F1GP#4 バーレーンGP
F1GP#4 バーレーンGP
5週間で4戦をこなす過密スケジュールの開幕フライアウェイもついにラスト。今回はバーレーンです。過去3戦は「イレギュラー」なレースが続いていましたが、ついにドライで真っ向勝負というところまで来ました
さて、ポイントは
- 見えてきたチーム序列
- マクラーレンの復調
- KERS効果が現れてきた
というところでしょうか
チームの序列がはっきり見えてきました。トップはブラウンGPなのは間違いありませんが、レッドブルがその直後に居ます。また、ベッテルはかなり凄いドライバーなのは間違いなさそうで、ベッテルのレッドブルとバリチェロのブラウンでは順列は交錯しそうな位置です。ただ、相変わらずレッドブルのマシンは壊れるのが気になります
その直後がトヨタ。トヨタのマシンは良さそうですが、どうももう一歩、チームとしての強さが見えません。開幕戦でペナルティに狙い打たれて泣き寝入りしたり、タイヤ戦略が迷走したりというところが何とも・・・。トゥルーリとグロッグのコンビは悪くないんですが、このチームにはもっとぐいぐい引っ張ってくれるタイプのドライバーが向いてる気がします。ここまでが優勝争いが出来るチーム。
その後の表彰台真下ゾーンのトップは、なんと開幕時にはびりっけつあたりにいたマクラーレン。どんどん車も変えてますし、さらにハミルトンで+コンマ数秒というところです。その後ろがウィリアムズ。どうしてフリー走行であんなに速いのに本番でダメなのか。開幕であったアドバンテージを4戦で吐きだした感があります。
そしてフェラーリとルノーがその直後。フェラーリはマクラーレンにちょっと置いて行かれた感じです。ルノーはアロンソが乗った場合に限りウィリアムズと同レベルという感じなんですかね。その後、トロロッソ、BMW、フォースインディアという順番ですが、トロロッソはマシンの出来はレッドブルと同じでいいはずなので、上がってくるかどうかは(コース上だけでない)ドライバーの頑張り次第でしょう。去年と同じようにベッテルが乗れば本家フェラーリを食えるんじゃないかなと。BMWはどうしちゃったんでしょう。新車を見た瞬間からあのフロントウィングのエンドプレートは変なんじゃないかと思ってましたが、やっぱ空力的にダメな車なんでしょか。
それにしても、マクラーレンはやっぱり凄いです。もっとも、開幕時にダメな車を後半戦に盛り返させるというのは、いつものマクラーレンとも言えるんですけど(笑)。特にキミが乗っているころのマクラーレンってのはいつもそんな感じでした。そしてここはKERSも良さそうですから
そういえば、バーレーンではKERSが目立ちました。そろそろ開幕から使っているチームは使いこなしてきた感じがしてます。この調子ならシーズンの半分を過ぎた頃には明確なアドバンテージになっているんじゃないでしょうか。使い始めたらトヨタ、レッドブル、ウィリアムズも最初は苦労するでしょうから、その頃にすでにKERSを使ってるチームの順位が伸びてくるかも。ブラウンは開幕のアドバンテージをいつまで引っ張っていけるかが最終的な順位を決めるでしょう。チーム間の力関係が拮抗しているなか、チャンピオンのポイントは100点を切るだろうと思われますが、バトンはすでに31ポイント。残り13戦で6ポイントずつ稼げればいいわけですが、ずっと3位にとどまれるかといえばなかなか難しいですが、どうなるんでしょうね。
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