コダワリ人のおもちゃ箱/松浦晋也
「はやぶさ」関係で、いつも情報を自身のblogへ載せてくれる松浦さんの新刊です。お礼の意味も込めて、購入。でも、期待に違わず面白い本でした。
ここでは、いろんなやり過ぎちゃってる人達の生き様が紹介されてます。
こんな人達です
- 線路を自分で敷く鉄道マニア
- 新駆動方式の自転車を作る人
- 改造・・・では飽きたらず、いちからサイドカーまで作って認可を受けるバイク屋
- 自作の人工衛星を宇宙へ送る研究者
- すべてのデータを「家」に記憶させる人
- 1リッターのガソリンで4000km走る車を作る人
- 400万個の星を投影するプラネタリウムを作る人
なーんつって、キューブサットの中須賀先生、BTRONといえば・・・の美崎さん、メガスターの大平さんのことは、聞いたことがありましたけどね。しかし、世の中にはいろんな人がいるものです。
松浦さんもまえがきで語っていますが、この人達のやっていることを「所詮、趣味でしょ」と簡単に切り捨てることは、私たちがついつい悪意もなくやってしまいがちなことかも知れません。そういうのはよくないね・・・てなことを思いつつも、この本は「へー、えらいアホなことをやってはる人がおんねんなー」とエンターテイメントとして読んでしまうのもいいんじゃないかなーと個人的には思うのです。
それにしても、またちょっとBTRONをいじりたくなってしまった(笑)
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