カメラータ・ザルツブルクを聴きに行った
私の父親の実家は岡山空港の近くで農家をやっていました。少なくとも戦後は。爺さんは軍人だったので、その前に何をしていたのかはよく知りません。
私も子供の頃に岡山に住んでいた頃は、週末は作業を手伝う父を(役に立っていたかは別として)手伝ったりしていたものです。
そこには今はリタイヤした父の兄(つまり私の伯父)が住んでいて葡萄やら桃やらを作っています。まあ、郷土愛丸出しで言って、岡山のマスカットオブアレキサンドリアと清水白桃は日本一旨い葡萄と桃です。なので、私はスーパーで葡萄と桃を買ったことはありません。比べちゃうので。ミカンとか梨とか、田舎で作ってない果物は大好きです(笑)。
で、毎年送ってもらって美味しくいただいてるですが、伯母にお礼の電話をして「今年は母と私と両方、1万人の第九に出られるんですよ」と話をしていたら、「私もコーラスで東京に行くのよ。すみだトリフォニーってわかる?」
わかるかわからないかと言われると、場所はわかります。だって家から歩いていける距離だもの。入ったことはないですが・・・。ふむふむ、11/20に出るんですね。こちとら無教養なもので、電話で聞いても何のことやらよくわからなかったのですが、すみだトリフォニーのサイトを見ればイベント名はすぐわかるでしょう。
カメラータ・ザルツブルク・・・。んー、こりゃかなりちゃんとしたオーケストラですよね。マジですか。
というわけで、チケットもいただいてしまい、恐縮しながらカメラータ・ザルツブルクの日本ツアーを見てきました。
演目は
- モーツァルト交響曲40番(K.550)
- モーツァルト「レクイエム」(K.626)
ちなみにケッヘル番号は626までしかありません。つまり最後の作品ってことですな。中学の音楽の授業で習いました。そんなこと普通、中学の音楽の授業で習うものなのかよく知りませんけど、変わった先生だったんですよね。
でも、モーツァルトについてはそのぐらいの知識しかないっす。曲はまったく思い浮かばない(笑)。
そんな残念な私と、私がちゃんと説明しなかったがためにママさんコーラス発表会と完全に勘違いしているmilueの二人で聴きに行って参りました。
行くまでは、「もしかして花とか持って行くべきなの?」とか思っていたのですが、行ってみたらすげー立派なホールに凄くたくさんの観衆。出演者の親戚ぐらいで楽屋を覗きに行くような雰囲気ではまったくないのでした。おおお、なんか立派だ。
圧倒されつつ席に着き、コンサートは始まりました。私がオーケストラの善し悪しなんてまったくわからないのですが、これまで私が聞いた中でもっとも生演奏感のないオーケストラでした。全てのパートが「ん?一人?」というぐらいにビシッとそろっていてピュアに聞こえる。下手でこうはならないと思うんですが、これが良い演奏なのかはわからないぞ。ライブ感とか必要ないのかな。そして、ビート感の薄い40番はただひたすら眠い・・・よく眠れました。
レクイエムは、楽しかった。むしろこちらの方がグルーブ感も迫力があって、死んだ子も起きんばかりです。眠くなりません(笑)。「キリエ」と「ベネディクトス」がよかったなあ。んー、私はフーガが好きなのかな?
終了後、観に来ていた同い年の従姉妹とお茶をしました。「歩いてこられるよ」というとびっくりしてましたね(笑)
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