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青春ラジメニアの「オールアニメーションTOP20・平成版」特集のリクエストを考える

本日の「青春ラジメニア」は特集「オールアニメーションTOP20・平成版」 。平成になってからの全アニメが対象のアニソンオールタイムベスト特集です。

我々は1曲を選んでリクエストをしなければいけないんですが、いや、無理っしょ。とりあえず、なんとか自分で20曲を選んでみました。これがTambourine版の「オールアニメーションTOP20」です。

あ、順位はつけてません。古い曲順にならんでます。そうやって選んだので。

朝倉ゆかり「Tsubasa」(1997「バトルアスリーテス 大運動会」OP)

この曲は、すごくいい曲でもすごく歌がうまいわけでもないのに心にひっかかる感じがいいんですよね。サビの「のぞみえがいていればー」の部分の歌い方が不安定なんです。その不安定さがいい。上手けりゃいいってワケじゃないから、歌は難しいですね

アニメはもうほんとに素晴らしくて。今観ると女の子がきゃっきゃうふふの日常系かしらと思うかもしれませんが、完全なスポ根。この頃に「もう男ではど真ん中のスポ根は出来ないよね、恥ずかしすぎて」という認識が確立したんだと、今になって振り返れば思います。で、今につながるアイドルものは、あれば結局のところ女の子の世界のスポ根もので、この作品が起源になっているというのが私の認識です。

もっとも、この作品もそれを狙って企画された物ではなく(だって、もともとはサターンで発売されたちょっとエッチなユニフォームを着た女の子を指導する育成ゲームだし)、脚本の倉田英之さん、黒田洋介さんあたりが暴走した結果なんじゃないかと邪推しています。5話目ぐらいまでは、可愛い女の子がきゃっきゃうふふの皮を被ってますんで、8話までみてくんしゃい。

で、感動の決勝戦をやった後、また照れて宇宙人とのギャグバトルで終わっちゃうあたりが、また「らしい」感じなのも個人的にすごく好きです。

遠藤正明「勇者王誕生!」(1997「勇者王ガオガイガー」OP)

今回もこの曲が1位なのかなあ。私たちに強烈に田中公平という名前をインプットした熱い名曲。

公平先生は先に歌詞をもらってから作曲する(詩先)のがお好きなのですが、この曲の場合、米たに監督から送られた歌詞を「いくらなんでもガが多すぎる」と半分ぐらいに削ったらしいです。いや、十分ガばっかりですけど。

で、上のYouTubeリンクはOVAバージョンで、さらに野太い男性コーラスで「ガ」が足されているという(笑)。

山根麻衣「THE REAL FOLK BLUES」(1998「カウボーイビバップ」ED)

もちろん、菅野よう子は外せない!「ビバップ」は名曲揃いですが、EDをチョイス。

アニメの方は、なんと24話を放映する枠が取れず1クール分だけチョイスして放送し、最後に「よせあつめブルース」という総集編っぽい何かを放送するという狂った感じが印象的。「よせあつめブルース」はあんまりな内容のためか、今でも媒体に入った物が入手できません。すごく好きなのに。でも、今となってはYouTubeに誰かが載っけたものを観られたりしますけど。

後にWOWOWで24話観て、「こんな話だったのかー」と感動しました(笑)。

MAHO堂「おジャ魔女カーニバル!!」(1999「おジャ魔女どれみ」OP)

これもアニソンベストとしては定番。でも、すごーく変な曲です。とても楽しそうな歌い出しから始まって、サビ前で気配を漂わせ、サビで短調へ転調します。幼児向けアニメですよ?気がつかないわけはないですから、このアニメがただ楽しいだけの番組ではないことをいきなりOPで提示してしまうというのが凄い。そんなの他に聞いたことがないです。

ちなみに、アニメ本編は見たことないのでよく知りません(笑)。これでアンパンマンぐらい脳天気な内容だったら逆にびっくりだわ

有坂美香「dis-」(1999「無限のリヴァイアス」OP)

伝説の鬱アニメ「無限のリヴァイアス」のOP。当時は「何がどうなっちゃうの?」とどきどきしながら観ていましたが、ストーリーを知っている今としてはもう観たくない(笑)。ハスキーな歌声と追い詰められたような歌詞がすごく作品にあっていました。

angela「明日へのbrilliant road」(2003「宇宙のステルヴィア」OP)

今やアニソンシンガーとして確固たる地位を気付いているangelaはここから始まった。もう歌い出しから只者じゃないです。なんというか、atsukoさんの声にぴったりの曲ですなあ。

