F1GP2015 #14 日本GP
日本GPはいいですね。現地に行くのはとても楽しいけど、行かなくても毎日CSの放送を見たり(現地に行っているとこれが観られないのが辛い)、現地組のツイッターを眺めたり、すごくお祭り感があります。
というわけで、今年は自宅観戦。またLuminusとKurumicsを呼んで、わいわい言いながら観戦しました。日常的に(といっても、年に1度なんだけども^^;)遊ぶ友達って、今となってはこの2人とnacしかいないわけで、改めて自分の交友関係の狭さを感じます。うはは。
さて、ベルギー以来、感想を書いてなかったわけですが・・・まあ、もう書くことないです。チャンピオン争いはもう、オーストラリアの時点でハミルトンにおめでとうって書いちゃったしね(笑)。そして、毎戦、ホンダのパフォーマンスは叩かれて、「今回もダメだった」って言われ、なんだかどんどんとエスカレートしているみたいです。けど、そんなのベルギーでダメだったらもう今期はダメなのは自明なことであって、良くなるはずなんてないんだから。
マクラーレンは本気で苦しんでいるみたいなんですけど、でも、そんなことわかっていたわけです。何を夢観ていたんだか。でも、1年前のマクラーレンに他にどんな選択肢があったかというと、メルセデスを積み続けることだけだったわけです。
仮にその選択肢を選んでいたらどうなっていたか。一番良くて、今のウィリアムズの様にメルセデスにダブルスコアの差を付けられての3位。妥当なところは、一昨年と同じく、フォースインディアとロータスを相手にコンストラクター5位争いをしていたことでしょう。往年のウィリアムズを知るものからすれば、今のウィリアムズはエンジニアリングもタクティクスも2流になっちまったなあと思いますが、マクラーレンはもっと酷くて、ろくなマシンも作れずにハミルトンに愛想を尽かされるようなチームなんです。
ハミルトンが移籍したとき、あの時点でメルセデスに移籍するのは思い切ったなーと思いました。あの当時のメルセデスチームは決して一流とは言えないチーム状態でしたから。ただ、その時点でもマクラーレンが徐々に凋落していることは容易にわかったからこそ、出て行くこと自体に違和感はなかったんですよね。
そんなマクラーレンが去年の時点でホンダと組むと決めたとき、今の状況を打破するためにワークスエンジンを求めるのはマクラーレンにとって妥当なことだと感じました。逆に、ホンダにとっては苦難の道です。ホンダとしては、どうせダメな初年度は中堅以下のチームと組んでじっくりやりたかったはずです。実際、第3期はティレル改めBARと組んでました。もっとも、トップチームがいきなり新しいエンジンを積もうとする方が珍しいわけですけど。
なので、マクラーレンとしては自業自得でしかないんです。ですが、では、もしホンダと組んでいなかったら長期的には何が起きたのかと言えば、今、まさにレッドブルに起きていることが起きたでしょう。つまり、エンジンの種類が足りません。ワークスエンジンを得なければチャンピオンにはなれないのだとしたら、マクラーレンはホンダを口説き落として新規参戦させてでもワークスエンジンを得なければならなかった。大コケするかもしれない。でも、やらないとチャンスはない。
もしかしたらレッドブルはフォルクスワーゲングループに対して同じことをしていたのかもしれないんですが、その試みがあったとしてもディーゼル問題でふっとんだハズ。来年のエンジンがどうなるのかを考えると、ちょっとF1全体として頭が痛いことですね。
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