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"文学少女"と恋する挿話集4/野村美月

連載終了後にあちらこちらの媒体に掲載された短編をまとめたものです。なので、作品としての統一感はないです。が、個人的には"文学少女"は人が死なない話がいいと思うので、このぐらいのノリが好きだったりします。
心葉と遠子の掛け合いも好きですが、本編中は無邪気の象徴だった心葉の妹の舞花ちゃんの初恋エピソードが少女漫画っぽくて好きですね。女子中学生の皆さん、憧れの先輩にきゃーきゃーいうのもいいですが、クラスの片隅の男子もそれはそれはピュアハートの持ち主なので発見してみましょうね。まあ、女子中学生はこんなブログ読んでませんけど。

で、ななせなんですが・・・、あー、そっち行っちゃうんですか。そうすか。骨の髄まで恋愛ベタなんですね、この子は。とっとと誰か壁を打ち崩してくれる人が現れればよかったのに、じぇんじぇんダメ子なのですね。不憫じゃ。まあ、もうこうなったら一生そのまま行っちゃってもいいんじゃないかなとか思わなくもないす。

さて、次巻が最終巻。タイトルから、作家になった心葉と編集者になった遠子の話かと思いきや、そうではなくて編集者になった遠子と作家志望の高校生のお話らしい。憧れのお姉さまシチュエーションですか、まあ、そりゃもう心葉と遠子ではストーリーが作れませんわね。楽しみに待つことにしましょう。

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