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毒味師イレーナ/マリア・V スナイダー

cakesで翻訳した渡辺由佳里さんと堺三保さんの対談してまして、そこで紹介されていて興味を持ちました。「あのハーパーコリンズが日本上陸のために用意した決戦兵器!」的な扱いなのかな。なんのこっちゃわからない人は、cakesに150円払ってこの記事読んでください(笑)

いわゆるヤングアダルト(YA)というジャンルで、日本で言えばその役割はライトノベルが担っている中高生向けの小説です。だからといって、おっさんが読んじゃいけないということはないので、気軽な読み物として楽しみましょう。

・・・てなところですが、いやー、面白い。面白いだけなんだけど、止められないぐらい面白い。仕事の合間に読み始め、休憩の度にちらちら読み、仕事帰りに夜道を歩きながら読み(自炊してiPhone6+で読んでます)、自宅で寝っ転がって夜中までかかって一気に読み切りました。

中世っぽい世界観で、主人公イレーナは死刑囚。孤児で自分を引き取ってくれた領主様から虐待を受け、領主の息子を殺した罪で捕らわれてます。牢から引っ立てられたイレーナに、死刑の代わりに最高司令官の毒味役がオファーされます。そりゃ、死刑よりはいいよね・・・と言いたいところですが、なんせこの革命政府は謀略と暗殺で出来てるので命狙われまくり。毒味役の前任者・候補者は死にまくり(笑)。ハッピーとはいきません。

そんな中、様々な人に出会い、脅され、嫌がらせされ、裏切られまくり。油断するとさっくり殺されるスリリングな日々。ずっーとピンチなイレーナちゃんの未来は如何に!

というようなお話。ひじょーにサツバツとしてます。そんな中にも友情あり、冒険あり、ロマンスあり、魔法あり(えっ?)。いや、途中から魔術師が出てきちゃって、急にファンタジーっぽくなるんですが、魔術師がいるからこその伏線やトリックもあるのでいいんですけど、ちょっとアレ?っとは思いました。そういえば読んでる感じは、SFだと思ったらコバルト文庫だったという「ティンカー」に近いかも知れない。むこうのYAってこんな感じなんでしょうね。

あと、面白いのがイレーナが遣える最高司令官がなかなかの人物だと描かれるんですが、やっていることは共産主義独裁国家の元首ってところかな。腐敗した王政を妥当して革命政府を築くんですが、政策が「国民全員に、仕事と制服を」。制服着ない奴は裸で2日間野ざらしにするっていう、それどんな苛烈政治?なんですけど、こっちのほうが味方なんでだんだんよく見えてくるっていう・・・いや、そんなことないかな(笑)。

続編もあるみたいなんで、早く読めると良いですね。

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F1GP #16 アメリカGP

ハミルトン、3度目のチャンピオンおめでとう!

・・・まあ、開幕戦直後からこの結果はわかってたわけですけども(笑)、やっている本人にとってはものすごいプレッシャーと戦いながら苦しんで得た結果なのは間違いないわけで、今日は存分に飲んだくれていただきたい。

それにしても、結局、ミスしてトップを奪われてしまうロズベルグが、今シーズンを象徴してました。役者の違いなんですかねぇ・・・。もちろん、ハミルトンがまったくミスをしないってわけではないですけど、「ここぞ」という場面でやっちゃうかどうかの差なんですよね。

表彰台の控え室でも、表彰式でもハミルトンは大はしゃぎ。一方のロズベルグは本当に落ち込んでいてかわいそうでした。無邪気に2位のキャップを投げてきたハミルトンに、不機嫌そうに投げ返したり、号令より先にシャンパンを開けちゃったハミルトンに対して、ロズベルグはシャンパンを開ける気にもならずにパディ・ロウに手渡したり。本当に辛いんだろうな。

その他の見所は・・・えーっと、ライコネンはそろそろ引退した方が良いかもしんないっすね。

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2015秋アニメ1話感想 そのいち

今期は続編が多くて、あんまり注目しているものがない印象です。

まあ、そんなたくさんあってもどうせ観られませんし。

[ルパン三世 新シリーズ]

新シリーズということで試しに1話だけ観てみましたが、ホントに昔のルパンを丁寧に続けているだけですな。お話もそれなりに面白いし、各キャラもちゃんと機能しているし、作画的な魅力もたっぷり。でも、まあ何事も起こらなさそうなので観なくてもいいかなと。

[ランスアンドマスクス]

無駄に最強主人公。「悲鳴を聞くとナイトな振る舞いをしてしまう」という設定的に意味不明な言動。一人暮らししているお嬢様。命を狙われている一方、見知らぬ人である主人公をいきなり家に泊めてしまう展開。・・・なんだかものすごい既視感で、めまいがします。

原作はぽにきゃんBOOKS・・・って、なんとなく聞いたことはあるけどどんな本を出しているのか知らないなあと思い、サイトの既刊一覧を見て絶句。推して知るべし。

[ハッカドール]

やたらテーマ曲は格好良かったです。以上。

[ヘヴィーオブジェクト]

「とある魔術の禁書目録」シリーズなどで知られる鎌池和馬さんのラノベが原作。電撃文庫。原作未読です。個人的には「とある・・・」は肌に合いませんでした。

なんかでっかい超兵器「オブジェクト」の出現により、既存兵器が存在意義を失ってオブジェクト同士の力の均衡により戦争が「やってるけど、1兵士からみると緊迫感のないもの」になった世界が舞台。でも、オブジェクト同士の直接対決とか起きたらどーなんのよ?と思ってたら1話の最後はそこで終わると。そりゃそーか。

