というのが他のメンバー。いろいろ反目はしながらもゆるーく繋がっているぞというのがアベンジャーズというチームだったわけです。

ところが「エイジ・オブ・ウルトロン」でちょっとトニーがやらかしたこともあって、スタークはキャプテンをきっちりとリーダーにして、「俺はちょっと引っ込んどくね」・・・というのがこの話の前までの状況でした。

何かするとド派手なのがスーパーヒーロー。あっちゃこっちゃで大騒ぎになるアベンジャーズは、ついにお目付を付けられてしまうことに。組織が正義を担えないと思っているキャプテンは反発、組織に管理と監査は必要だと思っている元社長なスタークは受け入れる派。まあ、そもそもスタークは「とりあえず受け入れとけ。いざとなったら、そりゃ超法規になるんだけどもさ」と思っている感はあるんですが(笑)、学級委員長気質のキャプテンはそこが飲み込めない。

そんなわけで、アベンジャーズが分裂しての大乱闘というのがこのお話の目玉です。アントマン、スパイダーマン、ブラックパンサーなど新しいメンバーも加わって大騒ぎになります。最後に今回の黒幕が「自分ではアベンジャーズを倒せないけど、アベンジャーズ同士を戦わせれば俺でも勝てる」って内容のことを言っていて、この台詞に制作者の気持ちが籠もってていいなあと思いました(笑)。

いや、そうなんだよね。こんな人数のいるヒーローにそれぞれ戦う相手を用意して、見せ場作って、それでストーリーもちゃんと動かしてって凄い大変なんで、アベンジャーズ同士が戦ってくれたらこんな楽な話はないんだから。

ただ、前半からラストシーンまでのストーリーの積み重ね方が、「ヒーロー大乱闘」を実現するためのものとして、まあ、よく出来てる。前提のチームの人間関係、各々のメンバーの思い。何よりも、キャプテンとスタークの関係性がきちんとドラマと共に進行していてある結末を迎えます。ヒーローチームの分裂がアクション映画を盛り上げるために要請されたものだとして、それをあっさりなかったことにするような安易な解決にしないのは偉いなと思います。

さあ、これで予習はあと1つを残すのみ。長かった。楽しみです。

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アベンジャーズ修行6:「エイジ・オブ・ウルトロン」

アベンジャーズ修行もだいぶ大詰めにさしかかって参りました。6本目は、「アベンジャーズ2」。

うーん・・・今作はちょっと辛めの点数にならざるを得ないかな・・・。

というのも、お話がどこに向かっているのかよくわからんのですよね。もちろん、ストーリーラインは追えます。「宿題だったロキの杖を回収した→杖を使って作ろうとしたウルトロンが人間に叛乱を起こして杖を持ち逃げした→超AIから杖を取り戻してこりもせずにビジョンを作った→ウルトロンやっつけた」という話。それはわかる。

問題は、誰が何をしようとしているのかが追いづらいことなんですよね。スタークはなぜウルトロンが作りたかったのか。ウルトロンはなぜワカンダに行ったのか。ワカンダの武器商人は何がしたくてあのような行動を取っていたのか。ウルトロンはなんでソコヴィアを持ち上げようとしていたのか。アベンジャーズはソコヴィアで何をしようして(何を阻止しようとして)行動しているのか。なんで、スタークは懲りもせずにビジョンを作ろうとしているのか。最終的には追えるんだけど、観ている時点でどうなっているのかがわかりづらい。で、このストーリーを通じて、何が得られて何を失ったのか。何が変わったのか。そういうことがわからない。うーむ・・・。

まあ、難しい映画であることは間違いない(全員を登場させて活躍させるだけで大難題)のでしょーがないし、はっきりと団結してないところがアベンジャーズって感じもするんでいいんですけどね。しかし、1作目が宇宙からの侵略者で、2作目が「ちょっちバグってました」なのはどーなの。いや、ここはマインド・ストーンは人知を超えるので危ないねって事なのかな。ま、若干のスケールダウン感はあります。

