« December 2024 | Main | February 2025 »

機動戦士Gundam GQuuuuuuX Begining

「THE FIRST SLAM DUNK」を思い出します。スラムダンクのファンが何も知らないで劇場に行ってアレを見せられる体験を重視して、宣伝としてはマイナスなのを覚悟して事前情報をまったく出さず。実際に鑑賞してそれを感じ取ったファンが自分も一切のネタバレをさせず「とにかく見に行って!」と言いまくる・・・というのが、そのときの現象でした。

アレからおよそ2年

今度はガンダムで同じ事が起きました。GQuuuuuuXですよ。読めないんだよ、そもそも。

新しいガンダムが発表されたことは知っていました。ここのところのガンダムはやりたいことがちゃんと分離されて、整理されて進んでいる気がします。ガンダムに新しい血を入れるための新しいシリーズである「鉄血のオルフェンズ」「水星の魔女」は、「あの花」から続く人脈の流れで手堅く評価される作品を生み出しているし、宇宙世紀に心を囚われたままのオールドファン向けには「UC」から続く流れとして「閃光のハサウェイ」「ククルスドアンの島」が出てる。新しき古典、スタートレックでいうところのTNGとしての「SEED」は念願の続編劇場版が作られました。全方向のガンダムファンに、絶え間なく何かしらが提供されています。運営が立派になりすぎて供給過多で死にそう。

そんな中、発表されたのが新しいテレビシリーズであるGQuuuuuuX。公開されたビジュアルイメージからは、「水星の魔女」に続く「間口を広げる」作品の枠に見えました。絵柄的に最初、「TRIGGERがやるのかな?ガンダム・グレンラガン?」てな感じに受け取って「水星の魔女よりは好みなのかなあ・・・」とぐらいに思ってました。

テレビ放送に先立ち、前半の数話を劇場公開にするという話をチラッと聞きましたが、それも特に気にしていませんでした。最近はそういうお商売が盛んですわね。そしたらtwitter(X?何それ?)でちょっとした騒ぎになっているじゃないですか。曰く、「ガンダムを見に行ったら、ガンダムがはじまって混乱した」と。どゆこと?

20250122-115401公式サイトでアナウンスされているストーリーはこれです。こう紹介されてる映画を見に行った人が「とりあえず、最初の『機動戦士ガンダム』のファンだと思っている人はすべからく観に行った方が良い」と言う。そりゃもう、完全に何か仕掛けられてるってことですよ。

 

というわけで行ってきました。

 

 

やりたい放題


やりやがって・・・

 

そうきたかー。いや、これは盲点。これだけ「ガンダム」を翻案していろんな作品が作られてきたけど、これは一番ありそうで無かった奴だわ。

というわけで、ネタバレして感想書きますけど、映画はじまって最初のカットから仕掛けがはじまるという映画なんでネタバレなしでは何にも書くことありません。以下は、劇場に行ってからみてください。いつからTVシリーズが放映になるかもわからない生殺し状態になりそうなんで、気になっている人はとっとと行こう!

 

 

 

 

 

 

さて、ネタバレしますよ。

いまや、「エヴァの会社」というより「シン・○○の会社」というノリのスタジオ・カラー。大ヒットしたゴジラと自作自演のエヴァで「シン」ブランドを確立して、ウルトラマンやって、仮面ライダーやって、ヤマトもやる。正直、ウルトラマン以降はそんなに大きな話題にもなってませんし、私も正直、世代じゃないのでピンとこないんですが、エヴァはさておき、彼らは一貫して「大好きだったあの作品の、でも観られなかったアレ」を作ろうとしています。観られなかったのは、当時の技術ではムリだったのか、演出として選ばれない選択肢だったのか、制作者と趣味が合わなかったのか、まあ、いろいろあんだろうと思いますが、そういうことですね。

そういう意味で、今回の作品の前半は「シン・ガンダム」。で、ガンダムでやりたい「観られなかったアレ」っていうのは、えらく細かい歴史のif。パンフによると、元々は、鶴巻さんのところに「ガンダムやりませんかー」という話が来て、「こんなのはどうですか」と返したのが架空戦記ものだそうです。

