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猫物語(白)/西尾維新

化物語シリーズのここからが第2シーズンとも言うべき「猫物語(白)」。「化物語」を書くために作っていた設定を前作「猫物語(黒)」までですべて書ききって、ここからラストの「恋物語」のひだぎエンドのまでが新たに作られたお話だそうです。

で、驚きなのが、なんとバサ姉がアリャリャ木さんから一人称の座を奪ってしまったことでした。「化物語」のつばさキャットはもちろん、「傷物語」、「猫物語(黒)」の暦がひだぎと出会う前の話では、常にヒロインだったわけですが、主人公になってしまいました。今回は暦はどうやら出稼ぎ中(笑)で、その模様は、次巻で真宵の話として語られるようです。

というわけで、第1シーズンでは委員長キャラとして「作りこまれて」いた翼を、今度は「掘り下げて」ます。翼の内面を一人称で語って翼のストーリーを完結させました。確かに翼は多く登場していて、自身が怪異にまで変身するくせに人物の成長が描かれなかったキャラですからね。満を持してという奴なのでしょうか。そして、翼視点なので暦がやたらと格好いいのが可笑しいです(笑)。

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遺言/岡田斗司夫

ロフトプラスワンでのイベントが2007年の10/31でしたから、あれから約3年です。そのイベントの再録とも言える本が出版されました。私はその「遺言」のイベント第1回を観に行っていて、「え?全然話しきれないよ?今日の話はDAICON IIIから始まって、トップ2の設定を考えてくれと鶴巻監督に頼まれるところがオチなんだけど・・・」という話を聞いていました。

さすがに名古屋からずっとイベントに通うわけにもいかず、そもそもイベントが話題になるにつれてどんどんチケットが取れないようになって後半の話を聞きそびれていましたから楽しみにしてました。書籍版にはイベントで話したネタがほぼそのまま入っているようで、大笑いしながら最後まで一気に読みました。

どんな話が書いてあるかは、私のイベントレポを読んで貰えば判ります。DAICON FILMや初期ガイナックス作品に興味がある人なら大笑いしながら読めること間違いなしです。なかなか語られないオタクの歴史書デスよ。

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F1GP#17 韓国GP

大半のみんなが本気で、少数のみんながちょっとイジワルな気持ちで心配していた韓国GP。結果としては、事前の情報からすればかなり立派、けど、いろいろと問題アリアリな運営っぷりといったところでしょうか。

金曜、土曜のドライセッションを観ている限りではストリートコースとパーマネントコースが組み合わさったレイアウトは独特で、ホームストレートから1、2コーナーを挟んで1.2kmのロングストレートがあり、それを越えて、さらにパーマネントコースのピット前のストレートがある前半と、高速スラロームの7,8コーナーのあとに低速区間があり、壁際インベタで加速していってえいやでクリアする最終コーナーまでの後半ではかなりコースの雰囲気が違います。シミュレーターを持っていないHRTのブルーノ・セナもコース習得に使ったというPS3の「F1 2010」で走ってみても、リズムがあって面白いコースだと思います。オーバーテイクポイントもいろいろとありそう。

なので、ドライでレースを観てみたかったと思いますね。ウェットでは1コーナーでぽいぽいと飛び出していましたが、ドライでもかなりミスが出そうなコーナーで、メインストレート前に後ろにピッタリとつくことは出来そうでした。まあ、1.2kmはスリップを使って抜くにはちょっと長すぎるような気がしますが、そこのところも実際どうだったんでしょうね。

実際には日曜日は雨。ウェットでは長いストレートは視界が悪すぎてとても後ろにはつけませんから、よくわからないまま。それでも、レース再開直後に3コーナーでハミルトンを抜いたロズベルグはさすがでした。

それにしても、やたら水はけの悪いコース。路面の特性なのか、アンジュレーションの付き方が良くないのか、改善の余地ありだと思います。ついでに改善すべきは16コーナーのイン側が凹んじゃうところと、最終コーナーから土が入ってしまうところ。そして、クレーン車の増強かな。空撮ではレース開始時刻になっても開場に向かう渋滞の列が続いてることを捉えてました。運営面ではそれも改善の必要があるんでしょう。

