« 秀丸のプログラム実行がなにげに便利だ | Main | F1GP2011 #8 ヨーロッパGP »

からだの一日/ジェニファー・アッカーマン

主に2000年以後の科学・医学における人間の体についての発見を、朝起きてから深夜誰しもが眠る(もちろん例外の人もいて、そういう人の体に何が起きるのかも書いてありますが)時間までの1日の流れに沿って紹介している本です。

私も高校を卒業してはや15年余り。15年も経てば、当時、生物の教科書に載っていたことからかなり生物学・医学は進歩しています。そうした知識の総アップデートにまさしく適した本です。逆に言えば、高校程度の生物学の知識はあった方が読みやすいでしょう。ヒトゲノム計画や、fMRI、テストステロンやコルチゾールなんて言葉をまったく聴いたことがなければ、少し戸惑ってしまうレベルかもしれません。

まあ、まったくそういう言葉を知らないなら、それはそれでこの本をさらっと最後まで読んで(魅力的な語り口なので、よくわからなくても読めてしまいます)、類書を何冊か読めばいいでしょう。我々が我々の体について何をどうやって知っていて、何がわかっていないかということは、現代を生きる上で必要不可欠な知識です。

さて、例えばどんなことが書いてあるかといえば、

  • 薬を飲むのに、あるいは晩酌に適した時刻は何時か
  • 空腹を認識させる化学物質は何か
  • どんな腸内細菌が体脂肪率を引き上げるのか
  • 疲労とはどんな体の状態なのか
  • バイアグラは体にどう作用するのか

などなど、睡眠・知覚・消化・運動・生殖等のさまざまなトピックに対して1日の生活の流れに沿って紹介してくれます。「○○には××が効く」なんていう安直な本はたき火にくべて、このようなまっとうな科学書に親しんで、脳内の定期アップデートを行うことをぜひ、お勧めします。

|

« 秀丸のプログラム実行がなにげに便利だ | Main | F1GP2011 #8 ヨーロッパGP »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference からだの一日/ジェニファー・アッカーマン:

« 秀丸のプログラム実行がなにげに便利だ | Main | F1GP2011 #8 ヨーロッパGP »