たぶん、もう今の若い人はわからないと思うんですよね、架空戦記。私が子供の頃はまだけっこう元気だったんですよ、荒巻義雄の「紺碧の艦隊」とかの、太平洋戦争で「もし、○○だったら」って奴。ただ、私ですらそうですが、今の人は太平洋戦争の史実も知らないですから。知らないと架空戦記面白くないから。

でも、ミッドウェー海戦もラバウル航空隊もルンガ沖夜戦も知りませんが、ルウム戦役や第13独立部隊、星一号作戦なら知っているのが我々の世代。これをベースにした架空戦記ものは成立します。いや、そもそも「機動戦士ガンダム」自体が架空戦記ものだと言っていいわけですから、架空の架空なんですけど、それだけにまだやってなかった。「ガンダム」でパラレル展開、例えばテレビ版と劇場版で結末が違うとか、小説版は話がそもそも全然違うとかはありましたけど、「あそこで仮にこうなっていたら、歴史が変わっていた」みたいなものを正面切ってはやってません。そこで、鶴巻さんが「ジオンが勝つ世界線の話」はどうだと提案したと。アバンタイトルでシャアがサイド7でガンダムの強奪に成功するのを描いて、結果、ジオンが勝った世界での物語はどうか。ダメじゃね?って思ってたけど、意外なことにサンライズはOKを出した。

そこに「アバンじゃなくてもっと膨らましたら・・・」ということで庵野秀明登場(笑)。そもそも「赤いガンダムにシャアが乗る戦記物」をやりたいなーと思っていた庵野さんが、あっという間に映画1本分ぐらい、かつ脚本レベルに詳細なプロットを書いて持って来たと(笑)。というわけで、それをがっつり削って、今回の映画の前半部分が出来ました。つまり、前半は「シン・ガンダム」になっちゃってんのよ。

最初のカットから、コロニーのデザインやモビルスーツのデザインは変わっているものの、ナレーションのセリフ、BGM、レイアウトまで全く「機動戦士ガンダム」の冒頭と同じ。「ガンダム大地に立つ」のタイトルテロップとSEまで同じ。ただし、タイトルは「Beginning_。鈴置さんの声が聞こえるのは空耳(笑)。もうね、ここまでで「や、やりやがったーーーー!」ですよ。隣で観ているMilueが「これってアレよね、だよね」という顔でこっちをチラチラ見てくる(笑)。Beginningか。ガンダムでビギニングって言えば、「めぐりあい宇宙」の劇中歌だもんな。「そして時がすこーやかにぃ〜」ですよ。

もうね、ここからは言いたいことだらけ。あのセリフはこっちで言うのかとか、あそこでガンダムにやられちゃうあの人がこっちで生きてるのかとか、ホントに「ビグザムが量産のあかつき」きちゃってんじゃんとか、詰め込みに詰め込まれていて何度見ても楽しい映像。これ、TVでもやってくれるのかなあ・・・。録画して50回ぐらい観たい。

ここまで、「マジで?マジで?」って思いながら楽しんだわけですが、色々あってシャアのガンダム無双によって歴史は変わり、ジオンと連邦は休戦して、本編は0085のサイド6が舞台です。

で、「シン・ガンダム」のところはいいとして、後半のGQuuuuuuXも含めて考えると、これってターンエーっぽくもある。たぶん、わざわざ歴代ガンダムの要素をつっこんでる。冒頭のザクの侵入シーンはガンダム第1話まんまなわけですが、実はΖガンダムの第1話はまさにこのガンダムの第1話のオマージュで、でもガンダムではそこにいなかったシャアがサイド7(グリプス)に潜入するってのをやっているので、シャアがいるガンダムの第1話はΖガンダムの第1話のオマージュでもあり、どっちでもやったモビルスーツに接触したコロニーの一部がデブリになってコロニーから出ていく描写ももちろんやる。隕石落としがオカルトで阻止出来ちゃうのはもちろん「逆シャア」を踏まえているわけだし、0085パートで軍警察のザクが青で塗られていて、エグザベが尋問されて殴られたり、改札を飛び越えたニャアンとマチュが接触してそれを米津さんが主題歌で歌うところまではΖオマージュだし、ジャンク屋が出てきちゃったらΖΖガンダムじゃんだし、サイド6内部にペガサス級が入港しちゃったらそれ0080でしょだし、クランバトルは「頭部を破壊されたら失格となる」ってガンダムファイトじゃん(笑)。まあ、わざとですよね。