でも、ともかくコースレイアウトがエキサイティングだというのは何よりですよ。どんなに素晴らしい運営でも退屈なレースしか行われないコースでは、どうしようもないですから。それにしても、日本、韓国、そして今年前半のセパンとアジアのGPは雨に翻弄されすぎな感がありますね。まあ、それも楽しみのうちのひとつと出来ればいいんですが。

さて、レースですが、ウェバーが自滅。ベッテルがエンジントラブルで二人ともノーポイント。大勢に影響はありませんが、バトンもグダグダな車で脱落。アロンソ、ハミルトンがぐっとその差を縮め、あるいは追い越しました。ベッテルはこの大事な場面でトラブルとはなんとも可哀想。逆にアロンソの強さは立派ですし、決して調子のよくない車で辛抱強く2位になるハミルトンもさすがでした。マッサも久しぶりの表彰台ですが、ハミルトン抜かないとだめでしょう、ホントは。これでチャンピオン争いはまた混沌としてきました。

他は、フォースインディアの大暴れが気になりました。フォースインディアは2台ともばったばたのレースで、スーティルはしまいには可夢偉にぶつけてペナルティをもらう始末。本来、スーティルは雨が大得意のハズですから、あの車もマクラーレンと同じように何かマズイ状態だったのかもしれません。あとは、今回は雨の中でシューマッハが生き生きとしていたのが印象的でした。可夢偉の落ち着いた走りは立派。ハイドフェルドの加入後、2台の安定度が増した印象があります。

さて、次戦は2戦つづけて左回りのインテルラゴス。また雨がらみというのも考えられますが、どうなりますやら。

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セナvsプロスト―史上最速の”悪魔”は誰を愛したのか!?/マルコム・フォリー

セナのドキュメンタリー映画では、当然、プロストは悪役でした。いろんな記事などを見ると、当時の日本でもそういう扱いにされていたことが多かったようです。まあ、「私は神をみた!」なんて言っちゃうセナを主人公にした方が盛り上がるのは確かですわね。

今年翻訳が出たこの本は、セナプロの時代を主にプロストのインタビューを元に、解きほぐしていこうという本です。プロストも15年の月日を経て、できるだけ冷静かつ公平に当時を振り返っていますし、著者もそのプロストの回想にその他の人々の証言も交えて偏りがないように配慮して綴っているように見えます。それでも、同じストーリーに映画とまったく反対の側から光を当てたように感じるこの本は、当時のことを知らずに映画を観た人に是非読んで欲しい本です。

私がF1を見始めた1991年はアラン・プロスト(とフェラーリ)はさっぱりダメダメで、雨のサンマリノのフォーメーションラップでコースアウトしたことぐらいしか記憶に残ってません。92年は浪人で、93年には最後のチャンピオンを取りますが、伝説の雨のドニントンや、後半のデイモン・ヒルの3連勝の方が印象的でした。というわけで、プロストがすごいドライバーだという印象はあまり無いんです。

なので、多く語られているアイルトン・セナのことよりも、まずはプロストという人がどのようなドライバーでどのような考えを持っていたのかという点の方が面白く読めました。私がF1を見始めた頃のプロストが雨を苦手にしていた理由とレースのリスクに対する考え方は、悲劇に裏打ちされたものでした。とはいえ、目の前の勝利に対してF1ドライバーという種族の人間がどんなに執着を見せるのか、どんな嘘つきにでもエゴイストにでもなるのかということは、いろいろな場面で見ました。プロストだっていったんステアリングを握ればいい人だったわけはありません。

ただ、アイルトン・セナはやはり「普通の」F1ドライバーではなく、それ故にプロストには受け入れがたかった、それも、ライバルにするには「人格として受け入れがたかった」のだということが書かれていました。それは、我々のようなファンにもおぼろげに伝わっていたことでした。セナは、普通じゃない。他のドライバーとは違う。良くも、悪くも。

そのことがセナの命を縮めたとは私も思わず、単にあのイモラでのセナは26人のドライバーのうち、誰が死んでもおかしくなかったという意味で不運だった(26人のうち2人亡くなったんですから、そのこと自体が不運で済まされない出来事なんですが)と思っています。

しかし、結果的にプロストが引退したわずか3戦後にセナもF1から去ってしまった。最後に一緒に乗った表彰台が、二人共にとって最後の表彰台だったということが、アイルトン・セナという稀代のドライバーを語る上で、必然的に「セナ・プロ時代」を語ることになり、今でもこの様な本が出て、我々もそれを読むことになる。なんだか、上手く表現は出来ないんですが、あの頃のことがあたかも因縁めいたストーリーの様に思える要因なのだろうかと考えてしまいました。

