狼と香辛料 XII/支倉凍砂
ウィンスフィールから帰ってきたケルーベで、ハスキンズの紹介で北の地図の作成を依頼にいくと、なんと依頼先は褐色の肌の美しき女銀細工士。しかし、彼女には隠された思惑がありロレンスは交換条件にあることへの協力を要求されて・・・
というわけで、女銀細工士フランが今回のヒロイン。実は彼女のある目的は、至って純粋で無邪気なものだったりするんですが、その核心が隠された村にはあるヒミツがあって・・・という物語の本筋の中で露わになるフランのかわいらしさがこの本の中心です。ハナシ、マア、ドデモイイ(笑)
今回は、ちょっと閑話休題といったところでしたかね。でも、十分面白かったです。しかし、いつまでもホロとロレンスの会話を楽しみたいと思いながら、そろそろクライマックスの話も読みたいなと、そんなことも思ってしまいます。
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