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January 16, 2017

フラレガイガール/さユり

Spotify、いいですね。とはいえApple Musicほど日本でのサービスの継続について信用できないので積極的にプレイリストを作ったりして使い込もうと思ってはいないんです。

気に入ってるのは「Weekend Buzz Tokyo」という毎週更新されるプレイリスト。どうしても新しい曲に対して出会いが少なくなってしまうので、このプレイリストで新しい曲を知るのはとってもありがたいです。CMが入るところも含めて、昔FMラジオを聞いていたような気分で聞いてます。CMも嫌じゃないので、CMあり無料のビジネスモデルでうまく運営していってくれることを期待してます。ちなみにPPAPを初めて聞いたのもこのプレイリストでした(笑)

さて、この「Weekend Buzz Tokyo」を聞きながら休日出勤して作業をしていると、その手を止めさせる曲がありました。それがさユりの「フラレガイガール」。

私を振ってんじゃないよバカ
振っていい訳がないでしょう?

すごいサビの歌詞。胸がぎゅーと痛くなるような可愛らしくも痛快な振られっぷりです。こういう女の子大好き。いや、付き合ったら絶対うまく行かないけどもね(笑)

ピアノだけで始まる歌い出しの美しさ、叩きつけるようなBメロ、そして切なくもキャッチーなサビ。いや、これは名曲ですよ。さユりかー。なんか「乱歩奇譚」のEDとかやってましたよね。これはブレイクしちゃうんじゃないのー?

と思ってぐぐってみたら、RADWIMPSの野田洋次郎作詞作曲なのでした。あー、納得。なんでも野田さんが曲を作ってみたものの「これは自分で歌うのはちょっと違うな」ということで提供するアーティストを探してたというようなことらしく。なるほどね。そりゃ私が好きなのも当然かしら。

なにはともあれ、名曲です。私が14歳の女の子だったら一生もののフェイバリットになったかも。ぜひ。


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January 05, 2017

Agileとは何だったのか

nacからのツッコミにマジレス

アジャイルだとプロセス云々、エビデンス云々というのは僕から見ても、本末転倒感がある。本来プロセスは、開発目的達成と品質管理のためにあるので、それを意識し、目的にすればなにやっても、何を使ってもいいと思う。

いや、だからAgaileってどういうムーブメントかというと、<チームによる>プロダクトの完成に必要なことは、本質的にはコミュニケーションだけであって、それを徹底的に改善するぞってことなわけです。

重い開発メソッドにおけるプロセスやエビデンスも本質的にはコミュニケーションだけが目的だよね?。1人で作っているなら要らなくて、複数人でやると必要になるものは全部コミュニケーションの問題に帰するといってもいい。この場合のコミュニケーションは空間的距離だけでなく時間的距離も考える必要はあるから、たとえ1人でやってたとしてもコミュニケーションの必要性はゼロにはならないわけだけど。だから、作業日誌は1人でも付けるべきなわけで。

よくいう「Agileだと設計書とか作らなくていいんですよね?」という発言は確かにnacの言うとおり転倒していて、むしろ「Agileなんだから、何が必要なのか考えろ」ということになります。XPもScrumも設計書を書くなともこんな設計書を書けとも言っていません。XPが言っているのは、「テスト可能なソフトウェアをグリーンに保て」ということだけだし、Scrumが言っているのは「リリース可能なプロダクトだけを成果として認める」ということだけだから。

正しいテストを書いて、それを維持するために設計書やその他のドキュメントが必要ならそれは書くし、スクラムチーム内で仕様についての共通見解が必要であれば、それを説明するドキュメントを書きます。それらは全てコミュニケーションです。ただし、コミュニケーションであるが故に、必要なもの、必要なことは作るものと集まった人に寄って違って、それをプロセスやメソッドとしてまとめることは諦めるよというのがAgile宣言が(暗に)言っていることなのです。もちろん、いろいろとその時点でのベストプラクティスはあるけど、それらもどんどん変わっていくからね。

私はウチの会社の人として、ウチの会社がレビューとして必要とするドキュメントは作るし、それはScrumの文脈でいえばプロダクトになるわけですよ。でも、「全クラスのクラス図を作って下さい。だって、いつ必要となるかわからないでしょう?」と言ってくる人に対しては、「必要かわからないものを作らせないで下さい」と言い続けなければいけない。それはもう、マインドの問題で、Agileというのはプロセスではなく、マインドでありムーブメントだから。