そもそも、岡田さんの「コレ観ろガイド」は「エンドゲーム」を観るために必要なリストであって、面白い映画をチョイスしているワケじゃないので、そこんとこはまあ、しゃーない。マインド・ストーンは今後、物語に大きく関わってくるねって事ね?OK。

面白くなかったかというと、別にそんなことは無かったけど。ロマノフの超わかりやすいアタックぶりは微笑ましいし、新登場の双子も良いキャラで、描写も格好いい。あのサイコキネシスの発動のさせかたは、なんか中二感あって好き(笑)。最後の「フラッグ取り合うゲーム」(違)のわちゃわちゃ感もすごーく良かった。お祭り映画感はすごくあって、いいんじゃないかな。

さて、次は「シビル・ウォー」。終わりが近づいてきたぞー。若干、飽きても来たけどー!(笑)

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アベンジャーズ修行5:「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」キャラとストーリーのB級感が浮いてるほどの上質な仕上がり

唐突ですが、ディズニー・デラックスに加入しました。

これまでアベンジャーズ修行で観た4本は全部レンタルしてます。Netflix、Amazon, Huluと3つも加入してんだからどっかで配信されてんだろと高をくくっていたんですが、されてませんでした。こいつらを定額で観たければ、ディズニー・デラックスに加入せねばなりません。

まあ、未来永劫加入したままにするかはともかく、ここまでの4本に払った金額でディズニー・デラックスの月額料金を超えてるんで、とっとと加入しておけば良かったと反省。ちなみに、Amazonだと1本200円でレンタルできるんですが、Apple TVで観ているのでAppleからレンタルしました。倍の400円です。マジかよ。でも、Apple TVのAmazon Primeアプリでは買えないみたいなんで、めんどくさくなって400円払ってます。怠惰だなあ。

さて、さっそくディズニー・デラックスに加入しようとしたら、まず、dアカウントというのに入れと。何でよ。

twitterにボヤいたら、ドコモの人が拾ってくれた。偉いなあ。感心する。高橋さんがいい仕事してるから、いいねつけちゃう。

高橋さんにはいいねつけちゃうけど、なんでディズニー・デラックスに入るのにdアカウントのユーザーIDと取って、さらにディズニー・デラックスのIDも取らなきゃいけないのかは謎。ディズニーとdアカウントのそれぞれはそれぞれのIDでログインして、ログインしてユーザー情報を見ても両者が結びついているかどうかはまったくどこにも表示されません。まあ、アレですね。なんかタイアップしてるってだけですね。今、ディズニー・デラックスに入会した人にdアカウントのポイントをプレゼントしているキャンペーンをしている都合上、みんな入会させておきたいんでしょうね。いろいろ問い合わせ対応すんの、めんどくさいもんね。

でも、なーんだーかなー

とりあえず、アベンジャーズ修行が終わったら実験としてdアカウントを破棄して、ディズニー・デラックスがどうなるかは確認しておきます。

ドコモの陰謀はともかく、ディズニー・デラックス自体はなんか想像していたより立派。1社で提供するコンテンツのみの配信サービス、それもウォルト・ディズニーだけのサービスって第1印象は微妙でした。でも、ログインしてディズニーとピクサーとマーベルとスターウォーズというカテゴリーがあると、世界中の誰でも1本ぐらいは観たいものがあるかなって感じですね。マーベルのスピンオフのドラマとか観られるし、途中までになっていたクローンウォーズも観られるし、何より日本が誇るディズニーオリジナル企画「ファイアボール」も観られるし。かなり好印象でした。