アニメとしては今はもうあんまり話題になることもないですけど、学園物のふりをしたファーストコンタクト物だったという衝撃の最後はとても印象に残っています。そういえば、放映当時もあんまり話題にならない作品だったんですが、しーぽんと光太がキスをする回が放映されるやいなやネット中に絶叫が溢れ、「あ、みんな静かに観てたのね」とおかしく思ったものでした。

NIRGILIS「sakura」(2005 「交響詩篇 エウレカセブン」OP4)

エウレカセブンも、劇中で物語の発端になるカタストロフィを「セカンド・サマー・オブ・ラブ」と呼ぶと設定してしまうぐらい音楽的には凝った作品で、各クール4つのOP/EDとも格好いいです。一般的には代表する曲はFLOWの「DAYS」でしょうが、私はあえて終盤のOPのこれをチョイスします。アメージング・グレイスにあわせた疾走感溢れるこの曲は、ぜひOP映像と共に観て欲しい。あれ、これもファーストコンタクト物だ。

ちなみに挿入歌として、SUPERCARの「STORYWRITTER」、電気グルーヴの「虹」が使われてます。どちらもアニメを観る前から大好きな曲だったので、うれしかったなあ。

涼宮ハルヒ(平野綾)「God knows...」(2006 「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌)

リクエストとしてはこれをチョイスしました。

「涼宮ハルヒ」の曲はいい曲が多いし、「ハレ晴れユカイ」は「おどってみた」文化の始まりとして重要だと思うんですけど、アニメの涼宮ハルヒの人気を決定づけたのはこのエピソードでした。後のアニメに「演奏シーンはここまでやれる」というのを見せたのも大きい。後に続く音楽アニメに大きな影響を与えましたし、「京アニはここまでやる」というを見せつけました。

この回は跳ね返りで何もかも思い通りにならずにかんしゃくをまき散らすハルヒが、初めてSOS団以外の人間から認められる、小さなエピソード。まったく原作通りといえばそうなんですが、じゃあ、そこでハルヒがどんな演奏をしたのかを実際にアニメーションで出してみることによってまったく違うレベルの密度を持っているのが素晴らしい。

Base Ball Bear「ドラマチック」(2007 「大きく振りかぶって」OP1)

Base Ball Bearはこれと、「図書館戦争」の「changes」の間で迷ったんですが、こちらをチョイス。メロディで「あ、これは」とすぐわかるのがいいですよね。

「おおきく振りかぶって」という作品の重要性についてはあんまり書いたことがないんですけど、昭和の時代に誰もが持っていた「野球観戦のリテラシー」を現代に受け継ぐ役割を持っていて、それを女性作家が書いているということについてはちゃんと考察が必要なのではないかと思ってます。ま、とにかくこれはアニメよりマンガが面白い。

May'n、中島愛「ライオン」(2008 「マクロスF」OP2)

菅野よう子さん、もういっぽん入ってしまいました。

物語も後半になって、ダブルヒロインの位置付けも明確になったところでOPがこの曲にかわり、二人のデュエット・・・というよりはバトルというような楽曲になります。そして、二人が声を合わせてサビで「生き残りたい」と歌うというなんだかとんでもない曲です。まあ、それぐらいストーリーのテンション的にヒロインは死にそうな予感に満ちていました(笑)。

今回、坂本真綾さんが20曲に入らなかったので「マクロスF」からはOPの「トライアングラー」にしようかとも思ったんですが、この2曲を見比べると、「ライオン」かなあと。

supercell「君の知らない物語」(2009 「化物語」ED)

「化物語」も多くの楽曲がありますが、supercellの1曲を。この曲のボーカルはあのやなぎなぎさんなんですね。知らなかった。

エンディングとして使われているバージョンの歌い出しは、本作のヒロインがTV版の最終回、エンディング間際でいう台詞そのままで、うまくまとまっているなあと感心したんですが、フルコーラスを聴くとこの歌い出しの歌詞は曲のかなり半ばまでいかないと登場せず、そこにまったく違う情景が歌われていてさらに感心した覚えたがあります。凄くいい曲だし、大好きな歌詞です。

放課後ティータイム「天使にふれたよ!」(2010 「けいおん!!」挿入歌)

「けいおん!」も山ほどいい曲があるんですが、最終回間際、泣かされてしまったのでこの曲にします。なんつーかね、私の中では「卒業」と聞くとこの曲が浮かぶんですわ。

「Cagayake!GIRLS」、「GO! GO! MANIAC」、「Utauyo!!MIRACLE」のOP3曲もすごい凝った曲で最高に好き。歌うのすごく大変だけど、以前インタビューで平沢唯役の豊崎愛生さんは「私が歌おうとすると歌えないけど、唯なら歌える」と言ってました。ほえー。

Lia「My Soul, Your Beats!」(2010 「Angel Beats!」OP)

