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超級!起動武闘伝 Gガンダム/島本和彦

30年来のガンダムファンで、かつ、基本的には宇宙世紀モノを愛しており、今は「ガンダムUC」に興奮させられているオッサン(アニメ化が決まって、読みかけの小説を止めてるのが苦しいよ!)なのですが、ただ1作だけ「一番好きなガンダム作品」を選べと言われたら、「Gガンダム」だと答えてしまいます。

それはある意味では、特に好きなアニメ作品がなぜか「ガンダム」に入ってしまっているからという側面もありますし、Gガンダムについては「これをガンダムでやるから面白いのだ」という側面もあります。ちょうど、私がパソ通にハマりだした時期の作品であり、この作品と次の年のエヴァンゲリオンをきっかけに立派なオタクへの道を踏み出したわけです。この作品では今川泰宏や鈴木良武(五武冬史)、田中公平、関智一らの名前を覚え、そこから芋づる式に手を広げていきました。あと、この作品を見た後、いつの間にか指パッチンができるようになってました(笑)。

さて、そんな大好きな作品であるGガンダムに、あの熱い漫画家島本和彦が参加していたことは知る人ぞ知る・・・ような、主人公のドモン・カッシュの髪型を見れば一目瞭然のようなそんな感じですが、この度、ガンダムエースで今川艦長原作で島本さんがGガンダムのコミック化が始まりました。そして、1,2巻同時発売の単行本。なんとステキなクリスマスプレゼントなのでしょう(ストーカーの声で)。

もうねー、腹抱えて笑いました。TVの1話~4話がそのまんま4話分として2巻に収められているんですが(これ、このまま毎月1話ずつやるの?何年かかるの?)、びみょーに崩してあるんですよ。その崩し方がいつもの島本漫画の「カッコよさそうで、どうもしまらない」感じ、例えば戦いを前にした二人がとりあえずゴキュッゴキュッってオノマトペでジュースを飲むコマが入るというような、それにすごくマッチしてる感じなんですね。まぁ、元のGガンダムも荒唐無稽でツッコミ満載ですからね。

それに、シリーズが進むに従ってドモンのキャラが固まってくるんですけど、ドモンってホント、お馬鹿なんです。最初はニヒルなキャラのつもりだったみたいですが、進めていくウチに喜んじゃあ泣き、負けちゃあ落ち込み、勝ったら奢り、またやられて泣くみたいな、とにかく、最後の頃には毎回、最後には泣いてるよというような熱血キャラに大変身。そして、二人の師匠から「だからお前はアホなのだ!」「この馬鹿弟子が!」「バカもの!」と散々罵られ、また泣くみたいな(笑)。そのドモンのキャラが序盤の展開にフィードバックされている加減がもう絶妙に楽しい。ああ、今川さんも島本さんもドモンが好きなんだなあと。あと、設定のフィードバックという意味では、シャイニング/ゴッド/ダークネスフィンガーの流派 東方不敗としてのワザの名前が明らかになっているのも嬉しい。

異色のシリーズで、ガンダムファンの間でも「あれだけは許せん」という人がまだまだ多い中、「嫌々シリーズを始めた」という今川監督が最終的に作品を愛し、15年経った今も深く愛情を持っていることが感じられて嬉しさ爆発です。そんなうれしさを島本さんがマンガにしてくださる!だって、テレビ版に愛がなければわざわざマンガでオープニングの再現とかするわけないもの。

先を読むのが楽しみです。でも、毎月、単行本半分書くのは大変そうだなあ

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