F1GP #10 ドイツGP
もう、1週間前になっちゃいました。簡単に。
- 2008年チャンピオン決定のお知らせ
- ピケ神懸かる
- アロンソがばたばた
真夏の3連戦。1ヶ月前のフランスGPの時は「まださっぱり暑くねえ」って感じでしたが、今はもう暑くてとろけそうです。季節はどんどん移ろっていますが、2008年シーズンの勢力図もどんどん変わっているようです。シーズン開幕当初は、「もうこのままフェラーリで決まりないんじゃないか?」とも言われていたわけですが、やっぱりマクラーレンが追いついてきました。ハミルトンはまだしも、コバライネンも上に来るようになってきましたからいよいよホンモノでしょう。
それにしても、今回のハミルトンはめちゃっぱやでした。他車と比べて1周1秒近く速いんだからもうどうしていいものやら・・・。どういうことをしたらそうなるのかよくわかりませんけど、一人だけタイヤが持たないってんだから物凄いことです。中盤、グロッグのクラッシュでセーフティーカー(SC)が入ってほとんどのドライバーがそこでタイヤと燃料を積み、のこり20周をノンストップで走る作戦に出たわけですが、なぜかハミルトンはピットインしません。そのことによって、およそ20秒ぐらいのハンディを負うわけですが、まったく問題にすることなく挽回して優勝しちゃいました。で、インタビューで「オーバーテイク、楽しんでくれた?」だから参っちゃいますね。
巷ではあそこでハミルトンをピットに入れなかったのはマクラーレンのチーム戦略のミスだと言われてますし、マクラーレンも認めてます。でも、実はマクラーレンのマシンはソフトタイヤよりハードタイヤのほうがマッチしていて、ソフトで重いタンクで長い距離を走れなかったんじゃないかと思います。少なくとも、大丈夫だという確信がなかったことが、マクラーレンの判断を鈍らせたんじゃないでしょうか。おそらく、ハミルトンは、ハード、ハード、ソフトの3スティントで最後のソフトのスティントをショート目にする作戦だったハズですから、あの段階では作戦変更は大きなリスクだったんでしょう。それでも、計画通りのルーティーンピットワークで勝てちゃったんですから、結果オーライ。
この調子だと、フェラーリはかなり頑張らないと逆転は難しいように思います。ライコネンがイマイチ気分的にノってないのも気になりますよね。うーん、今年はハミルトンで決まりなんでしょうか?もう昨年みたいな大ポカもしないだろうしなあ
さて、これまで評判が超低空飛行だったピケJr.が2位に入りました。えー・・・さっぱりわかりません。いや、SCがたまたま1ストップ作戦とばっちり噛み合った結果だというのはわかります。だとしても、後ろからくるマッサにまったく追いつかれることなく走った終盤は、とてもいままでのピケとは思えません。解説の右京さんも「理解できない。本当に燃料入ってるの?」と半信半疑。でも、ちゃんと走り切っちゃいました。ついに目覚めたのか、ピケJr.。たまたま、ホッケンハイムは得意なコースなのか。でも、それにしては予選17位ってどういうこっちゃ(笑)
ワケわからんルーキーがちゃっかり表彰台に乗る一方、アロンソはぐちゃぐちゃ。ここのところのパターンです。予選では速いけど、レースではぼろぼろ。思うに、今のルノーは物凄く不安定な車なんじゃないでしょうか。アロンソの車載カメラをみると、コーナリングでアロンソは飛んでもなく激しくステアリングを動かしまくってます。アロンソの技を持ってして、1周だけはタイムが出せる。普通にマシンなりのポテンシャルを出すと、ピケJr.とどっこいどっこいというところなのかもしれません。で、そのマシンでレースでもガンガンに攻めるもので、アロンソのレースはいつもバタバタと。まあ、我々はアロンソの技が見られて面白いといえば面白いですけどね
さて、次はまたしても2週間インターバルでハンガロリンク。昔は退屈なサーキットの代名詞でしたけど、ここ数年はわりと面白いレースが続いています。楽しみにしましょう
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