スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
実は「ファー・フロム・ホーム」も観てきました。
これは「エンドゲーム」の後日談なので、観ざるを得ないじゃないですか。アベンジャーズシリーズでもスパイダーマンは可愛いキャラだったし、トニー・スタークの愛弟子ですからね。
観に行く前には、「スパイダーマン:ホームカミング」も予習しました。こっちは「シビル・ウォー」の後で、スタークに認めて欲しくてピーターがハッスルしまくって空回りする話。スパイダーマンはご近所ヒーローなのでアベンジャーズに比べるとぐっと物語の規模が小さくなるんだけど、それで映画としての魅力が下がるワケではないところが魅力。悪役のおじさんが格好いいんだよなー。
あー、それでいうと、「エンドゲーム」を観た後で、「ウィンターソルジャー」と「ドクター・ストレンジ」も観ました。どっちも微妙かな・・・。「ウィンターソルジャー」はスティーブの物語としては面白いんだけど、敵も味方もスットコドッコイ揃いで苦労するところがなんともはや。だいたい、大きな悪の組織を出すと、そいつらが何をしようとしているかにリアリティがなくなっちゃうってのはありますよね。
「ドクター・ストレンジ」の方は、お話はしっちゃかめっちゃかながら、カンバーバッチを観ているだけでなんか楽しいというずるい映画。あと、次元を越えて背景がぐっちゃぐっちゃなるアクションはすっごい。映像技術も凄いけど、「こういうのを作ろう」とデザインできる才能が凄い。ま、お話がしっちゃかめっちゃかって書いてますけど、MCU基準でなので、普通のアクション映画の水準は超えてるとは思います。ま、でも、オチが、ねー。タイムストーンは扱いづらいネタではあるよね。
というわけで、他のヒーローに比べればかなり明るめなスパイダーマン。ただし、冒頭から敬愛するスタークおじさんを失った直後で混乱気味。アイアンマンはアベンジャーズの次期リーダーにスパイダーマンを推してた感もあり、世間からも「アイアンマンこと英雄トニー・スタークを継ぐ男」として注目を集めてます。とはいえ、世間の皆様は知らないことではありますが、所詮は中の人は高校生。ヒーローとしての責務も感じつつ、「アイアンマンにはなれねーし」「つか、意中のあの子と修学旅行だし」とヒーローお休み感。しかし、そこは脚本家が認めてくれるはずもなく、試練が与えられ、成長を見せます。
「エンドゲーム」があんな話だった後にどんな話をやってもしょっぱい感じになっちゃうんと違うん?とみんなが心配しているところへ、ネタバレしますけど敵が「敬愛するアイアンマンの負の遺産」であり、アイアンマンなら持ち前の傲慢さで「知るかボケ」で吹っ飛ばしちゃう相手にきっちりと向き合っていき、アイアンマンとは違う大人に近づくという「おー、エンドゲームがあの結末だったからこその、これだよなあ」という話をやるってのは、まあ、すごい。お話も明るいんで、MCUの中では観て元気になれる映画ではありますな。3作目への引きも気になるし、ラストカットでヒューリなにしとんってのもあり、これから先も楽しませてくれるんですかねー。いや、この後MCUを全部観てくってつもりはないけどもね。
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