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僕と君の大切な話 /ろびこ

最近面白かったマンガの話

アニメにもなった「となりの怪物くん」のろびこさんの新作、「僕と君の大切な話」が先月発売されました。

作っている人たちが大いに影響しあっているんだろうから当たり前なんですが、少女マンガの世界もまあ、学園異能ものとか、異世界ものとか、むやみに異性に言い寄られまくりハーレムものとか、そんなんばっかりなわけです。そうであっても面白いマンガがあって、面白くないマンガがあるのもそれはそのとおり。

一方、アイデアのあるものはよいですが、一般性がなくなってしまってはそれもマイナス。なかなか難しいわけですけど、この「僕と君の大切な話」はなかなかよいです。

ネタとしては、男女がお互い「男って・・・」「女ってのは・・・」と言い合っているという大層一般性の高い話(笑)でありながら、駅で二人で話しているだけという難易度の高いシチュエーションのコメディでオリジナリティを出しているのが素晴らしいです。

上のような内容なので、べたべたの少女マンガ装丁にもかかわらず男性が読んでもゲラゲラ笑えます。公式サイトで1話と2話が試し読みできますので、ぜひ読んでみてください。

それにしても、みんなが近づきがたく遠巻きにしているほどの美少女が、二人きりになれるチャンスを狙って自分についてきて「好きです」と言っているのに

「そういうのよくないよ。男だって後ろを尾けられたら怖いんだよ」

と言い放つ、東くんが素敵(笑)

もう一冊、これと似ているといっていいのかわかりませんが、「日本人の知らない日本語」のマンガを担当していた蛇蔵さんの「決してマネしないでください」の完結巻も出てます。

こちらは理系あるあるなんで、誰しもがゲラゲラ笑えるというものでもありませんが、「熱がある」と言われて「絶対零度じゃないなら、かならず振動しているからそりゃ・・・」と悪気なく言ってしまう掛田氏が恋に悩む姿がほほえましい。何しろ、「そんなに難しく考えずに、シンプルに考えればいいんだ」という恋のアドバイスに対して

Ketsumane

とあさっての方向に単純化してしまう物理脳。女性経験を高めるために散乱断面積を計算してしまったり、ε-δ論法で女性との距離を考えてしまったりする方にオススメです。

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人生は変わらないが、時代は変わったと感じる「ジャズ名盤入門」

ジャズがわかりません。

文化系トークラジオLifeをきっかけに菊地成孔さんを知り、「粋な夜電波」を毎週とまでは言わないまでも、ちょいちょいと聞いています。

「粋な夜電波」はまあ、どう言いつくろってもジャズ番組ではありませんが、菊地さんはれっきとしたジャズメンであり、ジャズに多大な愛情を持っていらっしゃる方なので、ラジオを聞いていると、マイルス・デイビスを始め(菊地さんはマイルスの研究本を書かれてるんです)、エヴァンス、ゲッツ、パーカー、ミンガス、ドルフィーなどの名前をたくさん聞き、耳なじみになります。

・・・が、名前を聞いても曲はさっぱり浮かびません。でへへ。

わからなくても別に困ったりとかはしていないんですが、わかった方がラジオが面白いことは間違いないでしょう。

75年生まれの私としては、音楽を聴き始めた頃に断末魔的にハードロック・ヘビーメタルブームがあって来、ロックの時代は終わり、洋楽アルバムのレンタル禁止とともにJポップという言葉が立ち上がってきた・・・というような音楽体験なので、ジャズはまったく触れる機会がありません。

そんなある日、いつものように本屋を巡回していると、こんな本が平積みされていました。まるで片付けしなきゃいけないようなタイトルですが、ジャズの名盤集です。この手の本は過去、うなるほど企画されて、叫ぶほど世に出ていると思いますし、どれも大して変わり映えのしないものだとは思うのですが、こういうのは出会いのもの。逆にとがったリストを手に入れても私は困ってしまいます。Amazonのレビューを見ても「平凡」という評価なので、これはまさに私が必要としているもの。ざっと目次を眺めてみても、アルバム名、アーティスト名、さらにはジャケットには見覚えのあるものが多数あります。でも、聞いたことがあると胸張っていえるものは1枚もないぞ。うはは。

