飛行機の中で映画を観る
2月の後半は福岡に出張していました。
福岡となると、さすがに飛行機での移動となります。自宅から羽田空港は混雑しまくりの電車に揺られての1時間。苦痛です。一方、福岡は地下鉄で10分で天神まで出られて、あとはバスでどこにでもGo。最高です。通勤ラッシュはないし、食い物は旨いし、球場は近いし、最高だな、福岡。
で、土日は家に帰っていたので、足かけ3週間。3往復したわけですが、今回、機上では映画を観ることにしました。
飛行機の中こそ、去年、広告のお姉さんが可愛いからという理由で買った赤いSonyのノイズキャンセルヘッドホンの出番。で、どうせずっとヘッドホンをしているのなら、動画を観ていればいいかなーと。普段、録画消化を優先してなかなか観られない見逃してた映画なんかを観る時間にしようと思ったわけ。Amazon PrimeとNetflixはどちらもダウンロードが可能なので、iPadにダウンロードしました。ちなみにiPhoneはヘッドホンジャックがないのでこの用途には使えないです。iPadぐらいのサイズがあれば、機内で観るには十分過ぎる大きさでした。ずっと手で持っているのが辛いぐらい。
こんなもの観ました。
- 「グランプリ・ドライバー」(マクラーレン・ホンダのドキュメンタリー)
- 「ゴースト・イン・ザ・シェル」(実写)
- 「イミテーション・ゲーム」
- 「帰ってきたヒトラー」
- 「バイプレイヤーズ」
- 「攻殻機動隊 arise」
- 「GODZILLA 怪獣惑星」
マクラーレンのドキュメンタリについては、感想を書きました。
「ゴースト・イン・ザ・シェル」については、押井さんや神山さんの「攻殻」についてのリスペクトはあるんだな・・・というか、あのアニメのシーンをやりたいんだなってのはわかるんですが、それ以外に出てくるセットやガジェットがあまりにかっこ悪く、そして、テーマは原作の思索のはーるか下のレベルに留まっていて、こりゃだめだ感が凄い。褒めるところがない。あ、ビートたけしのしゃべりが批判されてましたけど、普通に聞き取れましたよ?少なくとも吹き替え版では。
「イミテーション・ゲーム」は、面白かった。カンバーバッチはハマってはいるんだけど、「シャーロック」や「スタートレック」で見せた役とあんまり変わらない印象です。IT業界にいるものとして、もちろんアラン・チューリングの名前は、「チューリング完全」や「チューリング・テスト」などの言葉とともによく耳にするので、ぜひとも観ておきたかった映画で、観てよかったと感じました。
「帰ってきたヒトラー」は、これはなかなか難しい作品。「ヒトラーが現代に飛ばされてきて、『過激なコメディアン』としてドイツ人にウケたり、ウケなかったりする」というネタなんですが、おそらくこの映画を撮っている様子をそのまま劇中に使ってるんですよね。なので、すごくメタな作品だし、ドキュメンタリーっぽくもある。例えば、「ヒトラーが現代のナチ党を受け継ぐと評している政治組織を訪問して、お前らはなっとらんと叱咤する」というシーンがあるんですが、たぶん出演しているのは本物なんですよ。で、ヒットラーの格好した役者に「なっとらん」とか怒られるんですが、まあ、向こうも苦笑するしかないですよね(笑)。で、基本的にはギャグなんだけど、ものすごく深いところを慎重に突っついてます。これ、ドイツ人にしかわからんだろうなというネタもすごく多いんだろうと思うんですが、観て損はないです。
「バイプレイヤーズ」は大杉漣さんを偲んで。1話みたらそうとう面白かったので、Milueと一緒に観たいと思います。
「バイプレイヤーズ」の1話のあと、「攻殻arise」を1話観ました。面白いけど、難しい(笑)。以前、一度観ているんですが、レベル上げしながらみたら全然わからなかったのでもう一度観ました。これも機会を作って最後までみたいです。
虚淵玄つながりで、「怪獣惑星」も観ました。こっちはなんか普通にSF。エクソダスなSF設定がすごく面白くて、アクションもすごくて、満足。しかし、最初から最後まで状況が絶望的過ぎて、逆に登場人物たちに共感できない。こんな状況で「ゴジラやっつけよう」とか思うかな?
というわけで、飛行機もたまに乗ると良いものだし、数年前だったらけっこうめんどくさかった機内での映画鑑賞もすごく楽になったことが実感できて、有意義でした。
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