[Nippon2007]213418 現代日本SF展望その2「SFワンダーランド」
「スターウォーズ」「銀河鉄道999」「ガンダム」などの大ヒットでSFは広く浸透。活字SFにも影響を与え、日本文化全体を変える動きに連なる。オタ ク、コミケ、コスプレ、シミュレーション戦記、ライトノベル……。SFが日本人の行動や思考に与えた影響について検討する。
第二部は、谷甲州さん、高千穂遥さん、新城カズマさんの3人がゲストで、こちらは主にお三方の創作の変遷について。高千穂センセは30周年なんだそうです。おめでとうございます
話題は一般にSF冬の時代や、ラノベなどの他のジャンルでSFを書くことなどなんですが、高千穂さんはもともとスタジオぬえ出身ということで、自分の話に設定として絵があることは普通のことだし、アニメの近辺で仕事をしていたので、例えば、当時、アニメーターでイラストレーターではなかった安彦さんに絵を頼むこともあまり違和感は無かったそうです。で、ついでにいえば、これまで自分の興味のあることばかりしか書いてこなかったし、SFを書いているときも自転車小説を書いているときも、小説を書くという意味ではあまり違いを意識することもないんだそうです。
谷さんは、やはりSFは売れないんだけどーと編集さんにはよく言われたそうで、「でも、気にせんと書くねんけどな。まあ、好きに書いてもなんとか食えとったし」という感じだそうです。
新城さんはもろに影響を被ったという意識で、SFを書きたいけど難しいからラノベでデビューして、最近、やっと好きなものが書けそうかなあという感じだそうですが、逆に言えば、みんなファンタジーやラノベの形で書いていたわけですね。逆に言うと、高千穂さんが言うには「電撃の最初の審査員をやってたけど、SFとしてばりばりにレベル高いものが来て評価もされていて、衰えは感じなかったなあ」って感じだそうです。なるほどですな
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