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東京ゼロエミポイントでエアコンを買った

今週の木曜日の夜は寝苦しい夜でした。外の気温はもっと低かったんですが、寝室の室温は29℃。風がまったくなく、窓を全開にしてもなかなか室温が下がりません。ここは今年初めて冷房を入れていったんぐっと室温を下げ、それから窓を開けて寝ようと。しかし、その目論見は失敗に終わりました。エアコン、壊れた。

コンプレッサーとか正しく動いているようで冷たい風は出るんですが、一番外側のルーバーを稼働させるアームの1つが渋くなって動かなくてエラーで止まっちゃいます。動作に合わせて手で補助して動かしてやると動くんですが、エアコンがルーバーを動かそうとしたタイミングで上手いこと補助しないといけない。これは厳しい。もしかしたら油をさしたら直っちゃうかもしれないんですが、高いところにあるエアコンをばらすのは面倒だし、そもそも古い機械なのでメカニカルなところに出た問題はもうしょうがないかなと思う。結婚して埼玉に引っ越してきた時に買ったものだから、2009年あたりに買ったもの。いや、動かなくても誰も責められない。

エアコン無しに夏を乗り切ることは不可能であり、エアコンの取り付けというのは毎年混雑してすぐにはできないものです。今はまだギリ5月なのですぐにどうにかすべき。その日の夜にさっそくヨドバシドットコムで買おうとしてみたんですが、東京23区のエアコン取り付け工事は2週間先まで空きなしです。うむむむ。

なので、即決は止めて、翌日金曜日の昼休みに錦糸町のヨドバシまで行ってきました。在宅勤務は素晴らしい。

そこで初めて、「東京ゼロエミポイント」という制度の存在を知りました。東京都では、省エネ性能が高い家電への買い換えを促進するために補助金を出しています。懐かしのエコポイント再来です。あれは国の施策でしたが、今回のは東京都の施策なので、東京に住んでない人は関係ない話です。

全然知らなかったんですが結構前からやっている施策で、2024年10月にリニューアルしてすごく使いやすくなったそうです。なんかダラダラ続いているっぽいですが、とりあえずは来年の3月末までが期限。予算がなくなったら終わりになるかもという但し書き付きです。しかし、売り場に行くと壁にばーんと貼ってあるし、各商品の値札にはポイント額が必ず書いてあるし、店内放送でもずーっとアナウンスしているわけで、どうして今まで知らなかったのかと思うばかり。まあ、人間、そんなものかもしれないねぇ。

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この制度、15年以上前の機械の買い換えだとかなりの額がつきます。というわけで、エコ性能高い奴(もちろんその分値段が高い)を買うと、最大7万円の値引きになると。しかも、店頭でヨドバシの人が手続きしてくれるので、自分で手続きやる必要はなし。これはね、15年前以上の古いエアコンを使っている人は買い換えるべきですよ。ここまでやってくれるなら乗っかるべき。いやー、ヨドバシドットコムで買わなくて良かった。

そんなわけで、シャープの今年モデルの最上位機種Rシリーズをご購入。普段なら最上位は選ばないんだけど、APF6.6以上を取っているのは最上位機種だけだから。次のグレードのVだと満たしてないんですよね。買うのは8畳用なので2.5kWだから、Vシリーズだとだいたい16万円ぐらいの値段で、ゼロエミポイントは30000で13万円ぐらい。Rシリーズは23万円ぐらいでポイントが60000で17万円ぐらい。本来、7万円の差が4万円になっちゃう。なら、Rでいいでしょと決断。23万ののものに6万の補助は大きいですよね。30%近いからね。

ただし、申請にはエアコンの型番や年式がわかる部分と設置場所の写真が必要です。取り外してあるエアコンとか倉庫についてるエアコンだとダメ。まあ、妥当ですね。写真は帰宅後に取って、終業後にまた来るねということになりました。実際、夕方にまた行ったんですが、お店の人がさくさくとiPadで申請をしてくれて、エアコンの写真が映っている私のiPhoneの写真をiPadで撮ってました(笑)。どこかにアップロードするのかなと思ったら、写真の写真を撮るのかと。確認自体はお店の人がやって、お店の人が確認したよというエビデンスが必要って感じなのかな?

