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2017春アニメ1話感想 そのいち

仕事がトラブっていたため、2シーズンほどサボりましたが、今期から復活します。

[銀の墓守り(ガーディアン)]

上海の製作会社が日本に制作部門を作り、向こうの人気Web漫画をひっさげてアニメに参戦・・・という感じの本作。凄く日本ぽい感じもあり、ちょっと違和感ある部分(悪い意味ではなく)もあり・・・。時代は変わってますねー。

で、肝心の中身はというと、1話は主人公とヒロインが思わせぶりなことだけを言い続けながら無双してただけなので、さっぱりわかりません。どうやらゲーム世界に行っちゃう系らしいんですが・・・特に観るべきところはないかも。

[GRANBLUE FANTASY The Animation]

アニメを観ているとやたらCMは目にするあのスマホのゲームのアニメ化。

A-1 Picturesの制作で、絵はとてもキレイ。キャストも豪華絢爛で、OPがBUMP OF CHICKEN、EDがHARUHI。たっぷりとお金がかかっていることはよくわかるんですが、肝心のお話が・・・。お人好しの主人公のところに美少女が落ちてきて、ヒヒヒと笑う悪役に主人公が殺されてしまって、イヤボーン(女の子が「嫌ー」と叫んだら秘められた力でボーンとなるというテンプレのこと)では、さすがに・・・。

もっとも、スマホのゲームなんてそんな難しいストーリーを語れないので無理ないのかもしれないですが、それならそれでちゃんと文芸にも力を入れればいい話で。ここから王道で面白くするのもまったくもって可能だと思うんですが、1話を見る限りそうしようという気があるのか疑問ですね。

[アリスと蔵六]

漫画原作。おじさんと小さな女の子のコンビの話が最近多いような気がします。「うさぎドロップ」の変奏曲というか・・・。「甘々と稲妻」とかね。

こちらの女の子は「幼い」というような年齢ではないんだけど、超能力者で研究所に閉じ込められていたので一般常識がないという、「Fate/stay night」のイリアみたいな設定。結局、生意気な女の子をなだめすかしたり、叱ったりして一人前の人間にしていくという話。

なぜこういう話が流行るのかということを分析してみますと、物語にはキャラクターの成長というのが欠かせないんだけど、いろいろな理由があってなかなかそれを中軸に据えた話は難しいわけです。もちろん、やり尽くされたというのもあるし、物語のスピード感の問題もあるし、ゴールをどうするかという問題もあるし。ところが、成長するキャラクターをホントに子供にしてしまえば、これは嫌でも成長する話になるので組み立てやすいんじゃないかと。

で、超能力もの(というか、ある意味では魔法少女もの)の要素を組み込んだ点と、育てる側を頑固爺さんにしたところにオリジナリティがあるわけですが・・・これ、そんなにオリジナルになるかな。設定は面白いと思うので悪の研究所がどういう動きをしたり、どういう手段でヒロインを奪い返しにくるかというところには興味があるんだけど、たぶんそこはあんまりちゃんとやられないままに、子育てアニメになっちゃうんじゃないかと危惧しています。どうなんだろね。

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