プロジェクト・ヘイル・メアリー
原作が発売された時から映画化は決まっていた「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。当時の感想はコレですが、まあ、もう傑作なのは間違いない。私は「火星の人」の方が好きなんですが、でも、SFとしてのスケール感としては圧倒的にこっちで、アンディー・ウィアーが次のレベルに達したなってのはみんな感じました。
で、みんな待ってた映画ですが・・・大満足でした。「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を映画にするならこうじゃなきゃっていう、まさに理想的な形です。まあね、あの「スパイダーバース」の人が映画化してるんだから、もうやってくれるのはわかってました。ビジュアルは最高!ロッキーの造形も最高!めっちゃエモい科学賞賛映画でした。
ラスト以外はね(笑)
いやー、それは「火星の人」も同じだったんですが、ラストだけはどうしてもなー。わかりますよ。1,800円払って映画観て、原作通りのラストだと厳しい。ちゃんとハッピーエンドにする必要がある。でも、原作のラストはめっちゃ格好いいんで、そこだけはねー。
贅沢ですよ。映像作品としてはホントに最高なんで。宇垣美里さんとか宇多丸さんとか「でもさー」って言いまくっていて、言っていることはわかるけど、別に満足だけどなー・・・みたいな。
で、原作読み返してみるか・・・と4年ぶりに原作を読んでみたら・・・確かに原作のオモロポイントはことごとく映画になかった(笑)。映画を観て帰ってきたら原作の良かった点は全部忘れてましたわ。
しかし、しかしですよ。原作のオモロポイントをことごとくなくしてもこんな面白い映画になるんだから、やっぱ原作は素材として良くできてたってことなんだと思うんですよ。原作のストーリーのベースがやっぱ良くて、そこに小説はウィアー節が乗ってて、映画はフィル・ロード&クリス・ミラーのめくるめく快感が乗ってる。どちらもいい。が、なんか別の何かとして成立している。それはある意味、最高なのかも。なんか、最近の原作付きアニメとか「ちゃんと原作が映像になっているか答え合わせ」になっちゃってる例もあるじゃないですか。原作が好きで、アニメを観たら「おお、ちゃんとしている・・・がそれ以上でも以下でもないんで、話は知っているから続きは観なくていいか」みたいな。どんな作品のアニメ化も「涼宮ハルヒ」になるわきゃないんで、そういうものです。でも、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」はそうじゃないってことなのかも?
とりあえず、原作を読んだのに観に行ってないのはあり得ないし、原作読んでない人はそれはそれでラッキーってことで観に行った方がいいと思います。うん。





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