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恋文の技術/森見登美彦

森見さんの小説を読むのは3冊目。いつもの森見さんの小説ですが、今回の主人公は京都から能登の研究所へ島流しに遭っています。そこで、研究室の友人、恐ろしい女先輩、家庭教師をしていた小学生などと手紙のやりとりをします。この手紙の内容がもうホントにバカバカしくて楽しい。本人は寂しい思いをしているし、想い人への恋慕の念も隠しているし、仕事がうまくいかなくて落ち込んだりもしているんですが、それがいろんな形で手紙にでてくるのが楽しいです。

ちょっぴりメタ風味な仕掛けとして、森見登美彦とも文通します。小説の中の森見さんは「夜は短し 歩けよ乙女」を執筆中なので、「夜は短し」を読んでから読むと10%増ぐらいで楽しめるかも知れません。読んでなくてもじぇんじぇん問題はないですけど。

そして、なぜか徐々に「恋文の技術」を学ばざるを得ない展開になっていきます。もうね、「おっぱい万歳」の辺りは大爆笑しながら読みましたよ。

最後の締め方が、また上手い。こういうヘンテコでストーリーがあるようなないような話は終わるのが難しくて、「四畳半神話大系」では小説の構造自体で結末を作っていたんですが、今回はちゃんとストーリーでうまーくまとめてくれてます。まんぞく、まんぞく。

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