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ヴァナ・ディールの最期の日は、笑って迎えたい

ファイナルファンタジー11失敗の意義とサービス止め時を考える(切込隊長BLOG)

 簡単に書くと、スクウェアエニックスにとって「ファイナルファン他事ー」ってのは大事なブランドであるし、そのブランドを冠したオンラインサービ スであるから、あんまりブザマなやめ方はできないだろう、と思うこと。一方で、世界的なマーケットで見ればワールドオブウォークラフトのほうが圧倒的に出 来が良く、アカウントも1,000万超え&稼働率はFF11よりはるかに高い状況を見ると、世界タイトルとしてのファイナルファンタジー自体は惨敗したと 結論づけていい。

(中略)

 逆の見地からすれば、これほど見事な負け戦の撤退戦はないわけで、しかも局地戦ではなく、主力を投入した市場で正面から競合に負けて撤退をするのだから 業は深い。経営的には早々にやめちまえばそれでしまい、なんだろうけれども、ユーザーが社会的に地位が低いゲーム業界の場合は、とりわけ変な注文がユー ザーの側からつきやすいから油断ならない。

どうするんだろう?

FF XIが失敗かどうかには、その成功と失敗がいろいろなレベルで定義できるので(儲からなかったから失敗、黒字だから成功、FFの名を冠してこれじゃ失敗 ノウハウを得ただけでも成功 etc...)何とも言えないところなんですが、山本さんの言うとおり「どうやってサービスを停止するか」はすごく難しい問題だと思います。なんとなく、アイドルの引退に似てる(笑)。

それはそれとして、FF XIが大成功でスクエニからどんどん続編が出てくるか・・・というと、作ってるらしいってのは田中Pも発言してますけど、疑問と言わざるを得ない。間違いなく国内No.1のMMORPGの商業的な評価が「ビミョー」ってことは、そもそもがMMORPGというジャンル自体、それほどいい市場じゃなかったということです。

FF XIのユーザーとしてそのいいところも悪いところも一緒に楽しんできた私でも、例えばFF XIを止めて続編をやります・・・と言われたときに、「わーい」と無邪気に乗っかっていくかというとそうはいかない気がします。FF XIが私にとって、「最初で最後の」MMORPGになる。それは多分間違いがないでしょう。そもそも、続編なんてないかもしれない。MMORPGの運営なんて、めんどくさいだけでサービス提供側にはそれほどいい商売じゃないのかもしれない。それともWoWという唯一が成立して、オルタナティブの存在しえない業界になるのかもしれない。

そう考えるとこの5年、ヴァナ・ディールで過ごした日々がまるで奇跡のように思えます。MMORPGには、他のどんなメディアでも味わうことの出来なかった何かがあった。そして、それはまさにこの時代、まだ、MMORPGを運営すること、MMORPGをプレイすることが、お互いになんだかよくわかっていなかったこの時代にのみ存在し得た奇跡の世界。

FF XIは、ヴァナ・ディールは、どんな最期を迎えるのか。その時、Tambourineがその世界にまだいるかどうかはわかりませんが、その日を笑って迎えることが出来ればいいなあと、そう思うのです。

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