F1GP#15 シンガポールGP
F1 800戦目のグランプリは、初のナイトレース。初開催のシンガポールGPです。
いやー、すごい。ナイトレースだっていうから、ル・マンや鈴鹿1000kmみたいなのを想像してました。フォーミュラカーにはもちろんライトなんてありませんから、コーナーとポストは照明で照らすんだろうなーぐらいだと思ってました。いやいやいや、まるで違いましたね。まるで、サーキットが光の帯のようです。レインコンディションで、光を反射するようになったらどうなっちゃうのかという心配はやっぱりありますけど、ドライならまったく問題ありません。夜景にコースが浮かび上がって、空撮はホントに素晴らしい光景です。
でも、みんな普段、エコエコ言ってるのに、これはなんつーか、かなり地球に厳しいGPなんじゃないでしょうか(笑)
今回のポイントは、こんなところでしょう
- アロンソ、ついにきた!
- フェラーリ、またもピットでチョンボ
- ライコネン、やる気なくなった?
さて、サーキットの性格としては、モナコに近いようですね。かなりの低速サーキット。となると、エンジンパワーで劣るチームにも勝機がでてくるわけで、フリー走行、予選とアロンソが絶好調・・・だったのに予選Q2でまさかのマシントラブル。がっくりのアロンソ君でしたが、結果的には「トラブったのが予選で良かった」わけです。ピットストップがセーフティーカーとうまく重なり、まんまとトップへ。今期初勝利を果たしてしまいました。やっぱり強い(≠速い)ドライバーは、何に乗っても結果を出しますよ。
で、このセーフティーカーで割を食ったのが上位勢。トップ快走中のマッサ、続くハミルトンはピットインのタイミングを逃しました。そして、マッサはピットアウトで給油リグが外れる前にスタートしてしまい、事実上、ここでジ・エンド。マッサのオンボードカメラを見ると、ピットのスタートシグナルは青になってからマッサはスタートしてます。これはピットクルーのチョンボ。それにしても、給油マンをなぎ倒し、ホースを引きちぎってのピットアウトは背筋が凍ります。ロックされていてガソリンが大量にまき散らされるようなことはないとはいえ、ちぎれたホースや、倒された給油マシンがピットクルーに深刻な怪我を負わせないとは限りません。こわーい・・・
そして、このマッサに続いて並んでピットに入ったライコネンも当然のごとく勝負のチャンスをなくしました。そして、どうもライコネンはファステストラップが大好きらしく、終盤に猛アタック、見事ファステストラップを記録し、ミスって壁にぶち当たりました。どうも、今年のライコネンは終盤に集中力を欠くことが多いようです。今回も、ベルギーもあと少しというところでクラッシュしてしまいました。フェラーリのマシンが何か不安定な挙動を示すのか、ライコネンが最後まで集中力を保てないのか・・・まあ、ライコネンは昔からそんなドライバーだったような気もします
さて、次はいよいよ日本グランプリ。今年は断固行きません!(笑)
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