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ドラクエ10のコンサートに行った

ドラゴンクエスト10は今年で10周年(ちなみにFFXIは20周年)。その長い歴史と多くのコンテンツのほとんどに付き合えている訳ではないけども、なんどかストーリーはほぼ追いかけています。バージョン6までくると、もうさすがに前の話は大分忘れちゃってるわけですが、逆にバージョン1やバージョン2の話は新鮮な印象とともに覚え続けていますけど。そして、そのバージョン1の話をMMOじゃない普通のドラクエとして再構成した、オフライン版の発売に併せて、恒例の東京フィルのドラクエコンサート、この8月はドラクエ10です。ご近所で行われるということもあり、出かけてきました。

いや、本来で言えば、「みなさーん、オフライン版、楽しんでますか−」って感じで行われるはずだったんですが(笑)、発売が延びちゃったんでそうならなかったわけですけど、まあ、いいですよね。以前、一度、東京フィルのドラクエコンサートには行ったことがあるんですが、なんといってもDQXは一番思い入れのあるドラクエですから楽しみです。

当然のことながら、オープニングは「序曲X」から。で、音が出た瞬間、不思議な感覚が。「あ、ゲームとおんなじだ」

考えてみると、今までのドラクエのコンサートってゲーム中はゲームの音源でなっていた曲をオーケストラで演奏したバージョンを聞いて、「おー、こうなるのかー」というものだったと。でも、DQXはゲーム中でもオーケストラ演奏のBGMが鳴っています。正確に言えば、リリース当時、10年前のWiiで発売されたDQXはそうではなくて、Wii U版から変わりました。なので、そのタイミングでバージョン1もオープニングが長くなって映像も作り足されたはずです。つまり、本物のオーケストラの演奏をBGMとしてプレイしているドラクエってDQXが最初なんですね。だから、完全にゲームで聞くのと同じ曲、同じアレンジの演奏が目の前から聞こえてくるんです。なんか、新鮮。やっぱ、テレビで聞くのと10メートル先の楽器が鳴ってるのと、迫力は全然違うし、パート構成とかも目の前で演奏を見てるとよくわかるし、楽しい。以前聞いたドラクエコンサートとはちょっと違う楽しみですね、これ。

そして、もう一つ、よく考えると面白いなと思うのが、目の前のステージに乗っかってるオーケストラの楽器だけで、普段遊んでいるゲームのBGMが演奏されているという不思議さです。だって、ゲームなんだから、BGMをオーケストラでやるにしても、電子音源だって使っていいわけですよ。逆に、純粋にクラシックの楽器だけでやってるゲーム音源ってほかにあるのか。演奏された楽器の録音やサンプリング音源を元にBGMを作っているゲームなんてイマドキいくらでもあると思うんですが、逆にゲームとまったく同じBGMをオケで再現出来る(再現って言い方も変だけど)ゲームって、すごく珍しいんじゃないか。1曲ぐらい、電子音源や電子楽器やギターでやろうという誘惑はなかったんだろうか。聞いているうちにすごく不思議な気分にさせられました。

というような、いろいろなことを考えつつも、やっぱり聴けばそれぞれに画面が浮かぶというような慣れ親しんだ曲たちなんで、純粋に楽しみました。いやー、思った以上に良かった。機会があれば、また参加したいですね。

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