ともかく、F1のノンフィクションとしては出色の出来で、F1でもっとも有名かつもっとも運命的な出来事について書いた本ですから、F1ファンなら必読の書であることは間違いないです。

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ケータイのがっかりbluetooth

IS03が評判いいようで(まあ、まだ発売されてませんけど)、SA002に機種変したばっかりの私としてはちょっぴり「しまったかなあ」と思いつつも、特に不満もなく似合わないピンクのケータイを使ってます。私がケータイでやりたいことは、まあ、全てできてるやね。

で、そのやりたいことのうち、フィーチャーフォン(ガラケーのポリティカル・コレクトな言い方らしい)でしか出来ないことのひとつが、「デーモン閣下のオールナイトニッポンモバイル」を聴くことだったわけです。9月の配信はお休みだったので、wktkで10月の配信を待ってました。

いつものようにダウンロードして、bluetoothレシーバを接続して再生・・・あれ?普通にスピーカーから閣下の高笑いが。認識してないのかな・・・とひとしきりいじくり倒してみましたが別に問題なさそう。ワンセグに切り替えてみたらちゃんとヘッドホンから音出てました。うむむ?

マニュアルを見てみましょう。auのサイトからPDFで提供されている詳細マニュアルです。

Ausa002

このBluetooth用語解説のところにある「オーディオ出力対応アプリ」ってなんすか・・・?

オーディオ出力対応アプリ以外ではBluetoothへ音出せないってことですか?つまり、LISMOとワンセグだけってこと?

ぎゃふん!

しょうがないので、外部接続端子をステレオミニプラグに変換するコネクタを買いました。ストラップにして持ち歩けて、ケータイの色にピッタリのピンクと白のバージョンもありました。これはこれで気に入ってますが・・・

やっぱがっかり感満員御礼です。

 

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親指トラックボールのすすめ

大学院生時代からずーっとThinkpadユーザーなので、トラックポイント(キーボードについてる赤いポッチね)ばかりつかって、普段あまりマウスを使うことは無いんですが、マウスのホイルスクロールは確かに便利です。

しかし、私はマウスよりトラックボールが好きです。ボールマウスが光学式になって改善されたとはいえ、どうしても接触面との相性があるマウスよりもトラックボールの方が安定したパフォーマンスが得られるからです。

そして、トラックボールのタイプのなかで親指トラックボールを長年使ってきました。5本の指の中でもっとも可動域が広いのは親指だということと、持ち方がマウスと似ているので、マウスを持ったときの違和感が少ないことがポイントです。ちなみに、せっかく親指で押しやすい位置にあるんですから、[無変換]キーや[変換]キーも積極的に使う方がいいと思います。私はこんな感じにキーの割り当てを変更して使っています。

しかし、ワイヤレスマウスが当たり前になってもなかなかワイヤレスのトラックボールが出ませんでした。まあ、そもそもトラックボール自体がほとんど使われていない上に、本体を動かすマウスに比べて動かさないトラックボールはワイヤレス化するメリットがあまりありませんから。しかし、持ち歩くことが多いノートPCでは自分の席にいるときにだけトラックボールを使いたいわけで、その際にいちいち抜き差しせずにおきっぱなしにしておけるのは大変にありがたいのです。

というわけで、極少数の皆様待望のワイヤレス親指トラックボールがロジクールM570なのです。わーい、うれしいなー。なんだかそれなりに売れているらしいですし、ユーザーも増えて今後も新製品が出続けてくれると嬉しいです。

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アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナのドキュメンタリー映画です。アイルトン・セナが何者かはあえて説明するまでもないと思います。お台場で月曜のレイト・ショーでMilueと観てきました。

ここ数年で現役F1ドライバーだけでなく、セナプロ時代のドライバーも見分けられるようになったMilueです。勉強家ですね・・・つか、ちょっと教育しすぎかな(笑)

映画は基本的にポルトガル語。まず、新人時代のセナの圧倒的なパフォーマンスをトールマンでプロストを後一歩で追い詰めた雨のモナコから紹介します。そして、ロータス時代をさくっと終えて(ピケも中嶋もふれられもしません^^;;)、マクラーレンでのセナ・プロの確執をじっくり。基本、セナ視点です。プロストは悪者ね。

