F1GP2012 #6 モナコGP
伝統と格式のモナコ・・・なんですが、この週はF1モナコグランプリとFN第3戦オートポリス、そしてこちらも伝統と格式のインディ500が開催されました。観るの大変だよ!
で、3つ並べてみれば、もう今年はインディ500が凄すぎました。200周のレースのラストラップ、ホワイトフラッグの真下を佐藤琢磨がトップのダリオ・フランキッティの真後ろでドラフティングを聞かせながら通過。すぐさま並びかけ、直後の1コーナーでインを閉められてスピン、クラッシュしてイエローのままチェッカー。まったくもう
琢磨らしい
と言えば、この上なく琢磨らしい終わり方ですが、さすがです。久しぶりにレースを観て絶句しました。GAORAの実況・解説陣もその瞬間、全員が
「あ゛ー」
っと声を上げたきり、絶句でしたもんね。
それに引き換え、FNは次代のホンダのエース、塚越広大の初優勝だったのにさっぱり盛り上がらないレースでした。まあ、フォーミュラのレースってのは往々にしてあんなもんなんですがね。
それに比べれば、モナコはまだ見せ場がありました。主に雨のせいで。もし、本当に雨が降って来たらタイミングに依ってはベッテルが優勝していたはずで、ベッテルってのは本当にたいしたものだと思います。また、最初は「ペースがあがりませんねぇ」と言われながらタイヤ交換のタイミングでベストラップをたたき出して、「抜けないモナコ」できっちりとハミルトンを抜いてみせたアロンソも素晴らしい。もちろん、優勝したウェバーは必要なことをすべてやり、ミスがなかった。素晴らしいです。そして、このモナコでミハエルがポールをとったのも驚きでした。
・・・でしたが、まあ、モナコですからね。それでも去年は可夢偉がミラボーで驚きのオーバーテイクを見せましたが、今年はバトンがケータハムに乗るコバライネンを抜けず、クラッシュしてリタイアするという有様。うーん、まあ、モナコはあくまでモナコなんで文句言っても仕方が無いですけど。
さて、今週は毎年素晴らしいレースが期待できるカナダはジル・ビルニューヴ・サーキット。でも、観るのが大変なんですよねえ、アメリカ大陸のレースは。
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