F1.2グランプリ 2018前半戦
今年のF1も前半戦が終わり、シャットダウン・ピリオドに入りました。ご苦労様。バカンスを楽しんでください。でも、たぶんホンダは休んでないんだろうなあ。大変だなあ。
さて、今年は本当に久しぶり(10年ぶりぐらいだよね)にトップチーム間のパフォーマンスの差が小さく、接近した戦いが続いています。皆さんも楽しんでらっしゃることでしょう。
ところが、トップ3チームとそれ以下のチームとの差がとても大きくなっています。まるでF1が2カテゴリーに分かれてしまっているかのよう。そして、このトップチームを除いた7チームの争いもものすごく僅差です。
今回は、この7チームがF1のセカンドカテゴリー、すなわちF1.2というクラスだったと仮定して、その戦いをまとめてみたいと思います。
では、F1.2のポイント争いを観てみましょう。レギュレーションは以下です
- トップ3チームをレース結果から除いた順位をつけ、その結果に対して10-6-4-3-2-1方式のポイントを与える(これで大体総合順位10位あたりまでが入賞になります)
- 決勝と同じように3チームを除いた予選結果に対して、1位に1点を与える
こういう結果になりました。本物のランキングの7位以下とは、ちょっと違う並びになるのが興味深い。
チャンピオン争いはルノーの2人とハースのマグヌッセンの間で繰り広げられています。ヒュルケンベルグは12戦中4戦で優勝をあげる活躍でリード。ほんと、なんでこの人が表彰台未経験なんだろう・・・不思議だ。
一方、マグヌッセンは4回のポールポジションをゲットしながら2勝にとどまっています。サインツは未勝利ながら安定してポイントを稼いで3位。4位はさすがのアロンソ。開幕戦の優勝が光っていますが、しぶとくポイントを稼いでいます。その一方でバンドーンは10位で苦しんでます。バンドーンにも同情の余地がかなりあるんですが、それはそれとしてアロンソはやっぱりすごいですね。
この後は、オコン、ガスリー、ペレス、グロージャンと続き、ここまでが優勝してるドライバー。なんとガスリーは2勝してるんですが、それを含めて入賞が4回と安定感のない成績が心配。1年目のパッケージで2人とも新人ドライバーというところが成績が安定しない理由なんでしょうか。ここに「チーフデザイナー離脱」という要素が加わったトロロッソの今後は決して明るくありません。ただ、後半のレースは経験済みのコースが増えてくるのでそこはいいところかも?
大活躍のルクレールですが、順位的に言えばまだ9位。しかし、まだまだ伸びしろのありそうなザウバーのマシンは、後半戦が楽しみです。個人的にはもう一年ザウバーで、今度はナンバーワン待遇で勉強してみるのがいいんじゃないかと思います。2年目でフェラーリに行っても潰されちゃうんじゃないかと心配です。
というわけで、いかがだったでしょうか。7人のウィナーが出ている接戦です。こちらのカテゴリーも見所いっぱい。後半戦もお楽しみに!
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