さて、リストに出てくるアルバムはほとんどが50年代から60年代に録音されたもの。かつ、超有名なものばかり。ということは、iTunesで検索すれば、ほぼすべてApple Musicで聞けるものばかり。というわけで、1位のマイルスの「カインド・オブ・ブルー」から順に聞いてってます。

しかし、55枚のアルバムを買ったら、まあ少なくとも1万円ではくだらないわけで、ジャズファンのおうちには、ある程度の期間に少なからぬ投資をした結果、このリストのアルバム(と、他多数の名盤にならなかったアルバム)があるんだと思いますが、それを思うと時代は変わったなあ。こういう楽しみをするならサブスクリプションタイプの音楽サービスはとてもよいですね。

さすがに2016年に50年前の音楽を聴いても人生は変わらないわけですが(そりゃ、いまさらクリスティーやクイーンの小説読んでびっくりしないのと同じですわ。でも読む価値がなくなったわけではないですからね)、時代は変わったなあと思いながらゆっくりと楽しんでいます。コード書きながら聞くのにはジャズはいいなあ。

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2016春アニメ1話感想 そのさん

[パンでPeace!]

日常系4コママンガが原作。原作は未読です。

ショートアニメです。第1話は、パンが好きな女の子が初登校で席が近い子と知り合うだけのなんのつかみもない内容で、正直言って反応に困ります。この1話を見る限り、ぼーっと女の子を眺めているのが好きな人向けみたいで、そういうのって一定の需要はあるんですかね。うーむ。

[双星の陰陽師]

ジャンプSQで連載中のマンガが原作。未読です。

トラウマ抱えた能力者の主人公が、美少女と知り合って自分を取り戻す異能学園バトルもの。もう散々やり尽くされているので安定感はありますけど、新鮮味はないです。まあ、毎回言ってますけど、人生で初めてのアニメとしてこれに接する人にとって、それは必要のないもの。常に必要なアニメではあります。その意味では良作なのではないかと。

[ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?]

ラノベが原作。電撃文庫。もうさっぱりラノベ読んでません。うん。

ネカマにマジ告白したトラウマを持つ主人公と、その主人公にべっとりまとわりつくギルド姫。んじゃま、オフミしてみますかと集まってみたら、ギルドメンバーは全員同じ高校の女の子だったという謎展開。

いや、全員女だったというのは逆に面白かったけど、全員同じ学校の生徒だったというのは・・・なんですか、そのゲームは。学校裏MMOなんですか?人気ないのか?(笑)

ただ、まあMMOに限らずオンラインの集まりからオフミしたことあるひととない人ではこのシチュエーションから感じることがまったく違うハズで、経験ない人は絶対一度やってみるといいですよ。別に異性とじゃなくても。

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2016春アニメ1話感想 そのに

今期はいい感じに視聴すべき作品が絞れそうです(笑)

[宇宙パトロールルル子]

今期のウルトラスーパーアニメタイム(USAT)枠その1。

TRIGGERは今期もう一つやってますが、こっちはより今石監督っぽさ前回のショートアニメ。要するに「キルラキル」のマコで軽いの一本といったところかな。相変わらずリズムは最高で、動きを見ているだけで笑えます。素晴らしい。EPを歌っているのは、「ユリ熊嵐」のボンジュール鈴木さんですが、ボンジュール鈴木さんは今期もうひとつやってます。

あ、USATその2とその3は続き物とスピンオフで、必要性を感じないので感想書きません。

[くまみこ]

フラッパーに連載されているマンガが原作。

田舎者の純真な女の子と幼なじみで人間の言葉が話せる熊が出てきて、やってることは「のんのんびより」かな。わりとテンポもよくて、まちも可愛いんだけど、続けてみるほどの何かはないかも。

そして、こちらが今期のボンジュール鈴木その2です。しかし、ボンジュール鈴木さんが歌ってしまうとこのアニメが不条理アニメに見えてしまう(笑)ので、歌っているのはアイドルの方だそうで。

[Re:ゼロから始める異世界生活]

MF文庫Jから刊行されているラノベが原作。これも「小説家になろう」出身だそうで。すごいね、「なろう」は。もはやプロになるにはラノベの賞より「なろう」で人気になる方が速そう。

ただし、「なろう」で人気になるにはどうしてもジャンルが限られちゃうみたいで、これも異世界召喚もの。それも引きこもりが中世っぽいファンタジー世界に行くってことで、前期の「このすば」と何が違うのん?死んだらやり直し?それ、「僕街」と何が違うのん・・・ということに。

