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ワールドカップでカメルーンに勝った

やあ、カメルーンに勝ってしまいまいした。

4年に1度、ワールドカップの時にしかマトモにサッカーを見ないニワカ視聴者なんですが、4年前のワールドカップの時に、そういえばこんな事を書いていました。

ハーフタイムで、妙な違和感に気がついたんですね。開幕の試合から半分以上の試合を見てきましたが、この試合にはどうも違和感がある。日本だけ違うサッ カーをしているような気がするんです。何と言えばいいのか・・・一本取るサッカーというか・・・柔よく剛を制すというか・・・東洋の魔女というか(笑)

(中略)

日本はこの路線をずっと行ってみるのもいいかも知れない。さすがに「日本サッカー道」を築くのにはまだもうちょっと時間がかかると思うけど、将来はイング ランドやブラジルに「日本の方が強いとは思わないんだが、どーも日本とはやりたくないんだよな」と思われるような、打てども打てどもなぜかシュートが決ま らず、怪しく巧みな連携でいつの間にか1点だけ取ってきてしまう、難儀なチームになったらいいな。というわけで、どこを相手にしても、今回の前半のような 試合が出来て、かつ、もう1つ、2つ違う手も持って、90分に流れを作るようなことが出来ればそれはそれは強いチームが出来上がるんじゃないかなと妄想し てみました。

出来てきたんじゃないですかね?開幕戦から現地20時スタートの試合以外、6試合ぐらいを観たんですが、やっぱり日本のサッカーって独特。よく、決定力不足だとか積極性がなくてシュートを打つべき時に打たないとか批判されますけど、まあ、それもひとつのスタイルというか(笑)。

相手のボールのときに、マンツーマンで対応するのではなく、走り回ってボールに雲霞のごとく群がってボールを奪い取る鬱陶しいディフェンスはなかなか良かったと思います。

さて・・・問題は、オーストラリアにズタボロにされた時の欠点は直ってたのかといえば、要するにカメルーンが似合わない引いたサッカーをしてたってことなんじゃないでしょうか。カメルーンが後半残り20分のような攻撃を前半からしていたら、同じような結果になったような気がします。いくらなんでもやっぱり90分は続かないんじゃないかなあ・・・

しかし、これが日本のサッカーなら、それはそれでいいんじゃないかなと。フィジカルの強さや個々のタレントに頼らない、巧さといやらしさを持った渋く、ときには華と散るわびさびなサッカーを完成させていただきたいです。

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