さて、フェーズ2の最初は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。B級感満載な設定のスペオペコメディです。まあ、キャラは変えられないんでしょうからしょうがないですけど、ぱっとしないおっさんに緑色の肌のお姉さん、アライグマ、大木、ハゲ入れ墨のマッチョというチーム編成は観るものの意欲をぐいっと下げます(笑)。ストーリーの出来も低レベル。構成もあんまり上手くいってません。というか、何が起きているのか、観客はほとんどよくわからない。最初にこの物語のオーブを手に入れるところで三つ巴の取り合いになるんですが、それぞれがどういう立場なんだかわからない。舞台となる星と主人公の関係もよくわからないし、主人公達が正義に目覚める動機付けも上手くいってません。最後は完全にご都合主義で勝っちゃうし。

ところがまあ、キャラとストーリー以外が素晴らしい。音楽のチョイス、各世界のディティール、キャラ同士の会話、圧倒される空中戦。手触りの部分がすっごく出来が良くて、楽しく観られちゃいます。悪いところが気にならないし、まあ、ストーリーも別に大して細かいことはやってないので問題なし。特に吹き替えだと、主人公の山寺宏一さん(ここで使うのかよ)が、朴璐美さん、加藤浩次さんと掛け合いをやっていれば、大抵のことは許せちゃう感じもなきにしもあらず。各勢力の宇宙船のデザインも秀逸だし、グルードはすっごく可愛いし、良いよね。まあ、続編が気になるかというと微妙なんだけども・・・。

で、どうしてこれを観なきゃいけないかというと、当然、インフィニティ・ストーンが後で大きな鍵になるから・・・なんでしょうな。

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アベンジャーズ修行4:「アベンジャーズ」知らない人が何人か居るけど、チームが出来ていく様が面白い

4本目にして、ついにアベンジャーズだ!うん、楽しかったよ。

というわけで、「アイアンマンの1 -> マイティ・ソーのどれか -> キャプテン・アメリカの1」を観た上で今作を観たわけですが、なるほど教えは正しかった。アベンジャーズのメンバーに知らない人はちょいちょい居るものの(ブラック・ウィドウ、格好いいなあ)、物語をドライブするトニー・スタークとスティーブ・ロジャース、ソーとロキの関係はちゃんとわかるので、岡田斗司夫さんの導きは確か。流石です。人間関係の変化がちゃんとあって面白かったです。

いや、しかしなんだ、「キャップテン・アメリカ」のヒドラもそうだったんだけど、よくもまああんなにたくさんの人が秘密のヤバい組織で働いてるね(笑)。人は金だけでも理想だけでもついてこないものですから、まー、難しいと思うけどね。あんなでっかい基地作ったり、空飛ぶ船作ったり。作るのもそうだけど、運用すんの大変だよね。で、どれも出てきた瞬間やられるという(笑)。

そういうツッコミどころすらもエンターテイメントのうち。なかなか楽しいです。悪役にロキを持ってきたのはよかった。葛藤があるキャラだし、いろいろ策を練っていて賢そうな悪役で良い。まあ、最終的に何がしたかったのかはなんだかさっぱりわからないけども(笑)。次に地球に部隊を送り込むことに成功したら、破壊工作じゃなくて制圧に乗り出して下さいね。おじさんとの約束ダヨ^^;

あと、敵の魚みたいな兵器は良かったね。何のためにあの形状なのかはさっぱりわからないけども、動きとアイデアは凄く良くて楽しめました。個人的にはお気に入りだったコールソンが格好いい死に様だったけども、もう観られないのかと思うと残念です。ま、あの女副長の方が人気があるのはしょうが無いかな。あー、フューリーはなんか好きになれないキャラだな。あの眼帯がうさんくさくて信用できない。メイス・ウィンドゥは信頼できるけど、こいつはダメだ。眼帯だけの問題かな。うーん、たぶん声が玄田哲章じゃなくて竹中直人だからだな、多分(笑)。

というわけで、フェイズ1はこれで終わり。次は新しいシリーズの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。映画館で予告を観たことがあるけど、ツラい予感しかない・・・。頑張ってみます。

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