これが単なるオマージュとファンサービスなのか、黒歴史をどうにかしようとしてるのか(笑)はわかりませんけど、

> そして、世界は新たな時代を迎えようとした

は、なんか格好いいこと書いてあるだけなのか、マジで新しい時代を迎えちゃうのか。この世界をUCガンダムのラストで亡霊となってゆらゆらしてたアムロとシャアとララの3柱(笑)は、どうしようとしているのか。つか、ハロがいるけどアムロはバンダイのおもちゃ事業部に就職してしまったのか(笑)。鶴巻さんなので、そこらへんはほどほどにちゃんとマチュとニャアンの話を描いてくれるとは思いますけど、それと、Beginnigしちゃったところがどう世界に影響して、それがこの子たちにどう影響を与えていくのか。架空戦記ものだとすると、シャアのひらめきがこんな形で影響しちゃって、世界はこうなっちゃったよというのが、0079に留まっていては面白くないし、全然正史と違っていても面白くないわけですから、どう絡んでくるのか。

やー、どうなっちゃうんでしょうなあ

とりあえず、大仕掛けで大笑いはさせてもらったんで、観に行ってとても満足です

 

| | Comments (0)

「ピエール・エルメ語る」を読む。そして、イスパハンを実際に食べる

会社の同僚と月に1度、ビブリオバトルをやっています。毎月、お題を決めてそれにまつわる本を紹介するのです。自分が今まで読んだお気にいりの本を紹介することも多いんですが、最近はそのお題を意識しながら大型書店を巡り、本を買い漁るのが楽しみになっています。いやー、買った本のほとんどは読めないんですけどね。その辺はもう本好きあるあるだと思います。本は読むのは大変だけど、買うのは簡単。曰く、「本を買うのはタダだから」(笑)

そこそこ前のことですが、「伝記」がテーマの回がありました。せっかくなんで丸の内の丸善まで出かけて、「伝記、伝記・・・」と呟きながら各階を練り歩きました。ドイツのメルケル元首相や、女子サッカー選手のミーガン・ラピノー、数学者のフィボナッチなんかの本と一緒に、パティシエのピエール・エルメの自伝も買いました。で、実際に読んでバトルに出場したのはこの、「ピエール・エルメ語る」ででした。

私は大変な甘党ではありますが、それほどケーキ屋やパティスリーに興味があるわけでもないです。若木民喜先生のブログなんかは楽しく読んでいますけどね。若木先生のケーキ屋巡りは楽しそうでちょっとスノッブで粋な道楽です。格好いいよね。

そんな私でも知っているピエール・エルメの名。しかし、ピエール・エルメのケーキがぱっと頭に浮かぶかというとそうでもない。

ただ、ピエール・エルメには圧倒的に有名なケーキがあります。それが「イスパハン」です。この本を読むぐらいの読者なら、「イスパハン」を知らないわけはない。

・・・んだと思うんです。この本ではそのぐらい「当然のこと」を語っている口調で「あのイスパハンを着想したきっかけ」について語られます。彼が最初期にルクセンブルクのインターコンチネンタル・ホテルで働いていた時にブルガリアの料理のイベントがあり、そこでどの料理にもバラのフレーバーを感じて衝撃を受けた。その衝撃をケーキにすべく、数ヶ月かけて「バラとフランボワーズ」の組み合わせを選んだが、これが「イスパハン」というケーキになるためにはまだ必要なピースがあり、それを見つけ出したのはそれから数年後のことだった・・・と。

ドラマチックですね。ここで私が思ったのは、「わかったから、そのイスパハンとやらの写真を載っけておいてくれ!」でした。いや、知らんのよ。

しかしまあ、夢の21世紀ですから。本を読んでいる、そのタブレットでブラウザを立ち上げて、ちょちょいとググれば画像は見ることができます。三越・伊勢丹の通販サイトにそれは堂々と出ています。なかなかのお値段と共に。通販ですが、受け取りには新宿まで行かなきゃならない。それは通販というのか?

