F1GP2015 #3 中国GP
いくらタイヤの持ちが良いからといって、ピットストップを1回増やしても大丈夫なほどのリードを得てしまえば問題ない。
と、言わんばかりにメルセデスが予選から圧勝しました。序盤からソフトタイヤで走行している間はフェラーリもついていっていましたが、実はこれ、あわよくばベッテルに2位のロズベルグをオーバーテイクさせようというハミルトンのペースコントロールによる目論見だったことが判明。
「レース前に前に出たドライバーはそういうことはしないようにって相談したんだよ?」と憤るロズベルグに、「俺が遅いっていうなら抜けばいいジャン」とどこ吹く風のハミルトン。根性悪です。まあ、セナもシューマッハも性格は悪かったんで、チャンピオンの資質かも。一方のログベルグは去年のスパでの接触で批難されたとたんに調子を崩すいい人ぶり。ちょっと不利ですが、ファンとしてはいい人に頑張って欲しいもの。もっと頑張れロズベルグ。やったれ<乱暴。
さて、メルセデスが圧勝してしまう展開だと、その後ろの争いに注目が集まります。が、2番手チームはフェラーリ確定でした。3番手以下はウィリアムズが筆頭ですが、混戦。最後尾のマクラーレンまでダンゴ状態です。
マクラーレンのここまでの進捗は
- 開幕戦 => 走った!
- 第2戦 => レーシングスピードだ!
- 第3戦 => 集団の最後に追いついた!
やっと、去年のケータハムより上ぐらいまできたわけです(笑)。
予選3位のベッテルのタイムは1:36.6、バトンは1:39.2ですから、「あわよくば勝てるかも」までは、まだ2秒半あります。まだフルパフォーマンスではないみたいなので、ここから1秒ぐらいはさくさくと上げていくんでしょうが、それでも10番手ぐらいかあな。道のりは遠いです。もちろん、「マクラーレン・ホンダに期待すること」にも書いた通り、今年は苦労しないとつまんないですからいいんですよ、これで。
さて、他のカテゴリーも次々に開幕して、先週はスーパーGT、この週末はWECの開幕戦とINDYの第2戦が開催されてます。
WECに関しては、
- 信頼性トップは、車を大きく変えてないトヨタ
- スピードは、安定してきた2年目のポルシェ
INDYの第2戦は初開催のルイジアナ。雨でびしょ濡れのコースでしたが、レース中はまったく降らず、オープニングから10周ほどレインでの周回が続いた後、フルコースコーションで全車レッドタイヤになり、そこからグリーンになるたびに熾烈なバトルが勃発。勃発しようがしまいが、グリーンになるたび(あるいはならなくても(笑))マシンはスピンして、クラッシュして・・・とグリーン状態が1周以上続かない状態の連続でした。
いや、インディーカーでこのコースのレインのレースはムリがあるな(笑)。グリーンになるたびにおもしろいんだけど、規定時間内で50周たらずしか出来ず(本来は79周レース)、そのうちグリーンが16周しかないという謎なレースでした。ストレートでスピンしたマシンが他の車と遜色ないスピードで後ろ向きに滑っていったり、同じ新人ドライバーが2回もコーションの原因となって解説の松浦さんに「ヘタクソ」と罵られたり、ピットでクルーはひかれたり、なんともおかしなレースで、ゲラゲラ笑いながら観てました。ちなみに琢磨さんはこのレースはダメダメでした。次のロングビーチで頑張ってもらいましょう。
さて、次は連続開催のバーレーン。個人的にはスーパーフォーミュラの開幕戦も楽しみです。でも、スーパーフォーミュラを観る人はすべからくF1も観ると思うので、SFはF1開催日を避けたいところですなあ(笑)
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