F1GP#2 オーストラリアGP
開幕遠征シリーズも2週間間隔で続きますよの第2戦。例年なら開幕戦のメルボルンです。
開幕戦のバーレーンがお世辞にもエキサイティングなレースではなく、1戦やっただけで早くも「やっぱ給油あったほうが良かったんじゃね?」などと言われていたわけですが、今回は興奮のレース。無給油でも天候やコースやタイヤなどの条件で十分に迫力あるレースになるということが判りました。というか、前回も今回も給油があった時代の退屈レースと興奮レースの振り幅の中ですよね。いつものF1って気がしますけど。
さて、今回のポイントです
- ベッテルは間違いなくチャンピオンになる(ただし、今年かどうかは不明)
- バトンとハミルトンの明暗
- クビサの強さ
- なにしてんのミハエル
それにしても、2戦連続で優勝をマシントラブルで落とすとはベッテル可哀想です。この2戦を見る限り、それほど抜け出た性能ではないマシンで一発の速さを引き出し、2戦連続のポールを取り、トラブルがでるまでトップを維持し続けているわけですから、もう今年のベッテルがチャンピオン争いの筆頭であることは疑いなし。
ただし、90年代ならいざ知らず、マシントラブルによるリタイアが年に数度になってしまった現代のF1において2戦連続のトラブルで勝てるレースを落としているようでは、チャンピオンの資格はありません。マクラーレン時代のライコネンが速さは有りながらマシンの信頼性の問題でチャンピオンになれず、フェラーリに移籍してチャンピオンになったように、ベッテルもチャンピオンになるのは移籍後だったりするのかも。というか、これを書いて思いましたけどどちらの場合も「速くて壊れる」のはニューウェイのマシンですか。うむー
そんなベッテルのリタイアで優勝が転がり込んできたのがバトン。実に去年のトルコ以来の優勝です。いやあ、今年どこかで1勝ぐらいはするだろうと思ってましたけどこんなに早いとは。まあ、案外これが最後かもしれませんけど。それにしても、今年のレースでは今回のように一度ウェット宣言が出てしまえばタイヤ無交換レースが可能だというのは盲点でした。そんな場合にタイヤを労って問題なく走れちゃうのがバトンで、ハミルトンはそういうレースができるのかよくわかりません。今回も速さは見せてるんですが、なんかちぐはぐなレースでした。対照的なこの二人。先にバトンが1勝をあげたことでどうなっていきますやら。
2位のクビサも素晴らしい。どう考えてもルノーのマシンでは優勝争いなんて出来ないはずで、今回の2位は大殊勲。優勝できるチームに乗ってないのがホントにもったいないです。まだ今年のルノーがこの先、優勝できるチームに入ってこないかどうかというのはわかりませんけど。早くこの人をチャンピオンが取れるマシンに乗せてあげたいです。
さて、今週のミハエルのコーナーですが、ぱっとしませんでしたねー。スタート時のアロンソとの接触は仕方ないですがその後もアルグエルスアリと争ってんじゃねぇ。ミハエルの復活はいつか・・・というか、その日はくるのか。というのも、早くも今シーズンの見どころです。
えーっと、可夢偉についてはとにかく壊れないフロントウィングをつけてあげてください(笑)
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