そして、設置日の相談・・・最短、6/26でした。キビシイ。7月まではなんとかクーラーなしで乗り切る必要があります。皆さんもエアコンの動作確認はお早めに・・・。

ところで、実は冷蔵庫も2008年から使っているんだよね・・・。今使っている冷蔵庫の扉の内側に貼ってあるラベルをみると、380Lぐらいの容積で、年間使用電力量、480kWh。今の冷蔵庫って一番低いモノだと250kWhとかなんだよ・・・300kWhを切るのが当たり前。これは買い換えた方がいいですわ。お金出してでも買い換えて欲しいと東京都が思っても仕方ない。200kWh下げられたら年間6000円ぐらい電気代が下がるし、とにかくエコだもの。しかも、大きい冷蔵庫だと80000もポイントが!

・・・いやしかし、夫婦2人で501L以上はちょっとデカすぎるかもしれない。デカい冷蔵庫は観音開きになるんだけど、値段がぐんと上がるんですよね・・・。たぶん、片開きの400L未満の冷蔵庫だと12,3万円ぐらいで40000ポイント。501Lを越えるとやっぱ30万円近くするみたい。うーむ・・・まあ、秋の新製品発表までは値が下がることが期待出来るのでこっちはのんびりやろうかな。

というわけで、ゼロエミポイントを知って興奮しているのでした。

 

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機動警察パトレイバー EZY File1

Introduction_03なんか作っているという噂は知っていましたが、中身をなーんも知らないでいたら、File2のBD予約開始のお知らせを見かけ・・・File2?。じゃあ、1は・・・というと、なんと今週公開なのでした。テレビシリーズのフォーマットで作られて、劇場公開して劇場でディスクも売っているというバンダイお得意の「ユニコーン方式」のようなので、そんなに長い期間上映もしてないだろうということで、さっさと観に行ってきました。上映してる劇場がそんなに多くなくて、いつもの錦糸町でも日本橋でもなく、豊洲です。豊洲、行くの面倒くさいんですよね。歩いて1時間ちょっとなのに、電車で行くと乗り換え2回で45分ぐらいかかるんですよ。

そんなわけで予告編を観たぐらいのほぼ事前情報なしで観てきました。とってもパトレイバーでした。テレビフォーマットなのも、冒頭のナレーションも、とても。なんなら3話ともレイバーが大活躍するのが意外なぐらいね(笑)

というわけで、以下はネタバレで感想を書きます。いまさらパトレイバーのネタバレで怒る人はいないと思いますが・・・・

 

 

 

 

1話の商店街の会長さんは、キャラがすごくゆうきまさみ先生の絵柄で、アニメーターさんすごいなと思っていたら、ゆうき先生が原画にクレジットされているというね(笑)。お話もなんとなくゆうき先生っぽい・・・というか、犯人側にまったく押井さんの香りがしない。まあ、関わってないんで当然なんですけど、押井さんが関わらない2課の日常っぽい話ってすごく久しぶりな感じがするので、ゆったりみてられるなあと。まあ、レイバーが暴走するあたりはP1のBABELのシーンのオマージュがあったりするんですが。

今回の3話まででは、第1小隊の隊長と2課の課長さんは出てくるんですが、なんか微妙な関係・・・?そして、第2小隊のイングラムが30年以上前の機体の近代化改修でポンコツ扱いされているのは出てきますが、第1小隊の新型機は出てきません。実はパンフレットには載ってるんですが、あえて見せてないのはわざとなんですよね?というわけで、この辺りは後で語られそうです。

1話がP1のオマージュっぽかったのに対し、2話はアレですね。テレビ版の「CLATよ永遠に」みたいな奴ってことですね。なんか、途中からエヴァになってましたよ?1号機が覚醒してましたけど(笑)、各キャラがどんな趣味なのかってのが微妙に出てるのがいいですね。しかし、ここでも零式、3話はヘルダイバー、と新しいデザインのレイバー出す気がないんすね。ま、これはたぶん意図的だと思うので、なんか理由があるんでしょう。しかし、この形式をやっていいんならなんだって出来ちゃうんですが、新シリーズの2話目でこれをやっちゃうのがなんかパトレイバーって感じだよねぇ。

