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July 08, 2014

表現者に対して、安易に配慮なんてさせるもんじゃない

例によって、奥野くんのBlogへの突っ込み

そして、そういうものをキャッチーで人の目を惹きやすいからといってCMの題材として取り上げること、そして企業のイメージアップに利用することがけしからん!!と

東京ガスのCMのどこがいけなかったのか 漢(オトコ)のコンピュータ道

私も現在の若者の雇用環境が厳しいことは憂いていますし、新卒採用のシステムが理不尽であることもよろしくないとは思っています。が、んなもん倫理を振りかざしたってどうにかなるものでもないので、もっと雇用を流動化して、残業代もカットして、どんどんクビを切って新しい人を採用するような世の中になるべきだと思っている点で、おそらく奥野くんとは意見が割れます(笑)。

それはさておき、この映像を見る限り、映像自体にまったく問題はありません。不幸な現実をあげつらっているわけでもないし、変に同情することも、無邪気に応援することもない、上品な表現です。現実にこういうことが起きていて、そして、それを問題だと思うなら、それをスケッチして世の中に提示するのはまったくもって映像作家のすべきことであり、「配慮」という言葉のもとで表現規制するのは気にくわないですね。こんな、ある意味で「地味」な映像がきっちりと予算のついた上でつくられていて、数十年経ったのちも「2010年頃、このようなことになっていました」という文脈で残っていくのでしょうから、まったくもって讃えるべき仕事です。配慮?ナイーブな側面?当事者はこんなもんじゃない現実と立ち向かってるんだから、こんなの見たって「はいはい、あるある」で終わりじゃん?当事者には響かないと思うわ、この映像。

そして、このような企業のイメージアップになるんだかならないんだか、よくわかんないようなCMにちゃんとお金を出した東京ガスには敬意を表します。加えて言えば、自社があまりにも理不尽な採用をやっていれば恥ずかしくて作れないような映像ですから、その点も評価できます。

と・は・い・え

何を考えて東京ガスがこんな映像をCMに使おうと思ったのか、それで文句言われたり、嫌な顔されたりすることは想像しなかったのか。うーむ・・・。

ちょっと文句言われたぐらいで引っ込めるなら最初から考えとかんかい

とは思いますな。まあ、東京ガスという公共性の高い組織だからこそなんでしょうなあ、良くも悪くも。

最後に、読んでないと思うけど今まさに就活という巨大な理不尽さに呆然としている人がいたら、アドバイス。

まず、耳をすませて。かならず採用担当者はメッセージをくれてます。目の前のおっさんは、少なくとも片思いのあの子より理不尽じゃないから。

そして、それでもダメなら叫べ。人手がなくて今まさに困っている人は必ずいる。つか、まあ、うちの現場も困っている(笑)。今ならいろんな手段があるはず。コネでもなんでもつかって、必要としてくれるところへ行ってください。

後は、人生、いろいろと辛いこともあるけど(残念ながら、就活が終わってもあるんだよ)、そんなときに自分を救ってくれる何か、音楽でも、映画でも、本でもなんでもいいけど、そういうものが傍らにあるとよいよね。

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