弾けないギターを弾くんだぜ
タイトルは電気グルーヴの名曲から引用ですが、特に関係はないです。
ドラクエ10で一緒に遊んでいるフレンドに、若いギタリストがいます。溝下優也さんというのですが、普段見かける姿は
なので、「かぼちゃん」としか呼んだことがありません。アレ?キャラ名って何だっけ?(笑)
そんなかぼちゃんは関西出身なのですが、ギター片手に上京してきました。若者にメシを奢るのは年長者の義務。去年の年末、私(アストルティアではオルジュー)とMilue(アストルティアでは私のキャラを引き継いだのでアレンビービ)は、かぼちゃんをダシにして上手いものを食いにいくことにしました。
いやー、オフ会は楽しいですなー。なんか独特の楽しさがありますよね。というわけで、楽しく肉を食ったんですけど、そこでプロに申し訳ないなと思いながら、1つお願いをしました。
エレキギターを買いたいので、アドバイスをくれないかと。
昔から興味があったんですよね、エレキギターに。アコギは親父の実家に転がっていたし、どういう仕組みでなるのかわかっているんですけど、エレキギターって一体何なのか、何がエレキなのか実感としてよくわからない。どこかに電気通ってるの?でも、日常演奏している姿を一番よく見かける楽器ってピアノかエレキギターじゃないですか。いったい、何をしたらどんな音がでるものなのか、触ってみたい。そして、大好きなアーティスト達が担いでいるギターというものを自分の部屋に置いてみたい。無茶言わなければ10万もあれば普通に買えるでしょうから、買ってみるだけ買ってみればいいわけです。
しかしですよ、エレキっていうぐらいだからギターだけじゃ鳴らないわけですよね?最低限、何を買えば楽しめるもの?よく知らないけど。演奏自体にはさして興味は無く、今から必死こいて練習する気も無く、ギターはどうしたら鳴るのか、コードを押さえるって実際どんな感じなのか、エレキギターの音って実際どんな音なのか、そういう興味本位だとどうしたらいいのかって、どこにもアドバイス無いわけですよ。しょっぱなが不真面目だからね(笑)。
まあ、この話にギターの善し悪しなんて関係ないんだから適当に買ってきて失敗すればいいわけですけども、やっぱり「最低限、これは止めとけ」みたいなものってあるかもしれないじゃないですか。初心者が最初に触るのに、それはないなー、みたいな。「すこしのことにも、先達はあらまほしきことなり」とは兼好法師も言ってますし。どんな世界でも、それに詳しい人と一緒に楽しむのが一番。せっかくプロのギタリストと友達になれたんだから、助けてもらいましょう。
というお願いをしてみて、年が明けたらお買い物につきあってねー・・・と言って以来、参画しているプロジェクトは破滅的な状況を迎え、週末に出かける元気など欠片もなく。結局、プロジェクトを抜けたゴールデンウィークにやっとお買い物にいくことができました。
かぼちゃんが指定した待ち合わせ場所はJR御茶ノ水駅。「なんで?」と思いましたが、駅の改札をでたらずっと楽器屋さんが並んでいます。ほほー、お茶の水とはこういうところでしたか。
かぼちゃんに連れられて、いくつかのお店を回ってみます。基本は中古屋さん中心です。やっぱり新品と中古ではかなり価格に差があるし、欲しいギターの新品が手に入るというものでも無いわけで、中古の扱いは凄く多かったです。そういうものなんですねぇ・・・。こちとら、電化製品を買いに行くような気分だったので「新品買って開封の儀をやるのも楽しいよなあ」と思ってましたが、かぼちゃんはむしろ新品はあんまり念頭に無かったみたいです。
中古屋さんなので、店員さんが並んでいる中から薦めてくれるわけですが、なんせこちらに「こういう曲を弾きたい」とかそういうのがないので、薦める方としてもどうしていいのかわからず。とりあえず、薦められるがままにいくつかかぼちゃんに試奏してもらいます。で、わかったこととしてはエレキギターは音を調整したり加工したりする手段がたくさんあって、それによって音がすごく変わってしまうため、ギター単体での音の違いというのはそれに比べれば大した問題じゃないと言うことです。もちろん、プロの演奏家になって目指す音があり、それを作るためのファクターの1つという意味では選択すべきものなんだろうと思います。が、ただ触ってみたいというレベルだとなんだって構わない感じです。逆に、アコギのお店にも行ってかぼちゃんがいくつか弾いてくれたんですが、アコギはギター自体による音色の違いがかなりあって面白かったです。
