トランスフォーマー
ずいぶんと評判のいい、トランスフォーマーの実写映画を観てきました。コンボイは玄田哲章さんの声じゃないといかんだろうということで、当然吹替です
さてさて、大まかな評価ですが、異星人侵略ものとしては結構面白いです。最初のヘリがロボットに変身して暴れ回るところや、それに対する米軍の対応などはかなり燃えます。主人公のサムと、サイバトロン達のズレた会話も面白いしね。
また、トランスフォーマーのファンとしても、実写にしたらこんな感じだろうなあという妄想のかなりいいところをついてます。予告なんかではアップの絵が多いのでなんかごちゃごちゃして人型にみえないなーという感じですが、引きの絵だとかなりいい感じです。私の妄想の中のトランスフォーマーをうまく絵にしてくれていて、嬉しいですね。
残念なところとしては、ロボットたちのキャラが立っていないところ。トランスフォーマーのもともとの魅力って、いろいろな個性のトランスフォーマー達のやりとりだと思います。特に、デストロン側の描写が楽しいですよね。ところが、映画は完全に異星人侵略ものになってることで人間視点。せっかくのトランスフォーマー達が、名前すら覚えてもらえない状態で戦い合います。ぶっちゃけ、どっちが敵でどっちが味方かもわかんない。いや、人間からみてどれが本当の機会でどれがトランスフォーマーかわからないっていうネタが入っているので、しょうがないといえばしょうがないんですけど、せめてロボットになったら色が違うとか、角が付いてるとか分かり易くキャラ付けして欲しかったなあ。
さてさて、ここからは重箱の隅。トランスフォーマーファンの戯言ですが、やっぱり吹き替えはオートボットじゃなくてサイバトロン、ディセプティコンじゃなくてデストロンにしちゃいましょうよー。えっ?字幕観た人と会話が繋がらない?字幕も変えてしまえばいいんです(笑)。オプティマス・プライムじゃなくて、コンボイって言って欲しかったなあ・・・。あと、トランスフォームするときは「コンボイ、トランスフォーム!」って言ってくれぇ~。
そして、尺の問題もあるんでしょうが、変な信号解析のねーちゃんとデブの話を入れてる暇があったら、デストロンをもっと描写してよー。やっぱスタースクリームが変な陰謀を企んだり、どじったり、仲間割れしたりしないと。というか、今回活躍したデストロンはカセットロン(でいいんだよな、あれ)だけじゃないですか。デストロン全然怖くないぞ。というか、何がしたいのかさっぱりわかんないぞ。ちなみにメガトロンよ。自分は墜落して捕まって、ずっと凍らされていたくせに、スタースクリームに「またドジったか」はないんじゃない?
一番ヘタレてるのはお前だ!
やられ方もなんだかなーですしねえ。
そう、最後はちょっとねえ・・・。あれだけみんなでキューブを追い回していたのに
「キューブは失われ、故郷を再生する望みは潰えた。だが、それはしかたない」
仕方ないのカヨ(笑)
まあ、全体的には良くできた楽しい映画です。DVDで観ると魅力半減なので、劇場で頭空っぽにして観ましょう!
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