サマーウォーズ(ネタバレなし)
今年の劇場公開アニメと言えばエヴァ一色といった感じですが、三年前に「時かけ」で感動させられた人にとっては、細田監督+奥寺脚本+貞本キャラ+マッドハウスという三年前と同じ体制でオリジナルの劇場映画が作られるとなれば期待をするなというほうが無理というもの。待ってましたよ、「サマーウォーズ」。また金曜日のレイトショーで観てきました。
まあ、エヴァは15年ごしの怨念みたいなものですから、純粋なエンターテイメントとしての期待値ははるかに「サマーウォーズ」の方が上です。そして、観終わった今も順位に変動はなし。エヴァも良く出来てたし面白かったけど、「サマーウォーズ」の勝ちです。
「時かけ」の時には、細田監督はまだ知る人ぞ知るといった感じで、「時かけ」への期待を表明する人は口々に「デジモン ぼくらのウォーゲーム」の素晴らしさを上げてました。「サマーウォーズ」は、ポケモンの二番煎じ企画の劇場版と角川を代表するタイトルのリメイクで実力を証明した監督が、改めてオリジナル作品でファンの期待に応えるという記念碑的な作品です。そして、見事な出来栄え。いやぁ、面白かった。
取り合えず、作品を観る上での予備知識はこんなもので十分。もうメタヴァース的な世界(要するに、SECONDLIFE的なモノです)もSNSもアバターも、ほとんどの人には説明不要でしょうから、この作品の位置付けだけわかっていればいっぱしです。
あなたが感動の一作をもとめているのならばご期待には添えませんが(「時かけ」期待して見に行ってがっかりな人には同情するけど、それはそういうものだな)、夏休みにすかっとする娯楽作品を求めているのなら満点を保証します。さあ、私を信じてすぐに映画館へGo!
それでは、ネタバレ感想でお会いしましょう(笑)
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