F1GP #6 モナコGP
今回はとにかく
スーティルが可哀想すぎる(T-T)
いやあ、最後のあれはないわー。もちろん、純粋にレーシングアクシデントだと思うし、ライコネンとしても「フォースインディアの下に来るわけには!」という焦りがあったのは事実でしょう。ライコネンはチャンピオンとして批判に晒されて当然ですが、ペナルティの対象にするのはいかがなものかとは思います。その意味で、今回、スチュワードがペナルティ対象にしなかったことは評価です。
それにしても、スーティルはすごく頑張った!全日本F3チャンピオンだし、スパイカー時代の左近のチームメイトということで日本人にもよく知られてるスーティル。ラストのドライになった曲面、2度目のSCのタイミングで4位にいるのを観て、手に汗握った日本のファンは大勢いたでしょう。私ももちろん、その一人。フォースインディアでの4位は優勝にも匹敵するほどの偉大な成績。それも、昔ほどリタイアするマシンがない中でのこととなれば・・・ああ、惜しいことをしました。ライコネン、めっ!
さて、今レースのポイントなど
- 雨のモナコは面白い!
- ついにクビサが来た!
- 化け・・・ないのか、マッサ
- ダメかも、ピケJr.
こんなところでしょうか。
地上波の実況では、モナコのウェットレースは11年ぶりだそうです。その時に勝ったのはパニスと聞いて、思い出しました。リジェ・無限ホンダ。無限のF1初優勝レースだったんですよね。それにしても、雨のモナコは面白いですね。特に今年はトラクションコントロールがないだけに、どんなドライバーもスピンする可能性があります。何より、ずるずるの路面を走っているのを観ると、F1が如何にすごい車かというのがよくわかります。
しかし、今回はみんなミスしまくり。ハミルトンもぶつけた、ライコネンもぶつけた、アロンソもぶつけた、マッサもオーバーランした。その中で上位ではクビサだけがノーミス。それも、マッサの後ろにつけて水煙の中プレッシャーをかけ続けて、マッサのミスを誘って抜いたわけですから、実質はこのレースはクビサのもの。最終的にはハミルトンが優勝しましたけど、それはハミルトンがクラッシュしてピットに入った直後にSCが入るという幸運でハミルトンのミスが帳消しになったからに過ぎません。今回はたまたま運がなかったけど、このレースの優勝はクビサがふさわしい。というか、最初はなんでクビサが優勝じゃないのかよくわかんなかったんだもん(笑)。そうか、ハミルトンはクラッシュしたときにピットにはいってたからなのね。
で、実質の優勝争いはマッサとクビサの間でされていたわけです。マッサはかなり重めの燃料で今まであまりぱっとしなかったモナコで見事なポールポジション。結局、ライコネンと燃料の差がいくらだかわからないんですが、Q2でもトップだったことから、やはり一番速かったのはマッサだと言っていいでしょう。それだけに、クビサと競ったシーンでの1コーナーでのオーバーランが悔やまれます。どうなんだろうなあ、マッサ。ま、今回のグランプリに関しては少なくともライコネンに大差をつけてマッサの働きが素晴らしかったと言うべきだと思いますけどね
さて、モナコと言えばルーキーに厳しいグランプリ。一貴とピケJr.が注目されましたが、一貴はなんとかQ2進出。ロズベルグとの差は大きいもののなんとか及第点。ピケJr.は・・・Q3リタイア。アロンソと比べられちゃ可哀想とはいえ、ダメですな。決勝もドライタイヤに変えたところでクラッシュ。ピケJr.への評価はますます厳しくなりそうです。
さあ、次は幾多の名勝負が繰り広げられたモントリオール。全レースの中でも指折りのエキサイティングなコースです。ここでマクラーレンがガツンとくるようなら、この先、わからなくなってきます。実は、いつのまにかハミルトンはもうポイントリーダーなんですけどね。さあ、楽しみに待ちましょう
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