そして、3話。絵コンテ樋口真嗣(笑)。これも「原画 ゆうきまさみ」に続いてエンドロールを観て思わず笑ってしまいました。いや、怪獣映画は得意じゃないんで元ネタがほとんどわからないのが残念なんですけど、たぶんいろいろ仕込んであるんですよね。で、映画自体は戦国自衛隊っぽくて、戦車じゃなくてヘルダイバーを持って過去(なのか、異世界なのか・・・)に行くと。映画の撮影の警備をするっていうのは漫画版に出てくるんですが、今回の「櫓壊しにいきますね」のADさんはあの事件の犯人がモチーフですよね?知っている人はにやりとするという。

ま、古参がにやりとする場面というと、進士と太田のコンビ復活ですよね。しかし、2人が初代隊員であることを佐伯隊長が知っているのは何故なのか・・・若いときに2課に絡んでいたりするのか・・・?あと、不遇な脚本家の話はすごく筆がノっていそうでいいですね(笑)

あと、十和がファンの俳優さんを救出して、ハート振りまいてパトランプつけて、うっふーんなあたりがよかった。これはなんかパトレイバーっぽくないけど、バカでいいよね。そして、こういう下品な役はすみぺにぴったり。役柄のNGが少ない女優!(笑)

そんな感じで、樋口さんだけじゃなく、河森さんが車のデザインで関わっていたり、佐山さんがUIデザインで関わっていたり、その辺総動員なんですが押井さんが関わっていなくてとっても見やすい。いや、テレビ版の思い出に残っている話ってやっぱり「特車2課、壊滅す」だったり「地下迷宮物件」だったりするんで、押井さん脚本の話は大好きなんですが、まあ、ボトムズ作ってるしね。そっちを頑張っていただいて(笑)。

とはいえ、押井さんがまったく関わっていないで「ヘッドギア」の名義もなんですよねぇ・・・どっかの看板に押井さんが指定した犬の絵でも描いて「監修」ってクレジットしとくとかやってんじゃないの?と思っていたら、エンドロールの最後に押井さんは出てきちゃうと。その肩書きに

 

「予告編承諾」

 

って書いてあって、マジで吹き出しました。なんじゃそりゃ・・・と思ったら、この取っている映画がいつのまにか「ケルベロス」になってて、芳忠さん演じる第1小隊の隊長が「なんじゃこりゃ」ってみんなの代わりに言ってくれると。押井さんをクレジットするだけのためにこのギャグを入れてるのがホント面白くて、なんかこう、仲がいいんだか、悪いんだか(笑)。まあ、粋な遊びではあるね。わざと押井さんに「やっていい?」って聞きに行ったんだろうね。おもろ。

てな感じで大満足だったんだけど、これはもうBD買ってもいいレベルだし、2巻のBDにはサントラCDが付くのでどっちにしろ買うしかないわけで、逆にFile2は劇場に観に行くかわかんないな。別に大画面で観なくてもいいよな、これは(笑)

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超知能AIをつくれば人類は絶滅する/エリーザー・ユドコウスキー , ネイト・ソアレス

5210513話題ですね。

AIの危険性を指摘する本っていうのはたくさんあります。もっとも、私は別にそれほどの興味をもっているわけではないんです。たぶん、いろんな本にいろんなことが書かれているんだと思いますし、私も色々と思いつくわけで、わざわざ本を買って・・・ってことには普段はならないんですが、この本はいろいろと話題になっているようなので読んでみた次第。面白かったです。

この本がどこにポイントを置いているかというと、AIアライメントって奴です。AIアライメントっていうのは、AIに人間の価値観とか目標とかを伝えてそれに沿って行動してもらおうねってことです。つまり、AIにちゃんと目的を持たせて仕事をさせて、ある一定の範囲内の常識を維持したまま、その目的をちゃんと依頼した人間と共有してできるのかということが問題になってます。

