ニコニコ動画で見る楽しみ
ホロ可愛いよホロ・・・Tambourineです。
4話まで見て、もうほとんど声にも絵にも違和感が無くなってきたのでのめり込んでみてますよ、「狼と香辛料」。原作知らない方が楽しめたかもなーとすら思ってます。
さて、静岡では放送がないので名古屋の自宅で録画して週末に見ているわけですが、我慢できずにニコニコ動画で見ちゃうことも増えました。日本はアニメ大国なんて言われていますが、2006年の「このライトノベルがすごい!」で1位になり、今期最も評価が高い(かな?)非常に良質のアニメですら、千葉+神奈川+埼玉+東京の関東UHF局と京都+神戸の関西UHF局、そして愛知のTX系局の7局放送です。ぶっちゃけ日本中で見られない人の方が多いわけです。そりゃ「YouTubeやニコニコにテレビ放送をそのまま載っけるなんて酷い」と簡単にいう東京在住の人々に対する地方のオタクの潜在的な怒りは想像するに難くないものがあります。DVD買うにしても、その価値があるかどうかは見ないとダメですし・・・というか、今のテレビ放送なんてDVDを売るための宣伝に過ぎないんですから、見せなくてどうすると。
しかし、私はエアチェックを観た後も、ついニコニコも見てしまいます。2chに「実況板」ってのがありますが、ニコニコ動画だとあたかも擬似的にオタク同士がわーわー言いながら上映会しているような感じがあって、それが楽しいからです。これはYouTubeにはない、明らかに新しいメディアの在り方です。双方向メデイアです。デジタル放送に4色のボタンつけて「双方向」とか言ってるのが果てしなくバカに見えます(今さら気がついてる私は大変に遅いと想いますけど)。上のパラグラフの議論は、テレビ放送を補完するという意味でのニコニコ動画の存在意義でしたが、明らかにこれはテレビに対する付加価値です。むしろ、今後、テレビというメディアがどうあるべきか、どっちへ向かうかを示してます。
というかですよ、私はもうこれを見て、テレビ終わったなと。要するに、今のラジオみたいになると思います。朝起きてとりあえず見る朝の情報番組とか、バラエティ番組は今のまま在り続けると思いますが、映像コンテンツとして製作委員会的な作られ方をしているドラマ、アニメはすべてテレビが1次メディアでは無くなるでしょう。DVDや映像配信での提供が1次的になり、それをテレビで放映するのは例えば続編の前とか、1話だけ放送するとかそういう形になるはずです。要するに、今の土曜洋画劇場・・・みたいなのと同じです。
よく、「YouTubeやニコニコのせいでDVDが売れなくなった」といいますが、よく考えればそれはおかしいはずです。コンテンツを売りたいのなら、むしろ低画質のコンテンツをニコニコなどに流し、みんなでワイワイ見て貰ってから高画質と多少の特典、綺麗なパッケージ、あのね商法(笑)などを取り混ぜて、DVDや次世代DVDで売ればいいわけです。mp3で十分に大多数の消費者の欲求を満たせてしまう音楽コンテンツと違い、映像コンテンツはPCの画面で内容をチェックして気に入ったものは家の大画面テレビで見たいユーザーは多いはず。いや、そんなオタク、何百万人はいませんよ?でも、すでにアニメのDVDはせいぜい万の単位で勝負しているだからやれるハズです。だいたい、関東・関西・中部以外のところには全く届いてないわけですからね、今の状況だと。
というわけで、私はニコニコ転載を応援しちゃいます。ルール決めればいいと思うのね。例えば、「映像配信、あるいはDVDなどによって、そのコンテンツを手に入れる手段を提供するまでは、著作権者は削除申請が出来ない」とか。悪くないルールだと思わない?消したかったら、放送した次の日にバンダイチャネルとかでいくらか払えば見られるようにしたら消すよってルールなら、みんなかなり納得すると思うんだけど。で、低クオリティ版もついでに提供しちゃえばいいんだよ。コメントつけて喜んでるユーザー達は、どこがメインの場所になるのかウロウロするんだから、公式があればそれに越したこともないじゃない?
しかし、その規模のプロモーションを前提とした場合に、ニコニコのシステムでいいのかどうかはまだまだ考える余地はありますね。コメントは消せるとはいうものの、あの画面を覆い尽くす弾幕を見るに付け、面白いんだけどコミュニケーションメディアとしてこれが完成された形ではないという想いは強いです。さて、公式コンテンツとして、何十万人という単位が見るということになった場合、どうなってたらいいんだろうなぁ・・・
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