しかし、セナ・プロ時代は常にクライマックスが鈴鹿だったんですね。こうやってドキュメンタリーとして改めて構成してみると、どれだけ日本のF1ファンが恵まれていたのか、なぜこの時代の日本で異常なまでのF1ブームが生じたのか、納得がいきます。

私がF1を見始めたのは90年の鈴鹿からなので、セナプロ対決の後の出来事は基本的に知らないことがないことばかりです。が、自身が高校生のころに家の小さなテレビで必死に観ていた映像を、おっさんになってまた劇場で観るというのは不思議なものでした。91年のブラジルGPで勝利して絶叫するセナが失神してピットに運ばれたあとの様子や、激痛に堪えて表彰台の上でトロフィーを担ぎ上げようとする様子は感動的でした。

このGPに限らず、セナが活躍していた当時に貧困にあえぐブラジル国民がどんな様子で、それ故にアイルトン・セナがブラジル人にとって、それだけ希望であり熱狂の的であったかがじっくりと描かれています。それは、日本でF1を観ているとわからない感覚なので感心しながら観てました。

そして、一方でセナという人間が持っていた恐ろしいばかりの勝利への妄執も、ジャッキー・スチュワートからの「あなたがここ数年でもっともクラッシュの多いドライバーだが、それについてどう思う?」という意地の悪いインタビューに対して、躍起になって否定し、不満を爆発させるセナとして映画で語られていました。

そして、91年の日本GPで3度目のチャンピオンを決めたシーンがあり(ベルガーに譲った事件はまったくふれられなかったよ!)、92年、93年はさらっと(ドニントンの1周目もカットだよ!)。そして、運命の94年。

いやぁ・・・判っていても辛い映像です。穴が開いたモノコックから丸見えになってしまったラッツェンバーガーの体。最後にぴくりと動いたきり、動かなくなってしまったセナのヘルメット。あの頃、繰り返し観た映像ですが、もう10年近く観ていませんでした。先日買った総集編DVDにも入っていませんでしたし、あえて観たいとは思わないという気持ちでした。あれから16年が経ち、あの映像を観た自分が、あの頃の胸が締め付けられるような気持ちとは違い、何か、しんみりとした気持ちになるのが不思議でした。

そして、これが日本以外の国で放映されるバージョンでも同じということはないと思うのですが、あの時、フジテレビで放映された川井さん、塩原アナ、今宮さんの三人がピット前でセナの訃報を伝える場面が流れます。言葉に詰まる塩原アナ。嗚咽する今宮さん。自分のコメントはしたり顔で語るものの、自分の番が終わった途端に苦痛に顔をゆがめる川井さん。

あの日、たしか放送ではF1中継が始まった途端、この3人の生放送でのコメントから入ったはずです。当時も今の地上波放送と同じようにF1は現地から数時間遅れで編集を入れての放送でした。しかし、当時は今と違い、F1の中継映像に放映局独自の映像を入れることができましたし、ピットへカメラとリポーターが入っていくことも今より難しくありませんでした。フジテレビもカメラを持ち込み、グリッド上やレース後の日本人ドライバーのインタビューを放映していました。

そのカメラに向かって、放送が始まるなり塩原アナが「アイルトン・セナが事故で重篤な状態にあり、病院に搬送された」という内容のコメントを伝えました。こんなことはそれまでの中継ではまったくなかったことですし、すごく驚きました。その時、ラッツェンバーガーの事故のことを知っていたのかどうか(もう、NiftyservのFMOTOR4は見ていたとは思うのですが・・・。まだ、予選結果をダイヤルQ2から得ていた時代だったかな?)覚えていません。しかし、F1を見始めて4年目で、それなりに酷いクラッシュも見慣れていましたので、まさか、F1のクラッシュで人が死ぬとは思っていませんでした。

その後、レース開始の場面から放映が始まり、セナがクラッシュ。その場面を観ても、当時はまさかセナが死ぬとは露ほども思っていませんでした。全日本F3000の中継で、鈴鹿の1コーナーで小河等が死ぬ場面も観ましたから、今でもモータースポーツで人が死ぬことはあるんだと判っていましたが、F1は特別で酷いクラッシュでもカーボンモノコックの中の人間は守られているんだと信じていました。