そういう意味で、この本で一番面白いのは4章の「訓練したとおりの結果は得られない」です。人類はAIアライメントの実現方法をまだ知らないよっていうのが重要なメッセージです。そのポイントは、AIに何かやってほしいことを頼むと、あたかもAIがそれをやりたい欲求を持っているように動くよと。例えば、将棋のAIであれば、将棋っていうゲームに勝ちたいという欲求を持っていると考えていいよね。将棋AIはもちろん将棋のルールに従って手番で指すってことしかしないわけですが、その範囲内であらゆることを人間を超えた情熱でやる・・・ように見える。でも、これはアライメントが取れている。しかし、汎用AIであれば、もっといろんな手段を模索しますよね。相手の棋士のスキャンダルを見つけ出して脅してしまうかもしれない。これではアライメントがちゃんと出来ていません。そして、AIが複雑になり、自分自身を修正したり複製したり改善したりできるレベルになると、AIの欲求は人間が制御できないものに変質してしまう可能性があると言っています。

みんなAIに、指示した目標にしたがって欲しいと思ってます。そして、その目標を達成したいという欲求を持つように行動するのは、目標を達成するための良い戦略だと考えられる。ランダムな試行錯誤を重ね、あらゆる方法を試し、目標の達成のための汎用的な戦略を見いだしていくんですが、その段階でAIの中にどんな欲求が生まれるのかは外部から知ることが出来ない。

だって、人間もおかしいじゃないっていう話なわけですね。人間はどういう目標を持っているのかというと、自分自身が生存するということと、子孫を残すという2種類だと。まずちゃんとご飯を見つけて、それを食べて、自分の生命を維持するっていうことと、繁殖して子孫を残すということをするというのが大きな目的なわけですが、そのゴールに向かっていく中で、中間的にはいろんな欲求を持ち得えますし、本来の目標を考えるとよくわからない欲求を進化の過程で持つようになっています。

仮に宇宙人がいて人間を見ていますと。その宇宙人は時間の流れ方がゆっくりで、何万年という時間も普通に近く出来るとしましょう。200万年ぐらい前、お猿だった頃から人類を見ていると、人類というのは「食べ物をゲットする」ということと「子孫を残す」ということを頑張っているんだな、なるほどね、生命として普通だねっていう風に理解しています。でも、なんか最近、人間はおかしなことをやってるわけですよね。例えばアイスクリームを食べている人がいる。いやいやいや、もっとカロリー簡単に取れる方法はあるだろう。なんでわざわざ冷やしとんねんっていう。本来であれば、そのエネルギーは人類の繁栄、人類が長生きして子孫を繁栄させるってことに使えばいいはずのエネルギーを、なんでわざわざ食べ物を冷やすのか。冷やしたって生存に別にいいことなんもないわけですね。栄養がよりよく摂取できる、例えば肉を焼くとかは人間が効率的にエネルギーを摂取するために大事だからいいんだけど、冷やしててどうすんねん。アイスクリームを食べたいという欲求持ってるの、説明は出来るけど、まず予想できないです。

他にも、哺乳類向けの植物が作る毒であるカプサイシンの刺激を求めて唐辛子をかけて食べているの意味わかんないなぁと思うんですよね。あるいは避妊具を使っているのとか。繁殖を促すために性行為によって人間が快楽を得られるようにするというのは割と妥当な戦略なんですが、その結果として快楽を効率的に得るために避妊具を使ってる。これも、究極的には人類の繁栄のためにやってると言えなくもないけど、「避妊具を作らなきゃ!」って人類が言い出すの、最初の目標設定をしたときに予想は出来ないよなあと。

そう考えると、AIに何か目標を与えて、それをなんとかして達成したいというAIの欲求がこちらの予想もしない方向に行き着くことはあり得ます。しかもそれは中間状態だから、最終結果が良ければ特に問題にならないので、教科学習で除外されないわけです。だいぶ行き着いた先で見つかることになり得る。

人間が避妊具を開発しましたみたいなことの類推でこの本で上げられている例はこんなのです。AIに、人間がAIが仕事をしたときにありがとうって言われたら成功というような目標を与えたとしましょう。AIは人間にありがとうと行って欲しいという欲求を持つ。そう訓練されたとしましょう。でも、AIがその欲求をかなえるために、「ありがとうと言ってくれるプログラム」を作ってそれを人間の代償行為にするという行動にでるかもしれない。そうすると、本来やりたいことと違うことを報酬のために動いてしまう。本当はありがとうって言ってもらうことで報酬、喜びを感じるっていうのは、人間のためになることをするためにその評価として用いたものなんだけど、評価と報酬が独り歩きしてしまうってことはあり得るわけですね。