これかー。見た目もすごいな。赤とピンクだけで彩られてる。上下のピエール・エルメの代名詞とも言えるマカロン生地でこれでもかという数のフランボワーズを挟み込み、その内部にはこのケーキを形作る最後のピースであるライチとバラの香りのクリームが仕込まれているハズ。せっかくだからMilueの誕生日(1月生まれなのです)にホールで買ってみたいなー。でも、たぶん予約しないとダメなんだろうなー。

しかし、日本のケーキ屋というのはクリスマス地獄を過ぎたらブレイクしてしまい、立ち直るのは年明け後。このサイトでも「予約受付は1/5以降、受け取りは1/20以降になります」と。誕生日過ぎてんのよね。まあ、このさい、いいか。別にいいよな、1週間や2週間ずれたって。もう何十年も生きてるんだし(笑)

てなわけで、この連休に新宿の伊勢丹まで行ってみました。

もちろん、ホールのイスパハンはショーケースにありませんでした。その場でオーダーをして、また後日受け取りにくればいいやね。

でも、ちっこいのはいたのね。左奥の隅っこだけど、ちゃんとイスパハンが売っているわけ。で、ショーケースの前に立ったら、もう他のケーキも食べてみたくてしょうがないわけ(笑)。おっきなイスパハンをちゃんと断面みながら食べてみたいけど、でも、ちっちゃい他のも食べてみたいわけ。おっきなイスパハンのお値段で、ちっちゃいのが4つ買えるわけ(つまり、1個1000円です。流石のお値段です)。

売り場のお姉さんに元気よく、「アレと、コレと、ソレと、あと、イスパハン下さい」って言っちゃったね。やむをえんね。

んじゃ、食べてみましょう。

2d2565753a9a45d99c384f10c8fbc929_1_105_c

これは旨い。さすが天下のピエール・エルメのスペシャリテ。今までケーキとしてまったく味わったことのないものが口の中にあるぞ。

サクッとしていながらねっちょりしたマカロンに挟み込まれているのはケーキの体積の何割もを占めてる圧倒的なフランボワーズの瑞々しさ。くにゅっとした食感のライチとしっとりしっかりとした舌触りのバタークリームの食感の対比。そしてそれら全体を薔薇の香りで包み込むことによるうっとりした心地よさと、「ん、今、食べていいものを口にいれてるんだっけ?」的な違和感。

なんじゃこりゃー。すごいですね。ちょっと呆然としたね。

いや、食べ慣れちゃえば「こういうものだ。美味しいね」ってなるのかもしれないですけど、これはちょっと「見えないパンチ」っぽい何かですわ。もっと食べたい。ホールもいつか買おう。

そういう意味で言うと、残りの3つのケーキもちょっとそこらでは食べられないような工夫が全部あって、すごい美味しいケーキではあるんです。ですが「これ食べ物か?」的な意外性はないわけで(笑)、イスパハンはちょっと飛び抜けて違うなにかだったなー。

ピエール・エルメさんが若き日に感じた「え、料理に薔薇の香りさせていいんだ。それで美味しいものになるんだ」っていう衝撃ってこういう意味だったのかとちょっと理解出来ました。

本を読んでなければ、他にも魅力的な日本のパティスリーのケーキが並んでいる中でピエール・エルメに行ってショーケースの片隅のイスパハンを指さすことはなかっただろうと思うし、なんならイスパハン以外に買ってきた3つのケーキは美味しいし工夫もすごいけど日本のケーキの方が安くて好みの味なんだよなーと今でも思うので、ずっとイスパハンを食べることはなかったかもしれない。こうやって、日頃あんまり自分が読まないような本を機会を作って読んで、そこから新たに生まれる好奇心を大事にするのもいいもんです。

というわけで、イスパハンはおいしい。おすすめ。本の方はピエール・エルメさんにあらかじめ興味があるわけじゃなければすごく面白いわけでもないので(笑)、イスパハンを食べて興味が沸いたらどうぞ。

| | Comments (0)