そして、中継が突然中断されて、この映画で使われたセナの訃報を伝える生放送が入りました。あの時と同じように唐突に、スクリーンに日本の中継がインサートされて驚きました。

あのサンマリノGPをきっかけにして、F1は大きく変化しました。それには良かったことも、悪かったことも様々あります。ただ、この16年でマシンの安全性が高まったことは間違いありません。ヘルメットの安全基準も高まり、ドライバーの首はHANSとプロテクターで守られています。サイドインパクトに対するクラッシャブルストラクチャーの装備が義務づけられ、ラッツェンバーガーのようにモノコックから体がむき出しになるなんて考えられません。正面からの衝突安全基準が高くなったことにより全ての車がハイノーズとなり、FW-16のようなスタイルの車はもうありません。

それでも、去年、今年だけをとっても、マッサのように脱落パーツが頭部を直撃したり、モナコのラスカスであわや首をもぎ取らんばかりの位置を衝突した車が飛び越えていったり、ウェバーのように宙を舞ったり、運が悪ければドライバーが命を落とすような事故は珍しくありません。今でも、このサンマリノGPのようなことは起こりえるのだということを、忘れてはいけないし、この94年のサンマリノGP当時、たった6歳だったドライバーがチャンピオンを争うほどに長い年月が経ったからこそ、もう一度語られる意味があるのかもしれません。

逆に、映画が終わった後、後ろの方の席で観ていた女性が、「シューマッハって、セナと一緒に走ってたんだねー。知らなかったー」と言っていました。うーん、改めて考えると、やっぱ、シューマッハとバリチェロってすっごいなー

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変わり餃子大会

もうすでにバックナンバーになってしまっていますが、「今日の料理ビギナーズ」の9月号は餃子の特集です。ここでいくつかの変わり餃子が紹介されていて、面白そうなのでそのレシピを参考にいくつか変わり餃子を作って楽しんでみました。

今回作ってみたのは以下の9種類です。

  1. 炒り卵納豆
  2. レンコン
  3. もやし
  4. トマトベーコン
  5. ツナシイタケ
  6. カレー
  7. チンゲンサイとチクワ
  8. 味噌
  9. ツナクリーム

炒り卵納豆

炒り卵と納豆とネギのみじん切りを混ぜて、塩・コショウで味付けました。うーん、圧倒的に納豆。卵入ってるとか関係ありません。ちょっと主張が強すぎます。ひき割り納豆にして、豆腐とまぜて種にするぐらいがよかったかも

レンコン

鶏ひき肉にすりおろしたレンコンと刻んだレンコンを入れます。しゃくしゃくした食感がステキです。おいしい。

もやし

こちらは豚ひき肉。ひげ根を取ったもやしを入れます。こっちは食感よりジューシーに仕上がるのが魅力かも。正統派な味です。

トマトベーコン

トマト、たまねぎ、ベーコン、パセリを刻んで、粉チーズを入れます。思わず笑っちゃいますが、これは餃子じゃなくてパスタ。でも、おいしい。これは応用が効きそうだなあ。

ツナシイタケ

鶏ひき肉とツナをまぜて刻んだしいたけを入れました。雑誌ではしいたけではなく長いもでした。和風な味に仕上がっておいしいです。

カレー

ゆでたジャガイモと豚挽き肉を混ぜて、カレー粉をたっぷり。これも国境を越えました。これは餃子じゃなくて、サモサです。インパクト十分で、かつ、味にハズレなし。

チンゲンサイとチクワ

雑誌ではほうれん草と油揚げだったんですが、チンゲンサイとチクワに変更。要は、おひたしを包んでるようなもんですな。あっさりのおひたしが炭水化物と合体して、しっかりしたおかずになりました。これ、ゆでたら普通に和食のおかずだ。おいしいです。

味噌

しょうゆの代わりに味噌で味をつけたバージョンを作ってみました。違和感がなさすぎて、言われないとわかりません。おいしいけど、ある意味失敗。

ツナクリーム

ツナとマスカルポーネとオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクを混ぜました。が、これは国境は越えず。しっかりと餃子のままでした。味はOK

今年の忘年会はこんな感じで餃子大会にしようかな


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・・・絶句/新井素子

最初に読んだ新井素子が「チグリスとユーフラテス」で、SF大会でも何かにつけて名前を聞くものですから、新井素子はすっかりハードなSF作家だと思ってました。「扉を開けて」を読んで、「そうでもないな」とも思いましたが、いや、これははっちゃけてるなあ

