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2016冬アニメ1話感想 そのご

めずらしく、5本目に突入。

ファイナルファンタジーXIによって、日本語で遊べるMMORPGに触れて15年になるわけですが、MMOのゲーム世界に「取り込まれてしまう」という想像力で作られたアニメが多く作られました。おそらくは「.hack」シリーズがその開祖で、「ソードアート・オンライン」(SAO)のヒットが多くのフォロアを呼びました。

SAOの最初のアニメがオンエアされたのが2012年。作品の準備にはどうしても2年ぐらいかかりますから、今頃になってたくさんの作品が増えました。最近は、ゲームの中に入るのではなく異世界転生モノで飛ばされる先がファンタジーなんだけどまったくのゲーム世界(ステータスやレベルアップの概念がある)というものも増えました。

「オーバーロード」はまさに典型的だし、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」もその一種でしょうね。

で、今期はそういう作品が同時に2つ。ただ、毛色はかなり違うようで・・・。

[灰と幻想のグリムガル]

ラノベが原作。オーバーラップ文庫ですが、「小説家になろう」から書籍化されました。原作は未読です。

主人公達は突然、現代(だと思われる)から異世界に連れてこられて、そこがあたかもゲーム世界なんですが、この作品の特徴は登場人物達が以前の世界の記憶を失っていること。これまでのゲーム世界「取り込まれモノ」の多くは、ゲームに関する知識を持っていることで主人公が活躍するパターンが多かったんですが、今作は主人公達に特にそのようなアドバンテージは何もありません。

そんなわけで、ゴブリンを倒すにも大騒ぎの命がけ。この世界で死んだらどうなるのかルールがよくわかりませんけど、登場人物達にとってこの世界の死はかなりリアルに死。序盤から爽快感のない重苦しい雰囲気が纏いますが、それがこの作品の魅力でもあるのかも。まあ、タイトルに「灰」なんて白でも黒でもない単語を持ってくる辺り、そのあたりのやりきれない展開が予想されるわけで、観る方には愛すべきキャラ達の誰がいきなり死ぬこともあるよという覚悟が必要そうです。

[この素晴らしい世界に祝福を!]

こちらもラノベ原作。伝統のスニーカー文庫。これまた原作は未読です。

交通事故で死んじゃった引きこもりゲーマーの主人公。JRPG的ファンタジー世界に転生させられることになるんですが、女神から1つだけボーナスを与えられます。最強の武器を持っていってもいいし、最強の能力でもいい。さて、何を選ぶ?と尋ねられ、ムカついてた主人公は女神に「お前を道連れに」と願い・・・何の取り柄もない主人公と墜ちた女神の2人パーティの行く末やいかに。

こっちは爆発しても髪の毛チリチリになるけど死なない系のギャグテイストで、RPG的なお約束を踏まえた軽妙なテンポが特徴。まったく緊張感なく気軽に楽しめる作品になってます。格調は「グリムガル」の方が高いけど、疲れて帰ってきて気楽に楽しむ深夜アニメとしてはこっちの方が好きって人も多いのでは。どちらも楽しめる作品でなによりです。

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