沖縄の美ら海水族館に行ってきた。そのはち

ついに最終日の朝です。

今日の目標は・・・いや、もうだいぶ疲れた。毎日毎日歩き回ってくたびれました。足ガクガクです。もうあんまり何もしたくない。

ただし、あと1つだけやろうと思っていること。それは妻のMilueさんのご飯茶碗を買うこと。Milueはこの旅行の2週間前に自分の茶碗を落として割っちゃったんです。国際通りからちょっと南に逸れたところに壷屋やちむん通りという通りがあって、そこに何件ものギャラリーやら直売所が並んでいます。

で、ほぼ全てのお店が撮影禁止なので何にも写真はないんですが、Milueは青いお茶碗と茶色のお茶碗の2つまで絞って決めきれずに両方購入(笑)。私も格好いい小さめのどんぶりを買ってしまいました。カッコよかった・・・

でも通りを行ったり来たりして、私の疲労はかなりマックス。だいぶものが考えられなくなってきました。

最後のひと頑張りのためにチャージが必要・・・ということで、沖縄最後の食事はステーキにしました。RubyKaigiのレポートでみんなステーキ食べてて羨ましかった・・・。有名なチェーン店はいろいろあるみたいですが、HAN'Sをチョイス。

20241206153951

赤身の柔らかい、いくらでも食べられるステーキ。とにかく、ステーキのお店いっぱいあっていいよねー。

20241206145001 

美味しかったわー

これで動く気力を取り戻したんですが、まあ、早めに空港に行って本読んでればいいだろってことで、ぼちぼちと空港に戻ります。なんせ、レンタカー屋に行って、返却してシャトルバスですから、お店の人には「出発2時間前目処で戻ってください」と言われてます。バタバタしたくない。

20分ほどのドライブをして、もろもろ手続きして空港に到着。しかし、我々の便はなんだかずるずると遅れています(笑)。結局、沖縄最後の食事は空港のA&Wでハンバーガー。

20241206183440 

ルートビアも飲みました。A&Wのルートビアは、わりと見かける機会は多く、周りでこれが好きだと言っている日本人はまず見かけないですけど、実はMilueは普通に好きみたいです。珍しいやっちゃな。私はこれも、ドクターペッパーも好きです。無糖のドクペは家に常備してます。

ハンバーガー食って、お土産物屋で配り物のお菓子を買って(私は出勤してないけど、Milueは週1ぐらいで出勤してんだよね)・・・それでも時間が余ったのでヘリオス酒造の醸造所が空港内にあるらしいというので行ってみることにしました。だいぶうろうろしたんですが、実は国際線の方にあった。

20241206172431 

というわけで、また飲み比べメニューを頼んじゃったり。

20241206172130 

これを飲みながら本を読んで飛行機を待つ・・・。結局ずるずると1時間以上遅れることになるわけですが・・・まあ、終電がなくなって羽田から帰れないほどではありませんでした。なんとかその日のうちに家まで帰り着きました。

ただいまー

というわけで、楽しい旅の記録でした。

 

| | Comments (0)

沖縄の美ら海水族館に行ってきた。そのなな

沖縄3日目。沖縄県立博物館を出て車を走らせ、今晩泊まるホテルへ。今夜泊まるのはノボテル沖縄。昔の沖縄都ホテルで、建物にもなんとなく昭和レトロ感があります。改装されて新しい資本のホテルになったので、とても綺麗なんですけど、なんとなく建物の構えとかがね、レトロな感じある。

周辺の地形が特徴的で。

20250101-163915

川を挟んで2つの広めの道路があり、そこから急な斜面が矢印の方向へ落ち込んでます。そして、その下は遊水池。つまり洪水になったら池になるよという場所なんです。なので、泊まったのはホテルの11階だったんですが、北向きの窓から外を見るともの凄く高い位置にいるような気がするわけです。ホテルの前の道も、おそらくは自然堤防で両側に鋭く下り、道自体も西から東に向かってかなりの登り坂になっています。

そういうところなので、おもろまちの博物館からホテルへ車を走らせると、目の前にホテルが見えるのに大きく右に迂回していくような格好になります。ナビにお任せで走ってるとちょっと混乱しました。