今日の早川さん」のCOCOさんの表紙で新装版がでるということで、この機会にと読んでみたんですが、いやあ、はっちゃけてる。この文体が後々「チグリスとユーフラテス」に繋がる感じも判るんですが、てにをはが極端に省略された女子高生文体に、中2病的キャラ設定の登場人物(まあ、中2まるだしな物語中の作者に造形されたキャラなので賞がないんですが)達、強引なメタフィクションにいきなり宇宙規模の大事件と、ご都合主義まるだしの解決。若い!いやー、いろんな意味で若いです。

それでも既に上下巻をスルスルと読ませるだけの勢いと力があるので、若い芽は摘んじゃいかんなということなんでしょうか(笑)

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劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ

なんだかすっごい昔のような気がするマクロスFの劇場版前編のBDを買いました。BD版にはPS3のゲームが入ってたりしますが、動かしてみたけどなんのこっちゃよくわからないのでスルーします。

さて、物語の方は・・・えーっと、とにかくシェリルのライブがスゲェ。で、それを中心になるようにドラマが再構成されてます。TV版で言えば7話までと言えば、最後の盛り上がりは判りますね?という感じですが、ストーリーはかなりいじってあります。ランカとアルト、アルトとシェリル、シェリルとランカに映画のスタート時点で繋がりが設定されていて、スムーズな展開。ギャラクシー側の陰謀も少し様子が異なるようです。

まあ、そんな細かいことはどうでもよくて、2回のシェリルのライブががつーんと盛り上がるようなストーリーになってますしコンパクトにまとまっているので、「流行ったらしいけどマクFってどんなの?」という人が観るのにもちょうどいいんじゃないでしょうか。

これは後編はかなり楽しみだなー。来年の2月ですか。期待しています。後編は劇場に行こうっと。

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F1 2010

最近のことはあまり知りませんが、なんとなくF1のゲームってクソゲーの印象があります。というわけで、日本GPにあわせるかのように久しぶりにコンシューマーで発売されたこのゲーム。そんなに期待をしていなかったし、まあ、いつか買うんじゃないかなあとは思ってましたが、評判を聞いてからかなと。

さて、今年の日本GPは先日、インディ・ジャパンを一緒に観に行った高校の同級生のkurumicsを家に呼んで、ぐだぐだとダベりながら観戦することにしました。

せっかくだからこのゲームも一緒にケナして楽しもうと急遽、購入。これとGT5のために、kurumicsもPS3ごと購入とのこと。遅めに購入したからか、Amazonさんはなぜか堺から発送。土曜日に届いて早速、遊んでみました。

kurumicsといっしょに遊ぼうと思っていたので、持っていなかった二つ目のコントローラーも買ったんですが、2人プレイはありませんでした。しかし、PS3が2台あればLAN対戦可能とのこと。よし、PS3も担いでこい!

さて、まずはコースを覚える必要のない鈴鹿を走ってみます。・・・やー、けっこう難しい。標準コントローラーではアクセルコントロールはある程度できてもステアリング操作が難しい。でも、なかなか楽しいです。ハンドルコントローラーは高いし邪魔だし、悩んでます。最近のハンドルコントローラーは本格的すぎて・・・。フォースフィードバック無し、パドルでアクセルブレーキのDCの標準ハンドルコントローラーが好きだったんですが。あれと同じぐらいのスペックで5000円以内とかで出ないんですかねぇ。

ストーリーモードもやってみました。トロロッソを選ぶとチームメイトはブエミ・・・ということは、アルグエルスアリになりかわり。まずはコースを覚えないと話になりません。フリー走行のモードで走り込みます。予選通過目標が示されるので、その順位になるまでひたすら走り込み。コースをカットするとその周のタイムが無効になるので、タイムが記録されるまで一苦労。レースを走るには安定してコースに留まってそれなりのタイムを出せるまで練習する必要があります。正直、フリー走行の1時間制限一杯ぐらい頑張っちゃう感じです。ヘタクソですいません。ある程度慣れてくると、COM車と併走できます。後でリプレイを観られるのが嬉しいですね。

LAN対戦も普通に楽しい。私が学生だった頃はゲーセンでしか出来なかったことが、家で普通に出来ちゃうんだからすごい・・・んですが、二人ともヘタクソ過ぎてバトルになりません。画面に2台とも映ることの方がまれなんだから、困っちゃう。

