CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ/小寺 信良×津田 大介
ITmediaで良くコラムを書いている小寺さんのファンなので購入。
小寺さんと津田さんが、ネット社会、特にYouTube以降のコンテンツがいともたやすく共有される時代のコンテンツの在り方についていろいろな人達と対談しています。登場するのは
土屋 敏男(第2日本テレビ エグゼクティブ・ディレクター)
草場 大輔(東京MXテレビ 報道制作局ディレクター)
椎名 和夫(音楽家、実演家著作隣接権センター運営委員)
遠藤 靖幸(価格.com マーケティング部)
江渡 浩一郎(産業技術総合研究所 研究員)
西谷 清(SONY ビデオ事業本部長)
長谷川 裕(TBSラジオ「Life」プロデューサー)
中村 伊知哉(国際IT財団 専務理事)
松岡 正剛(編集工学研究所)
いろいろな知見が含まれていて、かつ、対談形式なので読みやすいので是非皆さんにも読んでもらいたいと思います。
一つ記録しておくと、Web2.0の時代に人間の持つ力が発揮されるのは1次的に生み出されたコンテンツを「編集」することで、紙の新聞や雑誌は無くなるかもしれないけど「編集者」というのは残るかもしれないし、電波の管理者としてのテレビ局はなくなるかもしれないけど、「演出」や「編集」は残るかもしれないということ。これだけブログが隆盛を極めていて、そこに見る価値のあるものが出来ているかの差は、ブログの管理者に「編集者」としての意識があるかどうかではないかという話題が出てきました。面白い観点だと思います。もしかしたら、これからの文字リテラシーは作文の能力ではなく、編集の能力に重きを置かれるのかもしれませんね
ま、書きっぱはよくないということかな<平たすぎです
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