F12014#4 中国GP
またも伝説のレースが生まれてしまいました。「エフワンのすくつ」リスナー的視点からは2014年の中国GPは末永く語り継がれるレースとなるでしょう。
うっかり規定周回終了前にチェッカーを出して、途中で終わっちゃったレースとして。
幸いなことに、レース結果への影響はほとんどありませんでした。ファイナルラップに前走車をぶち抜いた小林可夢偉が17位から18位へ戻されただけです。
いやしかし、ホントに信じられませんな。バーニー総統から大目玉と巨額の罰金刑を賜ることになるでしょう。
ちなみに、56周レースの55周目に間違ってチェッカーを提示してしまったらしいですが、「規定時間および規定周回前に何らかの理由でレース終了のシグナルが出た場合、その直前にリーダーがコントロールラインを通過した時点でレース終了とする」というルールがあるらしく、54周でレース終了ということになったそうです。あれですな、赤旗が出てレースが打ち切られた場合と同じですね。古いファン的には突然の豪雨でホームストレートがマシンの墓場となり赤旗で終了した2003年のインテルラゴスを思い出しますね。あのときも、いつがレース終了なのかわからなくなり、表彰式ではライコネン優勝だったのによくよく確認してみたらジャンカルロ・フィジケラさん初優勝だったという混乱がありました。懐かしい。
また、懐かしいと言えば、フェラーリにお家騒動が戻ってきました。ジャン・トット就任以来、安定していたフェラーリ首脳ですが、いきなりドメニカリがクビになって、チェザーレ・フィオリオがコメントしていたり。うーん、懐かしい名前だ。このまま暗黒の90年代前半に逆戻りしないことを祈ってます。
それを除けば、序盤戦の傾向を表す典型的なレースだったと言えるでしょう。典型的な傾向といえば・・・
- メルセデス独走で、かつハミルトン>ロズベルグ
- フェラーリいいところなし。ただし、アロンソはしばしば魔法を使う
- ヒュルケンベルグ高値安定(開幕からずっと5位か6位。ランキング4位!)
- レッドブルは完走すればそれなりに速く、ペースはリカルド>ベッテル
- マクラーレンが速くなくて、ウィリアムズも速くない。クビアト安定。
こんな感じ。まあ、フライ・アウェイの間はそうそう変わりません。
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