ちゃんとモノを考えていそうな世界観、楽しげなキャラ達。ドラマチックな展開。かっこいいメカ作画と非の打ち所のない1話。残念ながら目新しさはないものの、ちゃんとしてること大事です。

[学戦都市アスタリスク]

こちらもラノベ原作。MF文庫Jですな。ヘヴィーオブジェクトがちゃんとしている一方で、まるでちゃんとする気がないのがアスタリスク。

いや、設定はあるんですよ。なんかサイトには用語集もあるんです。あるんですけど、それが単に「制服を着た男女が決闘して、ちょっとウフフな展開もあったりして」という企画をやるための言い訳にしかなってないです。だって、ちょっとウフフな決闘書いても、もうそれ面白くもないだろうしなあ。何か別の発見をして、そのなかに「ちょっとウフフ」が入ってくるのなら別だけど、それを真ん中に据えた企画が面白がられるのはせいぜい最初の1つ、2つぐらいなわけで。要するに、これ、例えば「インフィニット・ストラトス」と何が違うのん?

と、まあ、ぶっちゃけ電撃文庫、スニーカー文庫、ファミ通文庫、富士見ファンタジア文庫などの老舗・中堅レーベルとそれ以外のレーベルでは差がありすぎるってことなんですけど。ちなみに、上で挙げた4つは全部KADOKAWAなんだぜ・・・。

[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]

「Gのレコンギスタ」に続く、ことし2つ目のオリジナル・ガンダムがコレ。長井監督とシリーズ構成岡田麿里さんの「とらドラ」コンビがガンダムをやるというところに注目。

やー、やっぱり岡田麿里さんはちゃんとしてる。なんだろう。ちゃんとしていることで喜ばないといけないこの感じ(笑)。でも、けっこう複雑な世界観や人物相関を1話で出してるんだけど、ちゃんと意味がわかるもんなあ・・・。ちゃんと1話にガンダムも出したし。やらなきゃいけないこと、ちゃんとしてます。

そして、OPはオオカミさん達ことMAN WITH THE MISSION。「ログ・ホライズン」の曲も良かったけど、これも良いね。

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F1GP2015 #14 日本GP

日本GPはいいですね。現地に行くのはとても楽しいけど、行かなくても毎日CSの放送を見たり(現地に行っているとこれが観られないのが辛い)、現地組のツイッターを眺めたり、すごくお祭り感があります。

というわけで、今年は自宅観戦。またLuminusとKurumicsを呼んで、わいわい言いながら観戦しました。日常的に(といっても、年に1度なんだけども^^;)遊ぶ友達って、今となってはこの2人とnacしかいないわけで、改めて自分の交友関係の狭さを感じます。うはは。

さて、ベルギー以来、感想を書いてなかったわけですが・・・まあ、もう書くことないです。チャンピオン争いはもう、オーストラリアの時点でハミルトンにおめでとうって書いちゃったしね(笑)。そして、毎戦、ホンダのパフォーマンスは叩かれて、「今回もダメだった」って言われ、なんだかどんどんとエスカレートしているみたいです。けど、そんなのベルギーでダメだったらもう今期はダメなのは自明なことであって、良くなるはずなんてないんだから。

マクラーレンは本気で苦しんでいるみたいなんですけど、でも、そんなことわかっていたわけです。何を夢観ていたんだか。でも、1年前のマクラーレンに他にどんな選択肢があったかというと、メルセデスを積み続けることだけだったわけです。

仮にその選択肢を選んでいたらどうなっていたか。一番良くて、今のウィリアムズの様にメルセデスにダブルスコアの差を付けられての3位。妥当なところは、一昨年と同じく、フォースインディアとロータスを相手にコンストラクター5位争いをしていたことでしょう。往年のウィリアムズを知るものからすれば、今のウィリアムズはエンジニアリングもタクティクスも2流になっちまったなあと思いますが、マクラーレンはもっと酷くて、ろくなマシンも作れずにハミルトンに愛想を尽かされるようなチームなんです。

ハミルトンが移籍したとき、あの時点でメルセデスに移籍するのは思い切ったなーと思いました。あの当時のメルセデスチームは決して一流とは言えないチーム状態でしたから。ただ、その時点でもマクラーレンが徐々に凋落していることは容易にわかったからこそ、出て行くこと自体に違和感はなかったんですよね。

そんなマクラーレンが去年の時点でホンダと組むと決めたとき、今の状況を打破するためにワークスエンジンを求めるのはマクラーレンにとって妥当なことだと感じました。逆に、ホンダにとっては苦難の道です。ホンダとしては、どうせダメな初年度は中堅以下のチームと組んでじっくりやりたかったはずです。実際、第3期はティレル改めBARと組んでました。もっとも、トップチームがいきなり新しいエンジンを積もうとする方が珍しいわけですけど。

なので、マクラーレンとしては自業自得でしかないんです。ですが、では、もしホンダと組んでいなかったら長期的には何が起きたのかと言えば、今、まさにレッドブルに起きていることが起きたでしょう。つまり、エンジンの種類が足りません。ワークスエンジンを得なければチャンピオンにはなれないのだとしたら、マクラーレンはホンダを口説き落として新規参戦させてでもワークスエンジンを得なければならなかった。大コケするかもしれない。でも、やらないとチャンスはない。

もしかしたらレッドブルはフォルクスワーゲングループに対して同じことをしていたのかもしれないんですが、その試みがあったとしてもディーゼル問題でふっとんだハズ。来年のエンジンがどうなるのかを考えると、ちょっとF1全体として頭が痛いことですね。

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