Liaからはこれ。「絆色」も好きですが。「鳥の詩」はARIAやってないからしらんのね。

ちなみにこのアニメのEDも良い曲ですが、歌っているのは多田葵さん。そう、「カウボーイビバップ」のエド役の多田さんです。

nano.RIPE「ハナノイロ」(2011 「花咲くいろは」OP)

nano.RIPEも好きな曲がいっぱいありますが、最初に聞いたこれをチョイス。すごく印象に残るファニーなボーカルで、シリアスな曲をやってもクールさを保っているのが素敵なんですが、個人的には「人類は衰退しました」OPのような曲の方が好きかな。

2作続けてPA WORKSの作品が続きましたが、「花咲くいろは」はPA WORKSの名前を広くとどろかせたという意味で重要な作品ですね。

LiSA「oath sign」(2011 「Fate/Zero」OP)

LiSAさんも名前を知ったこのデビュー曲をチョイス。このぐらいの年代になるとYouTubeから公式が拾えるようになりますな。ちなみにこの人は、上であげた「Angle Beats!」の劇中バンドで歌を担当してたらしいです。へー。

朝倉ゆかりさんについても同じことを書きましたが、魅力あるボーカルってこういう感じという例。それぞれにまったく個性は違うんですが、一般に言う「上手い歌」とは違うというところが同じ。かすれ具合や声の裏返り方に魅力があるんですよね。好みもあると思いますが。

今回、20曲の中には入らなかったんですけど、声優の茅原実里さんもそんなタイプで、みのりんはわーっと歌ったときに音が広がりきらないでてっぺんで響きが頭打ちになってしまう平坦さが逆に魅力的という変なボーカルなんですが、これがとっても気になってしまうと言う感じですな。

7!!「バイバイ」(2011 「君と僕。」OP)

これはまったくこの曲だけ。アニメもすぐに観るのをやめてしまったし、7!!(セブンウップスと読みます)のこともほとんど知りません。でも、この曲にはなぜががっちりと心掴まれました。すごく好きな曲だし、サビの「マイナス1℃の雨が降る」って歌詞もすごくいいですよね。

やくしまるえつこメトロオーケストラ「ノルニル」(2011 「輪るピングドラム」OP)

40秒ぐらいまでもうぜんぜん別の曲なんで注意。変なイントロですね。

やくしまるえつこさんもあげたい曲がいっぱいあるんですが、「ピングドラム」があまりに凄いアニメだったのでこれを。といっても「ピングドラム」は今になってもなかなか消化しきれていないアニメで、お勧めもできないんですけど(笑)。「こどもブロイラー」という言葉の響きが凄い。

Nothing's Carved In Stone「Spirit Inspiration」(2012 「絶園のテンペスト」OP)

かーっこいーい!

今ではいろんな音楽を聴きますが、やっぱりギターバンドって体の奥底で原始の記憶として好きって感じがあります。何を言っていルンだ私は。

この曲はもうアニソンとかそういうのを吹っ飛ばして好き。ものすごく格好いい。あえてフルコーラスのバージョンとOPを2つ上にリンクしたのは、1分半のOPバージョンでもあの最高に格好いいベースのブレイクをちゃんと入れてることを示したかったからです。アレでやられたー。

その後、なんどかフェスでNothing'sのライブを観ましたが、もうこの曲の時は最高に踊り狂いますよ!

鈴木結愛(西明日香)、佐藤陽菜(明坂聡美)、高橋葵(荻野可鈴)、田中心春(大橋彩香)「Stand Up!!!!」(2013 「てさぐれ!部活もの」OP)

今回は「いい曲」ばっかりを集めて、明らかな企画物とかキャラソン、いわゆる「電波」はできるだけ入れないようにしようと思ってたんですが、これは誘惑に負けました。すいません。

本編もメタアニメでしたが、OPもメタOPです。出た当時、この歌詞にあわせて他の作品のOPに差し替えて「どのぐらいよくあるオープニングか検証する動画」が流行ったりしました。

「てさぐれ!」はどちらかと言えばバラエティ番組なんですが、さいっこうに面白かったです。なんせあっという間に観られるので、未見の方は是非観てください。

Goose house「光るなら」(2014 「四月は君の嘘」OP)

Goose houseはこれまた相当変わったバンドです。あえて彼らの公式チャンネルのライブ配信をまとめた動画を上に上げましたが、全員でマイク回しするスタイル。こんなの他で見たことない。なんだか全体からうさんくさい青春の香りがむせかえります(笑)。

この曲のサビ、「君だよ、君なんだよ」という呼びかけが、物語の前半は有馬から、後半になるとかをりからのものに聞こえるという物語の運びが素晴らしい。題材としてはよくあるといえば良くあるんですが、いいお話でした。曲も良くあってるしね。

ふう、疲れた・・・

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