« 狼と香辛料X/支倉凍砂 | Main | 2/22の文化系トークラジオLifeのテーマは「草食系男子の本懐」 »

仕事道楽 スタジオジブリの現場/鈴木敏夫

女性というのは通販が好きですね。別に悪いとも思いませんが、Milueに毎月送られてくるフェリシモさんのダンボールには、フェリシモさんが毎月「これ読んだらええんとちがうの?」と勝手に選んだ新書が2冊含まれていると聞いたときには大変驚きました。

ええ、私はそんなことしてもらうまでもなく、読みたい本で家が溢れかえってますからね。とっても余計なお世話です。

そんなフェリシモさんセレクションの1冊ですが、面白そうだったので横からかっさらいました。いやいや、その積読はどーすんだよ>僕様ちゃん

というわけで、アニメファンには有名人。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、これまでの仕事を振り返るお話。これが岩波の赤本だってんだから世も末ですが、普通にエッセイとして面白いです。

というか、鈴木さんはかなりまともな普通の人だと思うんですが、なんせ偉大なクリエイターってのは変な人ばっかり。特に、アニメ界の巨匠といえば、富野由悠季も、庵野秀明も、押井守も、どの人もどーかんがえても頭がおかしい人達です。そして、宮崎駿もご多分に漏れず・・・というか、真骨頂というか、ヘンな人。そんなヘンな宮崎駿の話がいっぱい出てきます。他にヘンな人がたくさん。とにかく、苦労してるんでしょうねえ、鈴木さんは(笑)

読みどころは、やっぱり高畑勲と宮崎駿との関係です。どうして宮崎駿が「ポニョ」のような映画を作らなきゃいけなかったのかの一端というのは、ひとつに高畑さんの影響から抜け出したいからなんでしょうねえ

|

« 狼と香辛料X/支倉凍砂 | Main | 2/22の文化系トークラジオLifeのテーマは「草食系男子の本懐」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 仕事道楽 スタジオジブリの現場/鈴木敏夫:

« 狼と香辛料X/支倉凍砂 | Main | 2/22の文化系トークラジオLifeのテーマは「草食系男子の本懐」 »