神は沈黙せず/山本弘
と学会の山本会長の長編SF。ネタの風呂敷のでかさは近年希にみるほどで、日本人の作家でこんなにデカい話をやってるのを見たことないので単純に感動しました。
ちびっとネタばれになりますが、話は主人公の兄がこの世界は実は神(というより、何か他の高度な知性体)が行っているコンピュータ・シミュレーションなのではないかとある証拠をもって突きとめたことを主軸に動きます。
このネタ自体はそれほど新しいものじゃないんですが、このことを知った悪役(?)が何を企むかとか、天変地異・超常現象などに関する解釈などが面白いし、何より超常現象やUFOやカルト教団に関する山本さんの並々ならぬ知識と造形が、これでもかっとばかりに詰め込まれて、それが物語と絶妙な絡み合いをしているところが素晴らしい。山本会長以外には書けない小説ですわ。量的にもお腹いっぱいにしてもらえマスヨ
文庫上巻の最後の場面が、読んでる途中にあっけにとられるほどのインパクトのある場面で、しかも後々意外な形で繋がっていきます。この驚きを共有してもらうだけでも価値がある。オススメです。
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