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2025年春アニメ 1話感想(そのさん)

ここまで、ものすごく平均点が高い・・・。昔、1話感想をやってたときって、もっとどうしようもないのがいっぱいあった気がするんだけども・・・この5年で何が起きたんだ・・・?

ユア・フォルマ

「攻殻機動隊」っぽい電脳デバイスが絡むバディ刑事物で、さほどオリジナリティのある設定ではないんだけども、むしろそれを逆手にとって世界観の説明を極力絞って1話を組み立てていて「たぶんこういう設定なんだろうな」と想像させながら本当なら説明がもっと必要なことを省いて物語のキーを見せる組み立てが上手いです。

「このバディ2人の関係は?」「そもそも電索官って何?」「アミクスがいわゆるアンドロイドのことを指しているのはわかるけど、どういういきさつでこういう世の中になった?」という視聴者の疑問を漂わせたままで、「以前の事件の関係者が襲われる」というまた「以前の事件って何?」を語らずに今、主人公達が直接追っている謎を語る。これはそこそこトリッキーなことをやっていて、加減を間違うと「全然わからん。置いてけぼりにされた」から「世界の説明が多すぎて、物語が進まん」までの幅がありうるわけですよね。その絶妙なところをやっていて、これは次回が気になります・・・。演出のクオリティが高い!

この恋で鼻血を止めて

なんとこれは吹き替え版。中国のアニメです。クレジットを見ればそれはすぐわかるんですが、それがなければ「変わったアニメだなあ」とは思うけども、これが中国のアニメである・・・というか日本のアニメではないというのはわからんと思います。日本のアニメの「おかしな作品」の幅の中には普通に入ってます。こういうのを中国で作るんだ・・・それでもこいつはだいぶ変わった作品だとは思いますが、その「アニメというもののベース」の共通認識っていうのが、日本と中国で共有されているんだなというのはわかります。つまり、これはアニメであって、カートゥーンでもないし、アメコミでもないっていう意味ね。キャラはちょっと「ヲタクに恋は難しい」っぽいし、ヘンさ加減はちょっと「スペース・ダンディー」っぽさもある。

でも、サイトのキャラの立ち絵のポーズがおかしいのはなんだ?これが中国のセンスなのか?愉快w

ロックは淑女の嗜みでして

お嬢様学校の正真正銘のお嬢様と、急造の転入生お嬢様は、どちらもロックな正体を隠してました。

といっても、このお嬢様学校自体がファンタジーだし、中指立てるようなロックンローラーもファンタジー。全体としてワケのわからないファンタジーになっちゃって、妙に面白い。すでに、どこを切り取っても「そうはならんやろ」という感じ。「けいおん」の方が100倍リアリティがある(笑)。でも、この世界のルールがはっきりしてるので、これはこれでいいよね。

マンガ原作でヤングアニマル連載らしい。この顔の崩れ方が凄いよね。ホラーだよ、もう。

で、演奏シーンは超絶凄くて、どうやらオープニングをやってるガールズメタルバンドのモーションキャプチャーらしい。すっげー。そんなことができるのか。ドラムとギターの演奏シーンを観て「イマドキ、ここまでやらないとダメなの!?」とショックを感じました。

一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる

これはちょっと1話厳しいかも。厳しい作品がやっと現れて安心しました(笑)

いや、悪くはないです。ぜんぜん許容範囲だけども、1話で主人公のハーレムをじっくり描いてどうする。主人公不在で主人公がモテモテで、その理由がわからないので、すごく居心地が悪い。なんか、今後の展開のとっかかりを作ってくれないと。

ただ、原作のファンなら最初からヒロイン達がわっと出てきて、楽しいのかもしんない。原作のファンだとこういう不満はないと思うんだよね。

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