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読書で離婚を考えた。/ 円城塔・田辺青蛙

円城塔と言えばガチガチの理学博士であり、ゴリゴリの研究者でありながら、研究では飯が食えず芥川賞を取った(はしょりすぎ)という、研究者としての道に挫折しCSもロクに囓ること無く安易にSEとして糊口を凌ぎ、ちょっと愉快な手順書を作って同僚を笑かしてはかすかなエゴを満足させて生きている私から見れば、羨むばかりの才能に溢れまくっている人です。「Self Reference ENGINE」と「Boy's Surface」はほんっとに面白かった。もうね、嫉妬しかないです。でも、最近の作品は私もいまいち理解できないときが・・。

そんな円城塔さんが奥様と共同で書評の連載をしたそうですと。ほほう・・・どのような本を・・・。目次を眺めてみたんですが・・・なんだこれは・・・どうして料理のレシピ本とか折り紙の本とかVOW(懐かしい)とかが入っているんだ・・・。

なんでも、本の趣味がまったく違う2人が「その人の本棚をみれば(略)」という格言よろしく相手に読ませて感想を聞くことにより相互理解を深めるためにお題を出し合ったという連載なんだそうです。迷走している感が目次だけでありありとわかる(笑)。なるほど、それでこのタイトルなんですね。

で、円城さんの方はきっちりしているので、ちゃんと最初のお題に絡めて本を選ぶ。奥様の田辺さんは、割とそのテーマを忘れがち。自由奔放・大らかに連載を進めて楽しそう。そんな奥様と円城さんは自然現象に相対するかのような半ば諦めの境地で着地点を探す。そんな噛み合ってんだか、噛み合ってないんだかよくわからないけどなんだか仲の良さそうな関係性を楽しむ、そんな本です。んー、だって紹介されてる本で「あ、読んでみようかな」ってなる本ないんだよ、この本は(笑)。まあでも、割と楽しく読みました。だって、もう完全に円城さんには共感しかないんだもの。

あ、でも私はたまになら嫁が料理してくれてもいいと思ってますよ(笑)


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