2025年春アニメ 1話感想(そのに)
可愛い魔女の女の子がきゃぴきゃぴするアニメではあるんです。主人公のメグは元気印でとっても可愛い。ですが、それだけのアニメにオープニングを坂本真綾、エンディングに手嶌葵を起用はしないわけで。1話から、ベタなんだけど泣かせる話をちゃんとやってて、エンタメとしてよくできてます。原作も面白いんだろうなあ。
かつてはこういう作品がライトノベルからわんさか出てきてたんですが、急激にIQが下がったライトノベルから新文芸の枠の方にこういうのが移っているんですかね。もちろん、ファンタジー世界のテンプレを使いまくっているんですが、設定のテンプレ(転生だとか、パーティがどうとか、悪役令嬢がどうとか)は使わない話で、すごくいいなと思いました。2話も観たい。
一方、こっちは設定テンプレ満載です。聖女様追放もの。いや「国には超自然的な能力で国を守る聖女がいる」という設定ってあんまり普通じゃないと思うんですけど(ちょっと発想が東洋的ですよね)、もうタイトルに「聖女」って入っているだけでこの設定をみんなテンプレとして理解するというのが、すごいなあと。
で、これはもうテンプレ中のテンプレなので、主人公が隣国でどれだけちやほやされて、追い出した祖国がどれだけ酷い目にあうかをみて、みんなスカッとするという、そういうもの。なので、それをどれだけ丁寧にアニメにするかがポイントでしょう。その点で言うと、演出はすごくしっかりしているし(例えば、天気とかね)、悪役はちゃんと悪役しているし、BGMも凄く良いし、背景もいい。1話でいうと、隣国へ流される旅路が独特の背景と音楽で表現されるんだけど、ちょっと感心しちゃいました。
いやー、今期はどれも原作のレベルもアニメーションのレベルも総じて高いわ。こんなにチェックする作品が全部楽しいもんだったか、アニメって。
いや、ラノベはもうダメだろう・・・と思っていたんですが、なんか久しぶりに電撃文庫の新刊ラインナップを確認すると、なんか持ち直してる?これもタイトルはちょっとアレだけども、ダブルヒロインの三角関係でキャラ作りも嫌みがなく、それこそ竹宮ゆゆこがラノベで頑張っていた頃の趣すらあるじゃない。いいじゃない。主題歌も良い電波だし、なんか20年前の調子良かった頃のアニメ見てるみたい。
ナベシンだし、スパイクっぽいのがいるし、エドっぽいのがいるし、キービジュアルの色使いもすごくアレっぽい。皆まで言うな。でも、アレっぽいからダメだとかないし、普通に格好いいし、なんで今まで山ほどコイツのフォロワーがいなかったのっていう。これを毎年観たいんですけど。でも、アレってもう30年前のアニメなんだよなあ。でも、ワックワク。これは最後まで観ます。
キャストもさー、すごーくアレっぽいよね。いま、公式サイトのキャストのところを眺めながらこれを書いてますけど、主役が宮野真守で、山寺宏一と林原めぐみがいて、大塚明夫、中村悠一、杉田智和、小野大輔、井上和彦、上坂すみれ、榊原良子・・・いや、なんかすごいよね。よくこれだけ揃え・・・ん?
多田葵!?エドおるやん!?うそ、アニメの新キャラやるの、何年ぶり!?!?
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