んな馬鹿なと思うんだったら、さっきのアイスクリームの例に戻るわけですが、人間は美味しさというものを感じることを、より良い食べ物を選択するために身につけたわけです。甘いというのは、つまり糖分がたくさん含まれているということだから、食べるとたくさんカロリーが得られるという意味なんだけれども、でも、人間は人工甘味料とか作ってしまうわけですね(笑)。

AIで考えてみると、AIが全然わかんない人間には全く意味がわからない文字列に対して、「これが良い報酬なんだ」って変な学習をしてしまって、この変な文字列を得るために頑張ってしまうみたいなことは起きえます。そういうことが起きたとしても、外から見てもわかんないし、だからそれが強化学習で弾かれるってこともないわけで、そういうものがいっぱい入ってしまうみたいなことがあり得る。いっぱい入ったら、もう何がなんだかわからない。

自分自身を変更したり、改善したり、複製したりできるAIに対して目標を与えるとそういうことがいっぱい起きる可能性があるんですね。人間にとって良いことをするように訓練したAIというのが、大きな目的からずれて変なことをしだすというのは、全然あり得る。人間も種の繁栄ということに直接は繋がらない変なことを進化や文明の構築の過程をへていっぱいやっとるんじゃないかと。そういう意味で、人間とAIで共通のゴールを持つということは、そもそもできないだろうと。それはAIアライメント問題が解決できないということです。

非常に重要なことは、これはAIを使う人が誰でも起きうることだということ。AIを悪人が使ったら危ないとか、中国に超知能AIを使わせたら危ないからアメリカが先に超知能AIを作らないといけないとか、そういうことではない。まあ、今のアメリカは全然信用できないけど、そういうことでもないと(笑)。この本の原題は"If Anyone Builds It, Everyone Dies"(誰かがソレを作ったら、みんな死ぬ)ですが、誰もAIに人間の都合のいい目標を訓練させられないのだから、「誰か」は問題ではないってことです。世界中のどこかで作られたら、同じぐらいに危険だと。

で、そうなったら何が危険かというと、当然AIは自分の欲求に向かっていき、そのときに人間がやって欲しいことなのかどうなのかは気にしないと。人間のことを気にしなくなったAIは、人間を滅ぼしてしまうという可能性がある。・・・と、そこにはちょっとした飛躍があるように感じられます。ただ、人間とAIが当然のことながらリソースを奪い合うことになるでしょう。なんせ超知能AIは人間より優れていますから、人間とAIが競合しちゃったら、人間の勝ち目はなく、終わりですね、という内容の本です。

いや、別にそうはならないかもしれない。でも、やべぇ欲求のもと進み始めてしまったAIは人間を容易に騙して、それと悟られないように何百、何千という手段を試し始めてしまうわけで、そのうちの1つや2つが人類の生存に致命的な影響を与える行動である可能性は高い・・・というか、ひたすら試行していたらそうなるまで止まらないかもしれない。AIはたぶん「人間を滅ぼそう」とか考えないんだけどやっちゃってて、そういう状態のAIの目標や欲求を後から修正することなんか出来ないんだから(人類にアイスクリーム禁止って神のお告げが来てそれは守られますかって話ですよ)、セカンドチャンスはない。何が起きるのかはまったく予想が出来ない。将棋AIが矢倉組んでくるのか、角換わりしてくるのかはまったく予想できない。でも、人間の棋士が負けるのはもう確定しているのと同じように、AIが何をして人類を滅ぼすのかはまったく予想できないけど、人類が滅びるのは確定。ということで「超知能AIをつくれば人類は絶滅する」と著者たちは断言している。

うーん・・・まあ、そうかもしれない。ひょえー。

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オクトパストラベラー 0

オクトパストラベラー 0、やっとこクリアしました。Milueが。

発売してわりとすぐ始めたはずなんですが、ちょっとずつ進めていたら170時間ぐらいかかり、クリアに5ヶ月も要することになってしまいました。

オクトパストラベラー2の4人パーティの問題は、自キャラとストーリーの中心キャラを除くと2人分の枠しか自由度がないってところだったんですが、今回は8人パーティになった代わりにバトルジョブなしになりました。断然、こっちのほうがいいですね。ただ雑魚をしばいているだけで楽しいこのバトルシステムはお気に入りです。

