2013秋アニメ 1話感想 そのに
いつでもオリジナルは☆一つ追加・・・てなわけで、オリジナル作品をまとめて。
ミス・モノクローム
堀江由衣による堀江由衣のための堀江由衣的5分アニメ。存在意義が謎。堀江由衣販促用アニメなんでしょうか?
でもこれテンポが良くて、楽しい。笑っちゃいました。「ほっちゃん」は私が大人になってアニメを観だしてからデビューした人なので、いつまでも「新人さん」な印象があるんですが、もうりっぱなベテランさんだし(年齢的にも私とほぼ同じなんだな)、こういうショートコメディーは声優さんの巧さがでますね。
で、堀江さんは今期のスタチャ一押し(だろう)の「ゴールデンタイム」のOP、EDも歌ってて、なんつーか、売れっ子です。確かに可愛い(声優の中では^^;)し魅力ある人だとは思いますが、普通のアイドルの世界だったら40歳まであと一歩のベテランが次々に入ってくる新人と対等に戦うことはどう考えても難しいわけで、声優業界って不思議ですね。
ガイストクラッシャー
今期の田中公平(そんな枠が・・・)。特にOPは「ウィーアー」と同じ布陣で、気合いが感じられます。
音楽の印象もあるんですけど、ものすごーく既視感があって、これってすごく「ガオガイガー」を意識してますよね。他にも司令官がテンプラで持ち出すキーワードが「勇者」が「覚悟」に置き換わってたり、敵の出現の仕方が似てたり。ただし、こちらは低年齢向けですが。というか、こっちが普通で「ガオガイガー」が異色なんだけども。あっちはそのために凱と守に主人公が分離(子供が戦うのでは荒唐無稽になってしまうから)したりしてたんですね。
そんなわけで、私は観ないけども、低年齢向けながら制作の本気が現れて、子供たちが熱くなれる作品になればいいですな
境界の彼方
今期の京アニ。「中二病でも恋がしたい!」「Free」に続く京都アニメーション主催の新人賞の受賞作からのアニメ化第3弾。現時点でもっともアニメ化に近いラノベ登竜門はここですな。スニーカー大賞とかに出してる場合じゃないぞ(笑)
もともと原作ものを忠実であることに加えて魅力的な演出でアニメ化することに定評がある京都アニメーションでしたが、オリジナルは不得手とされてきました。それを「原作付なんだけど、原作を変えちゃっても文句言われないように自分たちで権利は持っている」という新たな方法で乗り越えてきました。確かに純粋にオリジナル企画である「たまこまーけっと」よりも、「中二」や「Free」の方がまとまってて評判もいいわけで、なんか上手いやり方を見つけたようで何よりです。
で、今作なんですが、今クールの流行は「日常と地続き感がある異世界もの(略して日常異世界もの)」でして、その中の一作に分類されます。普通の高校生部活もの(文芸部なのでちょっと「氷菓」を引き摺っているような印象もありますね)の外観をしていますが、主人公は不死身の体を持つ妖夢(ま、要するに見た目は人間そっくりだけど人間じゃない何か)で、ヒロインは妖夢を退治する役目を負う異界士だと。
いつものことながらアニメーションとしての出来は文句の付けようもないですし、後から紹介する日常異世界ものの中では、別段優れた設定でもないですが「ちゃんとしている」印象です。1話は二人が出会って最初の事件に遭遇するところで終わりなので、ここから面白くなるのかは判断できませんが、そこそこの佳作になりそうな予感です。
凪のあすから
今期のP.A.WORKS。京都に続くのは富山だ・・・ということで、近年、さわやかな作風と丁寧な仕事でブランドを確立してきたP.A.WORKS。ここはどういうわけかオリジナルが得意な印象です。いや、「有頂天家族」も良かったですが。P.A.が作ると森見作品もなんとなくさわやかでしっとりした作品になるんですね。
さて、この作品も「日常異世界もの」に分類されます。海の中にには「海の人間」がいて、陸の世界と同じように家があり、町があり、学校があって、同じように暮らしているんですが、海の中の学校が過疎のため(?)に廃校になり、陸の学校に通うことになって異文化交流・・・というような感じです。
で、これも面白い設定かというとそうでもない・・・。まあ、単に2つの異なるコミュニティの衝突をドラマのきっかけにしたくて、とってつけたように見えてしまいます。
例えば、SFマインドが溢れれば、大昔に1種類の生物だった人間が海中と陸上の2つにそれぞれ適用して別の文化を築いたという設定で、陸上と同じような文化形態になっているはずがなく、どーかんがえても海の中の子供が陸上と同じような制服着て学校に通ってるわけはないんです。
でも、そこはわかりやすさのために目をつむりましょう。ファンタジーです。それより他にこの設定で書きたいことがあるんです・・・というのなら、別にいいと思います。
いいと思うんですが・・・面白くなるかなあ?今のところ、孤立してた村から隣の大きな町の学校へ転校してきたのと、やってることは変わりません。それじゃ面白くないからってレベルの作品なのかしらん?
えっと、こちらもアニメーションとしての出来は、P.A.なのでお墨付きです。シリーズ構成はみんな大好き岡田麿里さんですから、お話も手堅くまとめてくれるでしょう・・・が、何かが足りない予感。この作品ならではのおもしろさが出てくるでしょうか?
サムライフラメンコ
今期のノイタミナは2枠ともオリジナル。1本目は「オレだけタイバニ」状態が痛々しいサムライフラメンコ、略してサムメンコです。
ヒーローに憧れてヒーロースーツを着て迷惑顧みずに正義を執行する人というネタは、これまでにもいろいろとあります(元祖はもしかしたら、「ウイングマン」かなあ?)。1話では、そんな痛いサムメンコさんとついうっかりなつかれてしまった人のいいおまわりさん(杉田さんがナイス)の交流から始まります。ノイタミナは女子枠なので、アキバレンジャーとは違って、イケメンさんが痛くなりすぎない加減でやってますので、微笑ましく観るのがよろしかろう。
ちなみに、サムメンコさんが憧れる劇中ヒーロー番組「ハラキリサンシャシン」のテーマ曲は宮内タカユキさん(BLACK RXを歌ってる人ダヨ)、もう一曲串田アキラさん(ギャバンを歌ってる人ダヨ)も劇中歌を歌うらしく、ラジメニアン的にも注目度は高いです
ガリレイドンナ
ノイタミナのもう一つは、レトロフューチャーな世界でガリレオ・ガリレイの子孫とされる三姉妹が世界の謎と相対する物語。
序盤は世界とガジェットはいっぱい出るんですが、人物紹介も物語のモチベーションもちゃんと示されないのでちょっと減点。次回から観てくれる人が減っちゃうよ!でも、丁寧に世界を作っていることはわかるし、三姉妹のキャラクターものびしろがありそうな感じで好印象ではあります。数話様子を見てみないとかなあ
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