となると、基本は見た目。あのアーティストと同じスタイルのが欲しい・・・とかなるのかもしれませんが、それもあんまりないんだよね・・・。と言うわけで、うろうろした結果、化粧板なしで、ウッドボディの表面そのままに渋めの赤に塗装されたギターが目に入りました。40の手習いとしては、このぐらいの落ち着いた感じが良いなあ。かぼちゃんに弾いてもらったところ、問題ないでしょうとのこと。お値段3万円台。安くは無いけど、中年のおもちゃとして別段高いものでも無いですね。これにします。
中古なので素性は不明なのですが、PRS SEと書いてあります。かぼちゃんに「有名なメーカーなの?」と聞いたら、「PRSですか?それは、とても。SEって書いてなければプロだって使いますよ」とのこと。SEは廉価版シリーズで、新品でも10万円以下ぐらいで買えるんだそうです。ほえー。これは現行モデルで私が買ったのとは装飾のディテールが違いますが、色と形はこんな感じ。可愛いでしょ?気に入って飾ってます(笑)。
かぼちゃんに他には何を買えばいいのか聞いたところ、「アンプがないと鳴らないですけど・・・大きな音が出せなくて、ヘッドホンがいいんですよね?まあ、その辺はまとめて通販が便利ですよ」。なるほどね。
というわけで、お茶の水で目に付いたメキシコ料理の店に入りかぼちゃんにタコスを食べさせるかわりに、サウンドハウス(http://www.soundhouse.co.jp/)というサイトを教えてもらいました。ここで、ギターの弦(いつ必要になるのかわかっていないが、いざ必要だとなったときにどれを薦められたのかわからなくなるので買っといた。購入履歴が残っていればまた買えるだろう)とスタンド(1000円で買えたが、これは確かに重要だった。いちいちケースにしまうのめんどくさい)と共に、VOX ( ヴォックス ) / Amplug AC30 G2 というちっこいアンプを買いました。これにヘッドホンを繋げば良いそうな。
大きさは、大きい缶に入った方のフリスクぐらい。便利ですが、デザインが古くさい。トランジスタラジオかよ。総じて楽器類のサプライってこういうイメージですよね。
例えば、どうしてこういう感じにならないんでしょうかね?こういうんだと
売れないのかな?
そんなわけで、ギターを買ってみておよそ2ヶ月。自分で思っていたよりは触ってます。どうせ私のことだから完全に置物になっちゃうんじゃないかと思っていましたが、2, 3日に一度ぐらいは担いでジャカジャカ・・・までは行かないな、ゴキゴキやってます。
いやー、しかし難しいものですね。よくFが鳴らなくて挫折するって話は聞くじゃないですか。Fどころじゃないですよ。Cが鳴らないですよ(笑)。左手の薬指で両隣の弦に触らずに1本だけ押さえるって無理じゃない? いや、薬指一本だけ使うんなら出来るけど、他の指も押さえるのよ? 私の薬指の第1関節なんて、自律的には曲がらないですからね。不随意関節ですよ(笑)。これは完全にダメUIですね。もう何百年も使ってるんだから、次のバージョンは出ないの? Gとかめっちゃ使用頻度高いわけですが、薬指と小指でそれぞれ一番離れた弦を押さえろって書いてあって目を疑いました。即座にキーコンフィグを変更したいと思います。Emacsで小指がつるってレベルじゃねーぞ。
と、ひとしきりへこんでみると、テレビを見ていてもギタリストの指が気になるようになりました。特に小柄な女性アーティストなんかまじまじと見ちゃいますね。どうやって指を届かせてるんだろうと思いますもの。みんな凄いんだなあ。
さて、いくら何でもコードを押さえるだけだと飽きるんで、私のような雑魚でも絶望しない極簡単な楽譜を探して、適当にならして遊んでいます。今は
- CCR「雨をみたかい」
- RCサクセション「雨上がりの夜空に」
- 山本正之「ヤッターマンの歌」
の3曲の楽譜を入手して、代わる代わる練習してます。この3曲は基本的に3つのコードを展開しているだけなので運指がすぐに覚えられます。それと弾けるってことは全然別なんですけど、まあ、適当にね。あと、エレキギターってアンプに繋がなくても一人でがちゃがちゃ練習してる分にはちゃんと音がするもんなんですね。響かないので静かで良いですw。
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