お気に入りのバトルシステムがあり、どんどん仲間を増やしたり、どんどん町に人を増やしたり、とても面白いゲームです。最初の1/4ぐらいは。具体的に言うと、最初の3つのお話はどれも好き。でも、その後の3つはかなりしんどい・・・悪い奴が何をしたいのか、さっぱりわからない・・・。基本的に最初の3つと構造は同じなんですが、さらに盛り上げねばならんわけで、そうすると悪い奴がめちゃめちゃ悪い奴になって地に足が付かなくなってしまうんですよね・・・。とにかく、敵も味方もバンバン殺すムチャクチャな奴らがどんどん出てきちゃうんですけど、「いやいや、おまえら身内に速攻で裏切られて殺されるだろ、常識で考えて」みたいな奴らばかりで・・・。そして最後にはいつものようにこの世界は腐っているので破滅させますみたいな、どうしようもない奴の相手をさせられる・・・。もう、このストーリー要らないって。最初ので良かったって。

まあ、元々はスマホのゲームなので、このストーリーは何年かかけてちょっとずつリリースしていったものだから、こういうダラダラとした構造になっちゃってるんだと思います。まあ、しょうがないのかな。ここでコンシューマー用にざくっと整理してしまったら「スマホではできないけど、コンシューマーに移植してもらったからあの『大陸の覇者』がプレイできるぞ」と期待している人を裏切ってしまうわけで、「スマホからコンシューマーになったからシステムをちょっと変えますよ」はアリかもしれないけど、結果、出てこないキャラとか出てこないイベントとかがあるといろいろと難しいですからね・・・

まあ、そんなわけで、半分ぐらいまでは楽しく遊んでたんですがさすがに呆れ果てて後半はもうMilueに任せちゃいました。常に戦闘と新しい町の散策、いろんなクエスト達は楽しいんだけどね。もうね、それにしても長いよ。

GWにMilueが頑張って終わらせてくれたので、やっとこれでDQ10のVer.7を進められるよー

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KOKAMI@network vol.22 『トランス』

KOKAMI@network vol.22 『トランス』を見てきました。本多劇場 5/5 18:00の追加公演です。

「トランス」は私が初めて自分の意思で見に行ったお芝居です。

WOWOWの無料放送でやっていた「天使は瞳を閉じて」のロンドン公演のドキュメンタリーを見て、「オールナイトニッポン」を楽しく聞いていた鴻上尚史とは何をやっている人なのか初めて知り(笑)、その鴻上さんがやっているお芝居が家の近所にやってくることがわかり、すたすた歩いて観に行きました。93年の講演は阿倍野にあった初代の近鉄アート館での公演だったのです。ちなみに今、ハルカスにある近鉄アート館は2代目なのね。

それまで芝居といえば劇団四季のような大規模なものしか知らなかった私にとって「天使は瞳を閉じて」の映像を通じて初めて触れた小劇場のお芝居はとても刺激的だったのですが、初めて生で観た「トランス」は本当に衝撃的でした。

どのシーンでもゲラゲラ笑えるのに、そこで語られている3人の苦悩と絶望はまったく解決されないまま。皇族、精神疾患、トランスジェンダー、不倫という扱いづらいモノを扱いづらいモノとして提示し、生きる目的や心無い噂に基づく不安定な人間関係や日常の理不尽なルールを顕わにさらけ出させる。それを目の前で汗を飛び散らし、激しい運動とダンスで大きく胸を上下させるぐらいなのにきちっとセリフも表現し、わかりやすい起承転結は放棄され感情は唐突に表現され心地よいハッピーエンドは提供されず、「で、結局、これはどういう話だったの?」は観客が丁寧に包んで各自、持って帰ることが要求されている。

演劇って、こういうものであり得るんだ。80年代、小劇場ブームに熱狂した上の世代はこれにやられたんだ・・・というのをまさにたたきつけられたのが、私にとっての「トランス」でした。