さすがにオンラインはできるレベルにないのでやりません。

とりあえず、ストーリーモードを一通りやれば、F1のサーキットは全て覚えられます。それだけで観戦が楽しくなること請け合い。ただ、一通りって何十時間なのかが問題かな?(笑)

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F1GP#16 日本GP

モンツァとシンガポールの結果を書くのをサボってしまいました。驚きのアロンソの2連勝だった訳ですが、モンツァはフェラーリの意地、シンガポールはアロンソの腕という感じでした。クラッシュゲートでけちはつきましたが、アロンソは本当にシンガポールが得意ですね。そしてハミルトンの2連続ノーポイントは辛い。

さて鈴鹿ですが、何もなければレッドブルという戦前の予想は全く覆ることなく、力をたっぷり余らせての1-2フィニッシュ。ここは流石にウェバーもベッテルには敵いそうにないと思ってる様ですね。まあ、ベッテルの真後ろでゴールすればチャンピオンシップ的には問題ないわけで、ここは大人しくしておくのがおりこうさん。それでも、最終ラップにベッテルからファステストラップを奪うあたりが根性悪(笑)

それにしても、またもや悪天候での変則開催になりました。過去にも雨で中断の2ヒートレースや、台風で土曜日がとんでの日曜予選、嵐の富士など、意外に日本GPは天候にレース結果どころかレース運営自体が翻弄されることが多いです。今年も土曜日は大雨で予選順延になってしまいました。それでも運営もチームもお客さんにもたいして混乱がみられないところが、鈴鹿の歴史の重みなんでしょうか。

そして、可夢偉は今回も目の覚めるレースをみせてくれました。というか、レース中盤は正直、退屈なレースでしたが、タイヤを変えた後の可夢偉の活躍は素晴らしすぎます。これまで鈴鹿のヘアピンであんなオーバーテイクショーをみせた人はいません!

そもそも、今のF1マシンではヘアピンがもっとも有効なオーバーテイクポイントであることを決勝開始前に理解していたお客さんはどのぐらいいたでしょう。でも考えてみれば確かにその通りで、今のF1ならあそこが1番のチャンスです。

理想的なオーバーテイクポイントは俗に「高速コーナー後に長い直線があり、ストレートエンドにブレーキングの難しい低速コーナーがある」部分です。マシンとドライバーの能力の差が出易い高速コーナーで車間を詰めて直線でスリップストリームに入り、ブレーキング勝負に持ち込むのが、オーソドックスな形です。

鈴鹿のレイアウトならばまず考えられるオーバーテイクポイントは1コーナーです。車重が重くて加速がゆっくりのGTでは最終シケインから前車の背後でピッタリと後ろについて強烈なスリップを使う事ができます。

しかし、機敏なフォーミュラカーでは後車がシケインをクリアする間に前車がマージンを持ててしまいますし、単なるストップ&ゴーのシケインでは腕の差もでません。そこで、次にオーバーテイクポイントになるのが、シケイン。スプーンを上手くクリアして130Rでのコーナリングをバッチリ決めれば、相手のテールにピッタリとついて、シケインの侵入で並びかけることができます。89年のセナ・プロを例に取るまでもなくリスクの高いパッシングになりますが、フォーミュラニッポンでは1番のオーバーテイクポイントはここでしょう。

ところが、F1がV8時代になってから、エンジンパワーにダウンフォースが完全に優ってしまう様になり、130Rはアクセル全開で通過できる、いわば「直線」扱いになってしまいました。となるとスプーンから西ストレート、130R、シケインまでが長い直線になります。しかし、ここを直線のように走る為にはダウンフォースがないとダメですから、テール・トゥ・ノーズで走るわけにはいきません。つまり、F1ではシケインはオーバーテイクポイントにならなくなってしまったのです。

となると、次に考えられるポイントはどこか。ドライバーの腕がでる中・高速コーナーの後、ブレーキング勝負できる場所…と考えれば、ヘアピンしかないんですが、実際にバンバンとオーバーテイクを見せられると、驚きという他ないです。