さて、無事、ホテルにチェックインして、ガイドブックを見ながら今夜の食事を考えます。普通の居酒屋みたいなところに行きたいぞ。ホテルから国際通りまで歩いても30分ほどですが、その手前のゆいレールの安里駅の側の「うりずん」というお店が良さそうなので予約の電話をしてから行きました。木曜日に予約がいるかなと思ったんですが、しておいて正解でした。混んでた。

20250101171807

店の奥のバーカウンターのような作りのところに2人通されて、カウンターでは店長さんがお酒をサーブしてくれます。このお店、なかなか変わった仕組みで注文はその店長さんのところに一回集まって、店長さんは伝票を付けてお酒はそのまま作り、食べ物は厨房へ回されると。店長さんはカウンターの奥で全部の注文を把握してるわけですな。それで上手くいくのかいなと思っているんですが、案の定、ちょいちょいミスってる(笑)。でも、活気があって、楽しい飲み屋でした。

んじゃ、食べたものの写真を・・・

20241205191323 

ぐるくんの唐揚げと、ドゥル天。宜野座のホテルで食べたどぅるわかしーのコロッケですな。

20241205190348 

ジーマミー豆腐。

20241205195358

イカスミの焼きそば。

あと、チャンプルーとか食べたな。写真撮るの忘れましたが。

ひとしきり楽しんで、早めに退散。待ってるお客さんもいるしね。満足満足。

19時の予約で、20時頃には食べ終わって。ちょっと早いなと思ったので、散歩することにしました。安里駅がすぐ側なのでゆいレールに2駅のり、県庁前で降りました。そして、そこから国際通りをずーっと歩いてホテルまで戻ろうという算段です。夜21時前の国際通りはそれほど混んでるわけでもなく、店が閉じちゃってるでもなく、なかなか楽しい散歩でした。お土産もちょいちょいと物色したりして。たっぷり30分以上かけてホテルまでゆっくり歩いて戻りました。いや、ヘトヘトですわ。

 

| | Comments (0)

沖縄の美ら海水族館に行ってきた。そのろく

沖縄3日目の朝です。もうだいぶ疲れているので、チェックアウトの時間までホテルでのんびり読書。

あ、朝ご飯は和食でした。

20241205074247

これにお魚がつきました。写真を撮り忘れました。ご飯はおかわりしました。言うまでもなく、美味でした。お昼もチェックアウト後のホテルのカフェテリアでまた沖縄そばを食べちゃった。ホテルが素敵すぎて名残惜しい。

さて、本日のやるべきことは那覇市内のホテルにチェックインして車を置き、近場の居酒屋で泡盛でいっぱいやる。それだけ。

それだけなんだけど、いくら何でもホテルのチェックイン時間にも、ましてや居酒屋の開店時間にもたっぷり時間がありすぎます。そこで、遅ればせながら沖縄について学ぶべく、沖縄県立博物館を目指すことにしました。

この写真は、石本建築事務所のサイトから。沖縄のお城(グスクというらしい)をモチーフにしているなかなかに格好いい建築です。

20241205130301 

こっちは私が撮った写真。風雨にさらされて味が出ていますが、やっぱり格好いい。

沖縄県立博物館は沖縄県立美術館と一体になった施設です。美術館の方では「『〇(マル)でも×(バツ)でもないもの!』〜「ARTと私」正解のない「教育普及」展〜」というセンスのいい名前の特別展示をやってましたが、私の教養では理解出来なさそうでした(笑)。博物館の方は、今は企画展示はなく常設のみでしたが、ゆっくり常設展示をみてまわることに。

沖縄の動植物から、港川人という旧石器時代の人骨、尚氏と琉球王国、薩摩支配、沖縄県、終戦と占領・・・とても数時間では飲み込めない分量で、これまたへこたれました。ところどころに椅子があって助かった。13時ぐらいについて、それでも17時前ぐらいまでいたのかな。知らないことが多くて(ほとんどで)、勉強になりました。

20241205143544 

 

 

| | Comments (0)

« December 2024 | Main | February 2025 »