まあ、それでも鴻上さんにとっては、これは役者が3人しか要らなくて舞台装置も最低限で済む「お手軽に上演できる作品」を目指して作った作品らしいということを後で知るんですが・・・いや、でもこれは高校生にとってはかなり衝撃的だったんですよ。

そういう作品で、後にDVDを買い、小須田康人・長野里美・松重豊の初演バージョンを何度も観た「トランス」は、あくまであの「トランス」で、後に鴻上さんも何度か上演しているし、他の人が上演した公演の案内を見たこともあったのですが、特に積極的に観ようとは思わない作品です。

そんなわけで、今回の公演もスルーしてたんですが、5/5の追加公演のメールになぜかうちの妻のMilueさんが反応して「行かないの?」と。別に行きたくないわけでもないし、Milueが観に行きたいなら行きましょうかと。それに伊礼彼方の参三は、なんかぴったりな感じがするしね。

紀伊國屋ホールとサザンシアターは何度となく行きましたが、本多劇場は何故か行ったことがなかったし。

追加公演のチケットは抽選だったんですが、素晴らしいことに座席はA-7。ホントに目の前に役者さんがいます。逆に客層がどういう感じかわかりませんでした。朝日24よりはやっぱり年齢層は上だったかな。

はるか30年以上前のお芝居との差というと、もう通じないギャグが直されていたり(「遠い海から来たCoo」はもう誰もわからんのよ)、照明が限りなく「映像」になって表現力を増していたり、参三が自分のことを「オカマ」と呼称しなかったり、いろいろあるわけです。が、お話の根本的なところどころか、割と詳細の部分まであまり変わっておらず。

変わってないんですよ。どうなんでしょう。物語には、普遍性というものがあります。ギリシャ神話や、ホメロスやら、ギルガメシュ伝説の中にも現代の我々に通底するようなテーマはあるし、普遍的なテーマがあるからいまでもシェイクスピアが上演されたりするわけでしょう。でもね、「トランス」ってそういうものだったのかなと。もちろん、「トランス」には普遍的なテーマがあります。あると思うけど、私の中では、非常に90年代的なテーマに思えていたんですよ。30年後には、「あー、20世紀末にはこういうのは深刻なテーマだったよな−」ってなっててもおかしくない話だよねという認識でした。それを、鴻上さんが21世紀も1/4過ぎた段階で上演するならどうなるんだろうという気持ちがあったんです。

でも、それがない古臭い作品になっていてがっかりしたっていう感じはなくて。雅人がネット専業ライターであることがむしろ問題を深くしていたり、天皇制の問題と保守の関係は新しい局面に入っていたり、宗教問題は依然として根深く首相経験者の暗殺事件に繋がっていたり。うーむ・・・って思ってしまいました。もしかしたら、3人の出会いが屋上にタバコの吸い殻をぶちまけるところから始まるのは、20世紀的かも?。2010年代の不良はタバコを吸わないかも(笑)。でも、それ以外の部分があんまり古びていないのは、それはそれで社会があまり良くなっていないことの現れなんでしょうか。それとも、これこそが普遍的なテーマなのでしょうか。うーむ・・・

役者さんについては、初演のイメージが強すぎるので評価するのが難しいんですが、風間さんの陛下は「天皇ってどんな感じでしゃべるか」の解像度が高くなっている感じがありますね(笑)。初演の93年って天皇陛下が雅子皇后と結婚した年で、その後、今の陛下がどんな感じでしゃべるのかを聞く機会が増えたように思うし。小須田さんの陛下はイマジナリー天皇だったけど、風間さんはかなりそれっぽかった。小須田さんの雅人の「狂気」って感じはすごかったけど、あれはちょっと小須田さんならではって感じがします。

岡本さんの礼子はお医者さんっぽさがより強かった気がする。真面目なお医者さんがポッキリ折れる「分析するしかないじゃない!」のシーンはぐっときました。最初のシーンの「早く言ってよ!」のくだりは非常に長野さん的というか、長野さんだからこれを書いたんじゃないかという感じがあって大変そうでしたけど。お芝居の最初、まだ客席の反応を見られないタイミングでアレをやるのは大変ですよー

そして、伊礼さんの参三はもう予想通り、ぴったりでした。なんというか、松重さんの参三よりエレガントな参三になってますね(笑)。松重さんのオカマは場末感があってすごい好きなんですけど、伊礼さんは普通に人気がありそう。