予選でハイドフェルドに先行されて、決勝でもどうかなーという展開でしたが、見事に不安を打ち砕いてくれました。可夢偉すげー

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勝手にふるえてろ/綿矢 りさ

綿矢りささんは「インストール」以来のファンです。ルックスも好みなんですが(笑)、独特の才走りまくった文体とそこに漂う砂漠のような荒廃した寂寥感が素晴らしい。

ただ、この人って若くして賞を取って注目された高校生の時からそうでしたが、まだ作家になってないか、なる気がないんじゃないかと思わされます。学生のうちは「学生が本分ってことなのかな?」と思ってましたが、職業作家になったらしい今でも印象が全然変わりません。今回も久しぶりの新作なんですが、実はデビュー以来、ずっと3年おきのペースなんですね。村上春樹じゃないんだから、その執筆ペースでは食べていけないでしょう。週刊ブックレビューのゲストに呼ばれた時に、この作品とは別に難産な作品があって、そっちが完成しないのでこれを半年ぐらいで書いたと応えてましたが、ファンとしては半年でこれが書けるんなら、もっとたくさん読みたいよというのが本音です。

さて、「勝手にふるえてろ」ですが、これまた自意識系の固まりみたいな主人公です。主人公が男性だと割にラノベとかで無くもない読む人を嫌な気持ちにさせるネタですが、女性主人公では難しい・・・というか、商業的に成立しませんな。この主人公は少女時代の美しい恋に閉じこもって・・・というと聞こえはいいですが、見事に単なる自意識過剰のダメな人(笑)。人によっては、もうこの主人公のことがイライラして読んでいられないと思います。間違いなく恋愛小説じゃないです。綿矢さん自身が「蹴りたい背中」を「黄ばんだ青春もの」と呼んでましたが、これは女性にとっての「青春の終わり」の話で、それもかなーりしょぼくれた青春です。

なんせずーっと子供の頃好きだったイチという冴えない男の子のことを引きずってるんですが、その彼との一番の思い出が、運動会で整列して座っているときに話しかけてくれた・・・なんて、悲しいほどになんでもない出来事なんです。でも、じゃあお前の輝かしい青春の思い出ってなんだよって言われたら、ここまで酷くないにしてもそんな少女マンガのネタになるような美しい思い出があるわけではないですし、「中高生時代に美しい恋の思い出なんてないぞー」なんて暗黒の学生時代を自慢げに話すような輩は実はこの程度の記憶を大事に持っていたりするものなんじゃないでしょうか。

通学電車の中で気になる女の子がいて乗る電車をあわせてたとか、ファストフードのバイトの女の子と何気ない会話で笑わせることに成功したとか、そんな思い出だってみんな心の片隅にひっしと隠し持っているものですよね。あまりの主人公のなんでもなさぶりにそんなことまで思い出してしまいます。

で、こんなしょぼくれた主人公が全然タイプじゃない男性から口説かれて、流されて、流されまいとして、青春を終わらせて、くっつくというのが全体のあらすじ。途中、何の事件も起きません。でも、気になる描写はどんどん出てきます。そもそも、初恋の子のあだながイチだからといって、口説いてくる男をニと呼ぶ主人公の嫌な奴っぷりが素敵すぎる(笑)。表題の「勝手にふるえてろ」と主人公が感じる感じ方もなんとも言えないし、ラストの持って生き方も本当になんでもない、ありきたりの場面なのにニを受け入れる瞬間に二と呼ぶのを止めて名前を呼ぶ(これが、本の中ではじめて二の本名が出てくる場面で、そしてその瞬間この話終わるんです。ヤナカンジ^^;)というのもセンスに溢れていて、やはり、綿矢りさはすごいです・・・が。

それにしても

あまりにも読者に対するサービス精神がなさ過ぎますよ!「インストール」の構成の巧みさからいって、この人は面白いストーリーを組み立てることができないわけではないと思います。もちろん、「インストール」は応募作だったので、「女子高生が小学生と組んでエロチャットのバイト」というセンセーショナルな状況を作る必要があり、否応なくそうしたんだと思いますが、その後、「蹴りたい背中」「夢をあたえる」とどんどんストーリーがしょーもなくなっていって、今回、これ以上は無理だろうというぐらいにつるつるてんになってます。綿矢りさの文体と描写力は十二分に楽しめますが、さすがにもうちょっとエンターテイメントでもバチは当たらないだろうと思いますよ?まるで、絵とコマ割りはピカイチだけどストーリーが作れないマンガ家さんみたいです。誰かが原作を担当してあげればいいのかなあ?

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