ただ、ネタレベルの斬新さって、ずっとそのジャンルのものを読んでいる人には必要かもしれないですが、あまりそのジャンルに触れたことが無い人や、そもそも若い読者にとっては必要のないものでもあり。なので、ありふれたネタでもちゃんと面白ければそれはそれで良いのではないかと思いますし、そもそも若い読者を期待しているラノベではあんまり気にしなくてもいいんじゃないですかね。ブームの頃みたいに、年に何十冊も読むなんて読者を相手にしなくてもいいと思うし。

そういう意味ではちゃーんと水準はクリアしています。まあ、「なろう」から出てくるってことは、そのフィルターは通っているということでもあるので当然でもあるんですけど。アニメも丁寧で好感が持てますね。良いんじゃないですか。

前述の理由で、私は観ませんけどね。

[ばくおん!]

ヤングチャンピオン烈に連載されているマンガが原作。

「風立ちぬ」「アルペジオ」「ガルパン」「艦これ」に続く模型雑誌活性化剤。次は、バイクだ・・・いや、さすがに無理がある気がする(笑)。

要するに楽器を持たずに、バイクにのる「けいおん!」なんですが(タイトルも思い切り意識してるでしょう、これは)、やっぱ間口は狭いですなあ・・・。ネタもスズキいじって響くんでしょうか。いや、私もバイクはさっぱりわからないのでなんともはや・・・。

とりあえず、2話は観なくていいかなと思いました。うむ。

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2016春アニメ1話感想 そのいち

冬アニメは面白いのが多かったですね。「このすば」と「アクティブレイド」を楽しんで最終回までみました。「落語心中」と「僕だけがいない街」は間違いなくいい作品なんだけど、観るのに気構えが必要で観られてません。まとめて観ようっと。

では、今期もさくさくと行ってみましょう。

[逆転裁判 その「真実」、意義あり!]

twitterで山本弘さんが貶してましたけど、これは言われてもしょうがないかな・・・。ちょっと中学生以上が観るレベルじゃないです。殺人事件の裁判が即日結審するなんてあり得ないし、死亡推定時刻と証人の証言がずれていることが裁判の場で明らかになるなんてボンクラすぎるし、どんな指摘をされてもカツラは飛ばないし、検察は裁判で負けても「コンチクショー」とは言わないし、無罪が決まったら紙吹雪も降ってきません。当たり前だよ(笑)

というわけで、ターゲットは小学校低学年ぐらい・・・つまり、同じ3DSのゲームである「妖怪ウォッチ」と同じぐらいの年齢層を狙っているのかなという感じを受けました。それならそれでもいいと思うんですが、「逆転裁判」ってもっと幅広い層に受け入れられているコンテンツなので、ちともったいない感じもしますね。

[機動戦士ガンダムUC RE:0096]

OVAのUCを30分の放送枠で再編集しただけ。観る必要はなし・・・と思っていたんですが、なんと副音声で福井さんがしゃべってる・・・。これはファンとしては聞き逃せないわけで、録画予約をDRモードに変更しました(そうしないと副音声は録画されないので)

[マクロスΔ]

非常に面白かったマクロスFに続く、最新のマクロスシリーズ。否が応でも期待は高まるところですが、実は私、河森作品と相性が悪い・・・。それまでのマクロスもアクエリオンシリーズも、どうも乗り切れない。1話は面白くて映像に力があってワクワクさせてくれるんだけど、結局何が起きているのかちゃんと教えてくれないので登場人物のテンションについていけなくなっちゃうんです。映像の力に比べて物語の力が弱いというか。マクロスFはその辺り、すごく良かったんですが。

というわけでの、第1話。歌はすごく良かった。戦闘シーンも格好良かった。お話もまあ、何が起こっているのかはわかる。でも、戦ってるバルキリーたちはまだしも、歌ってるワルキューレたちはいったい何者で何が出来て何が出来ない子たちなのかがわからないので、何がどうなったらこの子達がピンチになるのかがわからない・・・。それがわからないと視聴者としてもハラハラできないわけで、うーん、いつもの良くない方の河森作品なのか。そうなのか?マクロスFが好きだっただけにこれも楽しみたいんだけど、うーむ。

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