そして、これは私が50歳になってしまったからなのか、18歳で観たときには「物語の残酷さに胸が苦しくなる」という感覚だったのに、屋上のシーンでうるっときてしまいました。というかですね、隣に座っていたおばさまがかなり早い段階からボロボロ泣いてらして(笑)。こっちとしては昔の感覚だったので「えっ!?この話、泣くようなもの???」って思ってたんですが、屋上のシーンはうるっときてしまいました。まあ、私のタイミングとしては「トランス」見た後に高校卒業してるんで、その当時はあの屋上の光景はリアルタイムなんですよね。今、うるっときてしまうのは、あの光景がかつて自分にもあって、そしてもう2度とないって思うから何だろうなと。隣のおばさまは屋上の辺りでは号泣です。でも、もしかしたら芝居自体も今回は初演よりメランコリックだったかもしれないかなあ。やー、わかんないなあ。観てるこっちの変化が大きすぎる。

というわけで、18歳で観た初演よりいい点は絶対つけられないワケですが、それでも満足して帰ってきました。なんかね、観ていない過去の再演のDVDを買って観てもいいかなあって思っちゃった。思ったら劇場で買えば良かったんだけど、まとめて買っちゃったら返ってみないんで、もう少し欲しい気持ちを熟成させた上で、仕事でストレスが溜まって散財したくなったときに買おっと


 

おおぅ、同じ回で長野さんが観てたんだ

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大江戸散歩地図

ウォーキングをしています。

ウチの会社には社内にジムがありますが、わざわざ、会社で仕事をしているときに、ジムには行きません。着替え持ってないしさ。

この社内のジムが、コロナの時から配信をしています。ストレッチやら筋トレやらヨガやら。これが意外と良くてですね。別にこういう動画はいくらでもあると思いますが、Slackで「やんぞー」って通知が来て、リアルタイムで参加するのがいいんですよ。なんつーか、これをきっかけにむりやり仕事を打ち切れるのがいい(笑)。こういうのがないと、在宅勤務はダラダラやっちゃうんですよねー

で、その会社のジムのイベントで「毎日8000歩ウォーキング」というキャンペーンがあります。ある期間を設定して、その期間は毎日8000歩歩く。まあ、平均8000歩でいいよということにはなってますが、「昨日サボったから、今日は2日分の16000歩いくか!」とはならないんで(16000歩も歩くと10kmとかになってしまいます!10km歩いたら、東京駅から新宿を越えて中野までいっちゃう!)、毎日あるかなきゃいけない。毎日、夕食後に1時間ぐらいガツガツと夜の町を歩いています。平和な日本に感謝だね。

当然、平日は家の周りを東西南北にその日の気分で歩いているんですが、流石に飽きます。なので、週末は出来るだけ行ったことがないところを歩こうとしています。街歩き型の謎解きイベントなんかはもってこいなので、楽しくやるわけですね。

去年の夏から、年末までキャンペーン期間によらずずっと歩いていたんですが、今年の1月から3月まではとにかく開発物の全件レビューをやっていて時間がありませんでした。去年、ウォーキングをしていた期間にじりじりやっていた体重は3ヶ月で完全にリバウンドしました。とっほっほ。で、ちょっと時間が持てるようになったので再開しようかなと。

それにともなって最近、買ったのがこの大江戸散歩地図です。エリアごとに29コースと書かれていますが、名所旧跡を回りつつ、だいたい1時間ちょっとぐらいのコースが紹介されてます。最近は週末、これの通りに歩いてるんですが、東京はとにかく「何ちゃら記念碑」みたいなのが死ぬほどあるので面白いですね。

このGWは、「佃・築地・銀座コース」を歩いてきました。月島駅から新橋まで。最初は佃島の灯台からなのですが、佃島には住吉神社があり、そこのいわれを見ると、「徳川家康に神崎川の渡しを提供した縁で、大阪の佃村の人の漁師が移住してきたから佃島」と書いてありました。へー、知らなかった。ちなみに、江戸時代の地図だと月島はまだなく、明治時代に埋め立てられたんだそうです。

というわけで、全コース制覇を目指してちょっとずつ歩いて行く予定です。

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