ペンギン・ハイウェイ/森見登美彦
森見登美彦の新刊・・・だった時に買ったんですが、長らく放置。子供が主人公のなんだかいい話っぽかったので読もう読もうと思いつつも後回しになってました。
ところが、これが日本SF大賞を受賞したと聞いてびっくり。え?そういう話なの?
というわけで読んでみました。
えーっとですね、簡単に雰囲気を言えば森見登美彦版「海辺のカフカ」です。もしかしたら森見さんも意識してるのかもしれない(「海辺のカフェ」という喫茶店がでてきたりするので)。SF的不思議現象もでてくるのですが、海辺のカフカのあんな感じです。ちょっとSF大賞がふさわしいとは思わない。
また、「海辺のカフカ」が村上春樹の作品の中でも異質でファンの評価も分かれるように、この作品も森見ファンの間で評価が分かれるんじゃないでしょうか。
しかし、私は割と好ましく読みました。小学生を主人公にしてもやっぱり森見さんは森見さんですしね。あと、こんなに「おっぱい」という言葉がたくさんでてくるお話も珍しいと思います(笑)
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