俺の妹がこんなに可愛いわけがない 10/伏見つかさ
「俺妹」はアニメから入りました。
リアル妹がいますので桐乃のぶっ殺したくなるような言動がまさに「あるある」感満載で、こんな腹立つアニメないなってなもんなんですが、よくできた話ではあるのでなんだかんだと録りためた分は最終回まで観てしまいました。
そして、「どうも最終回は原作と違うらしい」と聞きつけて原作を続きから読み始め、神猫編で瑠璃たんに心鷲掴まれ、以来、さかのぼって1巻まで読み終えて最新巻を心待ちといった有様です。だから、最近のデレ桐乃はなんか違うんだよなー。確かにウザい妹とも大人になったら仲良くはなるんだけど、それは多分何でも無遠慮、無神経にぶつかってた関係から親兄弟といえど距離を保つことを覚えるからですよね。
さて、最新の10巻です。前回までで桐乃と黒猫(ついでに沙織も)かなりぶっちゃけました。京介Viewだとわからないことになってる部分も多いですが、まあ、読者にはだいたいわかります。となると、次にぶっちゃけないといかんのは実はラスボス?の麻奈実様ですが、今回は予告だけ。つか、予告すんな(笑)。
代わりに今回はあやせがぶっちゃけました。予想外です。いや、作中であやせが京介に好意を持っている描写はあったのでそういう意味で意外ってわけじゃなくて、作者があやせというキャラをメインヒロインに昇格させたってことがです。作者にとってあやせは話の本筋とは別のところで使えて、言動が極端で笑いの取れる便利なキャラだったと思うんですよね。こうなるともうあやせをそう簡単にコミックリリーフには使えません。伏見さん、チャレンジャーですな。
しかも、実はあやせって以前、麻奈実が京介に「俺は誰となら幸せになれる?」と聞かれ「あやせちゃんなら無理矢理に幸せになりそう」と答えている通り、マジになったら最強キャラです。誰に対して最強かといえば、桐乃です。桐乃はわがままキャラですが、あやせにはそのキャラが通じないわけで、はてさて桐乃VSあやせの対決はどうなるのか。なんか桐乃が泣き寝入りする姿が浮かびますが、そしたら黒猫が代理戦争を買って出るのかな?
というわけで、面白くなって参りました。次巻以降の桐乃VS麻奈実、黒猫VSあやせの2大対決にご期待ください・・・ってそんな話だっけ、これ?
ま、ともかくこの巻のあやせは可愛いくて可愛くて悶え死んだので、早くあやせが軽く桐乃をぶちのめす話を読みたいです【酷】
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 仏教は、いかにして多様化したか/佐々木閑(2025.05.11)
- どこまでやったらクビになるか/大内伸哉(2025.05.10)
- 酒を主食とする人々/高野秀行(2025.04.19)
- コード・ブッダ/円城塔(2025.03.01)
Comments