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月曜日は2限から/斉藤ゆう

お気に入りのマンガ、斉藤ゆうの「月曜日は2限から」がきちんと完結しました。いや、完結するタイプのマンガじゃないと思っていたので、結構びっくりしてしまいました。

校則が厳しいことで有名な進学校で孤高の存在を貫く2人の女の子。金髪に制服を着崩す遅刻の常習犯の咲野瑞季と、先生よりも厳しく生徒を取り締まる法の番人こと吉原依智子。そして、ほどけたリボンを結んであげたことで不良として遠巻きにされている瑞季にすっかり気に入られてしまい「悪友」認定され、瑞季をなんとか更生させたい依智子からは「戦友」認定される主人公、居村草輔の3人による会話劇。四コマ漫画なのでそんなに事件が起きるわけでもなく、不良少女(でもグレてない。単にだらしない^^;)と優等生(でも成績はよくない^^;)と猛獣使い(扱いされているただの人の良い兄ちゃん)の3人の軽妙な会話が魅力です。

このマンガの特徴が洒落です。「村上春樹は比喩に特徴がある」というのと同じニュアンスの話です。例えば、こんな感じ。

居村の最後のコマの台詞、少年マンガっぽくないですよね。「何上手いこと言ってんの?」って感じの洒落です。ずっとこんな感じです。

瑞季は居村のことが好きで別にそれを隠すでもないし、居村も徐々に瑞季に惹かれていく。頑なさ故に友達のいない依智子は瑞季に振り回されながらも心を通わせ、居村には徐々に恋心を抱いていく。3人の関係はそうやって徐々に変わっていくんですが、なんせ会話がこんな洒落で組み立てられていくので、直接的にならず、ふんわりしている。そう、ちょうど流行の言葉で言えば「ムズキュン」な感じ。

4コママンガなので、毎回落ちのコマがあるのは当たり前なんですが、それをことごとく言葉の洒落で落とすのは大変。まあ、もちろん本作も「ことごとく」とまではいきませんが、でも、特徴的と言えるほどの量であることは確かです。

そんなふうに単行本7巻まで積み上げてきて、最終話ではそんなふんわりした関係のその結末をきちっと形にして見せてくれる。素敵な話でした。かなり好みが分かれる作品だとは思いますが、あまり似たタイプが存在しない、希有なマンガです。公式サイトで1話が読めますが、依智子が出てきてからがこの作品の本番なので、まずは1巻を買ってみて下さい。

まあ、「ん?何が面白いのかわからん」という人も多そうな気がしますが・・・これがいいんだよ。

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