だから、nacの指摘は噛み合っていなくて、「本来プロセスは、開発目的達成と品質管理のためにあるので、それを意識し、目的にすればなにやっても、何を使ってもいいと思う」と毎日考えることがAgileな態度だということなわけ。で、それは「うちは今からAgileをやります」といって出来るようなことじゃないわけです。だって、マインドだから。なので、それを前提にした社内の仕組みを作ることはとても大変で、うかうかしているとそれが出来ている人との間にはとてつもない生産性の差がついて、単に重いプロセスを安い金で動かすことになるぞ。繰り返しましたけど、それが件のアーティクルで書いたことなわけです。

まー、しかし意識改革だからもの凄く大変だと思いますよ、実際。

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January 03, 2017

月曜日は2限から/斉藤ゆう

お気に入りのマンガ、斉藤ゆうの「月曜日は2限から」がきちんと完結しました。いや、完結するタイプのマンガじゃないと思っていたので、結構びっくりしてしまいました。

校則が厳しいことで有名な進学校で孤高の存在を貫く2人の女の子。金髪に制服を着崩す遅刻の常習犯の咲野瑞季と、先生よりも厳しく生徒を取り締まる法の番人こと吉原依智子。そして、ほどけたリボンを結んであげたことで不良として遠巻きにされている瑞季にすっかり気に入られてしまい「悪友」認定され、瑞季をなんとか更生させたい依智子からは「戦友」認定される主人公、居村草輔の3人による会話劇。四コマ漫画なのでそんなに事件が起きるわけでもなく、不良少女(でもグレてない。単にだらしない^^;)と優等生(でも成績はよくない^^;)と猛獣使い(扱いされているただの人の良い兄ちゃん)の3人の軽妙な会話が魅力です。

このマンガの特徴が洒落です。「村上春樹は比喩に特徴がある」というのと同じニュアンスの話です。例えば、こんな感じ。

居村の最後のコマの台詞、少年マンガっぽくないですよね。「何上手いこと言ってんの?」って感じの洒落です。ずっとこんな感じです。

瑞季は居村のことが好きで別にそれを隠すでもないし、居村も徐々に瑞季に惹かれていく。頑なさ故に友達のいない依智子は瑞季に振り回されながらも心を通わせ、居村には徐々に恋心を抱いていく。3人の関係はそうやって徐々に変わっていくんですが、なんせ会話がこんな洒落で組み立てられていくので、直接的にならず、ふんわりしている。そう、ちょうど流行の言葉で言えば「ムズキュン」な感じ。

4コママンガなので、毎回落ちのコマがあるのは当たり前なんですが、それをことごとく言葉の洒落で落とすのは大変。まあ、もちろん本作も「ことごとく」とまではいきませんが、でも、特徴的と言えるほどの量であることは確かです。

そんなふうに単行本7巻まで積み上げてきて、最終話ではそんなふんわりした関係のその結末をきちっと形にして見せてくれる。素敵な話でした。かなり好みが分かれる作品だとは思いますが、あまり似たタイプが存在しない、希有なマンガです。公式サイトで1話が読めますが、依智子が出てきてからがこの作品の本番なので、まずは1巻を買ってみて下さい。

まあ、「ん?何が面白いのかわからん」という人も多そうな気がしますが・・・これがいいんだよ。

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January 02, 2017

あけまろしく

世界の激動に比べて、なんだか日本は平和に取り残されたような2016年でしたが、無事終了。2017年が始まりました。あけましておめでとうございます。

今年の年末年始は、トラブっているプロジェクトに派遣されている関係でほとんどお休みがありません。まあ、そもそもトラブっているからこのプロジェクトに呼ばれたわけですから私のせいでもなし、立て直せと言われているわけでもない(し、そんなこと私ができるものでもない)し・・・で何の感慨もありません。もうこの仕事を15年もやっていれば、こういうやり方で仕事をすればだいたい何がどうなるのかは想像がつくわけで。

というわけで、今年は近年には珍しく12/30まで働いていて、また1/3から出勤するのでお正月といってもただの週末3連休です。で、またちょうどmilueが風邪をひいて寝込んでいるので、ただ、ぼーっとして過ごしています。

