F1GP#7 トルコGP
トルコといえば、ターン8。総じてあんまり評判の良くないティルケサーキットの中でも、比較的評判のいいイスタンブールサーキットです。
さて、ついにやっちゃいましたね、レッドブル。トップチームが必ず通る道です。明確にナンバー1、ナンバー2を決めない限り必ず起きてしまいます。とはいえ、カッとするけどグジグジとは考えないベッテルと、ジェントルマンドライバーのウェバーなので変にマスコミが焚きつけない限りはあまり問題にならなさそうな気がします。しかし、チーム間の格差が狭まってくると、ジョイントナンバー1チームは明確なオーダーのあるチームに遅れをとるのは歴史が証明しているところなのが、難しいところです。
とは言っても、当面のライバルであるマクラーレンも今のところ明確なチームオーダーがつきそうにはありません。というか、こっちの方が揉めそうな感じがします。今回も、燃費セーブの指示が出てからわざわざバトンが抜きに行ってたし・・・。バトンも苦労してるだけあって、割に腹になにやら潜ませるタイプですからね。イメージとしてはここは昔のセナ・プロコンビみたいです。ベッテルとウェバーはその意味では、アレジとベルガーのコンビのようかも。
そして、4強でいえば、フェラーリもドライバー同士は仲が良くなさそう。もっとも、マッサってチームメイトとどういう関係を築くのかよくわからないというところもありますけど。なんせ今までシューマッハとライコネンですからねぇ・・・。そして、メルセデスもいいわけがない(笑)。なんだろう。どこも大変ですね、今年は。
さて、今回どうしても触れておかなければいけないのが可夢偉。決勝での1ポイントももちろん立派ですが、とにかくQ3に入ったのはホントに素晴らしい。ルノーが力を出してきて、およそ5強という状態ですから、ここに食い込むのはホント大変。現実問題として、可夢偉はトロロッソ、フォースインディアの前にでて11位なら2部リーグポールポジションに匹敵する成果と言えます。今回はアロンソがコケたために11位が10位になったわけですが、この走りを続けていれば周りの評価はどんどん変わってくると思います。今でも、スーティルやアルグエルスアリは一定の評価を得てますから、彼らとキッチリ争えたら大変に立派だと思います。しかし、みんな口を揃えて「ザウバー乗りづらそう」ってコメントしてますね(笑)。
次戦はお久しぶりのモントリオール。好勝負が繰り広げられることの多いサーキットですから期待しましょう。なんとなくザウバーがあっさり最終コーナーからメインストレートの壁に張り付いちゃいそうな気がしますけど(>_<)
「スポーツ」カテゴリの記事
- 最近のF1はつまらないのか(2019.06.29)
- 稀勢の里と照ノ富士について思うこと(2018.12.01)
- F1.2グランプリ 2018前半戦(2018.08.02)
- トヨタのル・マン優勝の意義(2018.06.24)
- F1GP 2018#1 オーストラリアGP(2018.03.26)
Comments