だから、今年はおせちも作らず。31日に砂町銀座までいってなんやかんや買ってお重に詰めてはみたんで、それっぽくはしましたけど。海老を焼いたのと、煮染めだけ作りました。意外と形にはなるものです。毎年これでもいいかな(笑)。

さて、昨年を振り返ると・・・やっとこの業界の変化にウチの会社も追従しはじめたのかなという気がします。新しい技術や考え方、人材がWeb界隈に集まり、それが業界全体に伝播するという流れがずっと続いていて、しかしながら、米国本社はまだしもウチの日本法人はここ10年まったく変わらずにいたわけですが、ここ数年、やっと変わっていこうという姿勢が現れ出しました。

そんな流れでスクラムマスターの研修を受講させてもらったり、クラウドツールを使った開発の勉強会をやらせてもらったり、上からの変化の圧力はそれなりに感じます。アジャイル開発には良い点も悪い点ありますが、安く上がるのはどうかんがえてもアジャイルの方。アジャイル開発がある程度の信頼を勝ち得てしまえば、価格競争力で勝つものが市場を制してしまうのは当然です。発注するお客さんの側は安い方を選ぶだけだからどこかで雪崩をうって変わることでしょう。

しかし、作業を人月でしか測らないやり方から、チーム開発への方針転換は作る側にとって相当に重いプロセス変更です。見積からチーム作りからレビューの仕方から、まるで違う。しかし、この動きに追従しなければ、下手すれば、重い開発プロセスを抱えたまま価格だけアジャイル並みになってしまうわけで、会社が焦るのも無理はありません。

しかし、ウチの社内をみれば同僚たちの意識改革は遠いです。私の同期はちょうど就職氷河期にITだけ景気が良かった世代ですから、他の世代に比べてたくさんいます。その世代が、当時最新技術だったJ2EE+Strutsで重ーいプロセスの開発をがっつりやって、その経験だけで仕事を続けてるので、それが染みついちゃっているんです。入社した当時は、COBOLやPL/1のシステムをレガシーだと思ってみていた我々ですが、15年経ってみればJavaで作ったシステムも立派なレガシーになってしまいました。

今でもCOBOLやPL/1のシステムの更改やメンテナンスの仕事がたくさんあるように、Javaのシステムもずーっとおつきあいしていくことになると思います。思いますが、システムのアーキテクチャが古いからと入って、仕事のやり方が古くて良いというわけではありません。とはいえ、近年のアジャイル開発を支えている一つがプログラミング言語の記述力向上なのも確かですし、古いアーキテクチャには古い人間がアサインされるわけで、変わっていかないのもしょうがない。

というわけで、同期を見渡しても「Macってスタバでドヤする人が持つものでしょう?」「JavaScriptなんておもちゃでちゃんとしたシステムがつくれるんですか?」「メールでちゃんと依頼をしてくれないとエビデンスが残らないから困ります」「手順書はExcelで下さい」てな人の割合が半分ぐらいはいる感じ。この状態が、これから急速に変えられてしまうんでしょうね。

で、ともかくストレスが溜まるのでできる限り2017年はできるだけレガシーなシステムやプロセスや人に近づかないようにやっていきたいなと。そして、レガシーな状況に放りこまれたら、空気を読まずに逆らっていきたい。私はそれが正しい道だと思っているし、少しでも早く状況を変えたいと思っているので。

それで多少の不利益を被ったとしても、別にこの先出世するわけでもしたいわけでもないし、ずっとこの会社にいたいわけでもないし。まあ、上で言ったとおり、ウチの会社は割と偉い人はちゃんとしている会社で、大会社でそういうところがちゃんとしているのって珍しいですから、蹴って出て行こうともあんまり思わないんですけど。

アジャイルっていっても、本質は「本当にその作業や書類やプロセス、必要?もっと良いやり方があるんじゃないの?」って、ただ問い続けるだけのことなんですけどね。それをやらずに「え、そうするのが当然でしょう」「そうしないと気持ちが悪い」などの訳のわからない理由で意味の無いプロセスを回そうとする奴が本当に多いことに辟易しているので、引き続き喧嘩上等の四十路を突き進んでいこうかなと。ちょっと最近丸くなっちゃったような気もするので、締め直していくぞ。

というところが、2017年の抱負でした。かかってこいや。

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